1.おもちゃソフトの楽しみ(Writing toy software is a joy)
おもちゃプログラムを書くことの喜びと利点について述べられています。おもちゃプログラムとは、実際の製品として使用することを目的としないシンプルなソフトウェアプロジェクトで、学びや創造性を促進するのに最適です。著者はリチャード・ファインマンの言葉に触発され、自分自身のツールを作ることが、ただ読むだけよりも理解を深める助けになると強調しています。
おもちゃプログラムの重要性は、AIや商業化によって薄れているソフトウェア開発の楽しさを再燃させることです。シンプルさが鍵であり、おもちゃプログラムは20%の努力で80%の機能を達成することに焦点を当てるべきです。コードを複雑にしすぎないようにしましょう。
おもちゃプロジェクトに取り組むことで、プロフェッショナルな仕事にも役立つ貴重な洞察が得られることが多いです。これにより、開発者はソフトウェアの制約を理解し、革新的な解決策を思いつくことができます。
著者は、正規表現エンジンやチェスエンジンなど、試してみるべきおもちゃプロジェクトのリストを提供し、それぞれの難易度や所要時間の見積もりも示しています。探索の価値についても触れ、AIのようなツールに頼りすぎず、挑戦を乗り越え未知を受け入れる学びのプロセスを大切にすることを勧めています。
要するに、おもちゃソフトウェアを書くことはプログラミングの理解を深め、コーディングへの情熱を再燃させる楽しい方法であり、貴重なスキルを学ぶ手段となります。
2.パワーマックG3の隠し玉(Finding a 27-year-old easter egg in the Power Mac G3 ROM)
ダグ・ブラウンは最近、27年以上前のPower Mac G3のROMに隠されたイースターエッグを発見しました。彼はHex Fiendというツールを使ってROMを調べている際、Macモデルに関わった人々のJPEG画像を見つけましたが、その表示方法は不明でした。彼は「secret ROM image」というラベルの付いたリソースに手がかりを見つけ、これが隠された画像を表示するために使えるのではないかと疑いました。
コードを調査し分析した結果、ブラウンは「secret ROM image」という正確なフレーズでRAMディスクをフォーマットすることでイースターエッグを起動できることを突き止めました。協力者の助けを借りて、彼は無事にその画像を「The Team」というファイル名で表示させることに成功しました。このイースターエッグはこれまで発見されておらず、1997年にスティーブ・ジョブズがイースターエッグを禁止する前の最後のものの一つである可能性があります。ブラウンは、Macチームに関わった人々にこの秘密についての思い出を共有するよう呼びかけています。
3.PlasticList – Plastic Levels in Foods(PlasticList – Plastic Levels in Foods)
要約がありません。
4.スターシップ: シンプルで速いシェルプロンプト(Starship: The minimal, fast, and customizable prompt for any shell)
Compatibility FirstWorksは、さまざまなオペレーティングシステムで広く使われているシェルと互換性があります。そのため、どこでも利用することができます。
5.Basic Facts about GPUs(Basic Facts about GPUs)
要約がありません。
6.MCPが世界を飲み込む(MCP is eating the world)
モデルコンテキストプロトコル(MCP)は、大規模言語モデル(LLM)を使ったエージェントやワークフローの構築において人気が高まっています。従来の統合方法は複雑な設定が必要で、信頼性の問題も抱えていましたが、MCPはこれを簡素化しています。MCPが成功している理由は以下の通りです。
まず、最近のLLMは信頼性が向上しており、エラーが減少しています。これにより、ワークフロー内でのエラー処理が大幅に軽減されます。次に、MCPはベンダーに依存しない方法でツールを定義できるため、異なるプラットフォーム間での使用が容易になります。これにより、別々の設定を行う必要がなくなります。
さらに、MCPは開発者が簡単にツールを作成し、共有できるように、使いやすいツールやソフトウェア開発キット(SDK)を提供しています。これにより、開発が迅速に進むことが可能です。また、OpenAIやGoogleなどの大手企業がMCPを採用しており、これがツールやリソースの強力なエコシステムを生み出し、コミュニティのさらなる関与を促進しています。
全体として、MCPはその効果と勢いから、テクノロジーの分野において持続可能な解決策として評価されています。
7.ノルディック、メムファルト買収(Nordic Semiconductor Acquires Memfault)
ノルディックセミコンダクターは、接続された製品を管理するためのクラウドプラットフォームであるメムファルトを買収しました。この買収により、ノルディックはハードウェア、ソフトウェア、クラウドサービスを組み合わせた完全なチップからクラウドまでのプラットフォームを構築できるようになります。これにより、IoTデバイスの開発と管理が簡素化されます。
ノルディックセミコンダクターは、単なるハードウェア提供者から包括的なソリューションプロバイダーへと進化しました。新しいプラットフォームは、接続された製品のセキュリティとパフォーマンスを向上させるための継続的なソフトウェア更新を可能にします。メムファルトのサービスがノルディックの製品に統合されることで、IoTデバイスの信頼性と管理が向上します。
ノルディックは、顧客が革新を進める一方で、製品の信頼性と最新性を維持できるよう支援することを目指しています。この買収は、顧客の信頼と体験へのノルディックのコミットメントを強化し、既存のメムファルトの顧客に対する継続的なサポートを約束します。
全体として、この動きはノルディックの半導体市場における地位を強化し、エッジAIやセキュリティにおける能力を向上させます。
8.オアシス:3Dプリントのスマートテラリウム(Oasis – an open-source, 3D-printed smart terrarium)
Oasis Terrariumプロジェクトは、植物を育てるために設計されたオープンソースの植物用エンクロージャーです。このプロジェクトの主な特徴には、強力なLEDライト、内蔵の水タンクとミスト装置、空気の流れを促すファン、温度と湿度を測定するセンサー、リモート操作と監視が可能なWi-Fi接続があります。
このプロジェクトは、COVIDの影響で始まり、Raspberry Piと基本的な部品を使用して開発されました。数ヶ月にわたりデザインを改良し、2つの回路基板バージョンと多くの3Dプリントプロトタイプを経て、最終版が完成しました。
詳細情報として、デモ動画、写真付きの詳細な組み立てガイド、インタラクティブな3Dモデル、電子回路設計に関する情報、3Dプリント可能なモデルなどが用意されています。これらのリソースは、プロジェクトのウェブサイトで確認できます。
9.Timdle – Place historical events in chronological order(Timdle – Place historical events in chronological order)
要約がありません。
10.双子ロボットのAI革命(Gemini Robotics On-Device brings AI to local robotic devices)
ジェミニロボティクスのオンデバイスは、2025年6月24日に発表された新しいAIモデルで、ロボットデバイス向けに設計されています。このモデルは、ロボットが複雑な作業を迅速かつ効率的に行えるようにし、ネットワーク接続がなくても機能します。
主な特徴としては、一般的な器用さがあります。このモデルは、自然言語の指示に従って、バッグのファスナーを開けたり、衣服を畳んだりするなど、幅広い作業をこなすことができます。また、オンデバイスで動作するため、ロボット上で直接実行され、接続が不安定な環境でも遅延が少なく、パフォーマンスが向上します。
適応性も高く、開発者は特定の作業に合わせてモデルを微調整することができ、50から100回のデモンストレーションで対応可能です。さらに、クロスロボット互換性があり、最初はALOHAロボットで訓練されましたが、フランカFR3やアポロヒューマノイドロボットなど、他のロボットにも適応できます。
また、同社は開発者がモデルをテストし、カスタマイズするためのソフトウェア開発キット(SDK)も提供しています。
安全性の観点から、ジェミニロボティクスのオンデバイスの開発は、責任あるAIの実践に沿ったものであり、モデルが社会にとって安全で有益であることを確保しています。
この取り組みは、ロボットシステムの能力を向上させ、ロボティクスコミュニティの革新を促進することを目指しています。
11.トークン化の苦い教訓(The Bitter Lesson is coming for Tokenization)
この記事では、機械学習におけるトークン化の伝統的な手法から、より効率的な代替手法への移行の可能性について論じています。特に、言語モデル(LLM)の文脈での変化に焦点を当てています。
トークン化は、特にバイトペアエンコーディング(BPE)などの手法を用いて、テキストモデルの語彙を圧縮しますが、トークンの不適切なモデル化や効率の悪さなど、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。これにより、モデルの性能が妨げられることがあります。
「ビター・レッスン」という概念が紹介されており、これは大量の計算資源とデータを活用する一般的な手法が、専門家が作成した技術よりもしばしば優れていることを示唆しています。この原則は、トークンを使用しないモデルの探求を促しています。
新たに注目されているモデルとして、バイト潜在トランスフォーマー(BLT)が挙げられています。このモデルは、トークン化を排除しつつ、バイト列の処理方法を動的に決定するメカニズムを通じて、性能を維持または向上させることを目指しています。
初期の結果では、BLTが従来のトークン化手法よりもいくつかのタスクで優れた性能を示し、スケーラビリティと効率性が向上していることがわかっています。これにより、計算コストの削減やさまざまなアプリケーションでの性能向上が期待されます。
今後の方向性については、トークンを使用しないモデルが言語モデルの開発や利用方法を再構築する可能性について考察されています。継続的な研究がこの分野でのさらなる進展につながる可能性があると示唆されています。全体として、この記事は機械学習におけるトークン化の再考と、生データをより効果的に活用する手法の探求の重要性を訴えています。
12.秋のオープンインフラ(Autumn – Open-source infra over Stripe)
Autumnは、Stripeの上で動作するオープンソースのツールで、支払いと価格管理を簡素化します。これにより、開発者はさまざまな価格モデルや機能の権限、請求プロセスを簡単に扱うことができます。複雑なコードを書く必要がなく、チェックアウトやアップグレード、失敗した支払いの処理を一つの関数呼び出しで行えるため、支払いフローを簡単に管理できます。また、使用状況を追跡する方法もシンプルです。
Autumnを使用する主な利点は、まず請求の簡素化です。Webhookの処理や権限管理など、請求インフラの管理が容易になります。次に、柔軟な価格変更が可能です。企業は、アプリの請求ロジックを再構築することなく、Autumnのユーザーインターフェースで簡単に価格を更新できます。
Autumnは、特に迅速に動く創業者や技術的な知識が少ない開発者にとって非常に便利です。ユーザーは公式ウェブサイトでプロジェクトを無料で試すことができ、コードはGitHubで入手可能です。ツールの改善のためのフィードバックも歓迎されています。
13.スマホ再生マイコン(Circular Microcomputers embedded and powered by repurposed smartphone components)
シトロニクスは、再利用されたスマートフォンの部品を使って作られた世界初の円形マイクロコンピュータを発表しました。これらのコンパクトなコンピュータは多機能で、4G LTE、WiFi、Ethernet、強力なマルチコアCPUを搭載しており、さまざまな用途に適しています。1台から10,000台までスケール可能です。
このマイクロコンピュータの主な特徴は、持続可能な生産です。シトロニクスは、使われなくなったスマートフォンを大規模に組み込みコンピュータに変換しています。また、オープンソースのLinuxベースのオペレーティングシステムで動作し、さまざまな製品開発ニーズに応じて適応可能です。プロトタイピングや教育目的のための開発キットも提供されており、ユーザーがプロジェクトを評価するのに役立ちます。さらに、サイズ、性能、コストを最適化するためにカスタマイズされたマイクロコンピュータも提供しています。
サポートサービスとしては、デバイスの安全な管理と監視を行うクラウドサービスや、製品の最適化を支援する専門的なトレーニングを提供するエンジニアリングサポートがあります。
シトロニクスのマイクロコンピュータは、エネルギー管理、教育、産業オートメーションなど、さまざまな分野で使用されており、その多様性を示しています。持続可能性においても、同社は持続可能な技術のリーダーとして位置づけられ、各デバイスの展開によって炭素排出量を大幅に削減できると主張しています。
興味のある顧客は、専門家との電話予約や円形マイクロコンピュータの予約注文が可能です。
14.DockerでPipからUvへ(Switching Pip to Uv in a Dockerized Flask / Django App)
この記事では、Dockerを使用したFlaskやDjangoアプリケーションで、pip
からuv
に切り替える方法について説明しています。この切り替えにより、アプリケーションの速度が大幅に向上します。
まず、依存関係の管理についてです。requirements.txt
ファイルをpyproject.toml
ファイルに置き換えることで、uv
が自動的にロックファイルを作成し、適切な依存関係のツリーを構築します。
次に、Dockerfileの調整が必要です。依存関係をインストールする前に環境変数を設定し、uv
とそのバイナリが正しくインストールされ、システムパスに含まれていることを確認します。また、pyproject.toml
ファイルから依存関係をインストールするためのコマンドを使用します。
依存関係のインストールには、シェルスクリプトを利用して管理します。これには、ロックファイルの確認や同期も含まれます。uv add
、uv remove
、uv outdated
といったコマンドを使うことで、依存関係を簡単に管理できます。
さらに、切り替え手順やコマンドの使用方法を示したデモ動画も用意されています。このuv
への移行は、依存関係の管理を簡素化するだけでなく、アプリケーションのパフォーマンスも向上させます。
15.ハスケルで解くLinkedInの女王(Solving LinkedIn Queens Using Haskell)
この文章では、Haskellを用いてN-クイーン問題の変種を解決する方法について説明しています。この課題は、Nサイズの色付きボードにN個のクイーンを配置し、各行、列、色の領域にちょうど1つのクイーンが含まれるようにし、さらに2つのクイーンが対角線上に隣接しないようにすることです。
まず、N-クイーン問題の定義について触れています。この問題では、特定のルールを守りながらクイーンをボードに配置する必要があります。著者は、Data.Arrayライブラリを使用してボードを表現し、バックトラッキングアルゴリズムを実装して解を見つける方法を示しています。
バックトラッキングアプローチでは、クイーンを有効な位置に配置し、現在の配置が完全な解に至るかどうかを確認します。もしそうでなければ、異なる配置を試すために戻ります。部分的な配置の定義や、ルール違反がないかを確認する健全性、正しい数のクイーンが配置されているかを確認する完全性についても説明されています。
さらに、アルゴリズムの効率を向上させるためのいくつかの試みが紹介されています。具体的には、候補生成を迅速化するためにセルを排除としてマークしたり、早期に行き止まりを検出して不必要なチェックを避けたり、利用可能な選択肢のリストを維持して候補をより効果的に追跡したり、正しい配置を優先する戦略を使用したりしています。
さまざまなアルゴリズムのバージョンがSMTソルバーと比較され、速度と効率の向上が示されています。著者は、このような制約充足問題の複雑さと、ヒューリスティック計算と実行速度のバランスを取る重要性についても言及しています。最終的な解は簡潔で効率的であり、Haskellの関数型プログラミングの特徴を活かしています。
全体として、この文章はHaskellを用いた古典的な計算問題の解決におけるアルゴリズム設計と最適化の詳細な探求を示しています。
16.ルービン天文台の初画像(Vera C. Rubin Observatory first images)
NSFとDOEのヴェラ・C・ルービン天文台が初めての画像を公開しました。この画像は、星や銀河で満ちた宇宙の豊かな景色を示しています。特に、地球から約5500万光年離れたおとめ座銀河団に焦点を当てており、さまざまな天体が映し出されています。10年間にわたって収集されたデータは、天の川の形成、暗黒物質や暗黒エネルギーの性質、夜空の変化を追跡するための重要な質問に答える手助けとなります。
この画像は、わずか7晩で撮影された1100枚以上の露出から作成されており、天文台の広範囲かつ詳細な宇宙の景色を迅速に捉える能力を強調しています。約1000万の銀河が映っており、これは10年間の調査で観測される約200億の銀河のほんの一部に過ぎません。
さらに、ルービン天文台の先進技術により、小惑星などの太陽系内の動く天体を追跡することが可能になり、これらの天体に対する理解が深まります。また、天文台は超新星のような一時的な現象を自動的に監視し、天文学の研究に貢献します。
全体として、ルービン天文台のデータは宇宙に関する私たちの知識を変革し、宇宙に関する豊富な情報への前例のないアクセスを提供します。
17.クラウドフレアの7.3Tbps攻撃阻止(How Cloudflare blocked a monumental 7.3 Tbps DDoS attack)
2025年5月、Cloudflareは、7.3テラビット毎秒(Tbps)という記録的なDDoS攻撃を成功裏に防ぎました。これは、以前の記録である6.5 Tbpsを上回るものでした。この攻撃はCloudflareの顧客を標的にし、ネットワークに膨大なデータを送り込むもので、わずか45秒で9,350本のHD映画に相当する量でした。
攻撃は複数の手法を用いたもので、主にUDPフラッド攻撃が使われ、一部はさまざまな反射攻撃からのものでした。攻撃は161カ国にわたる12万2,000以上のIPアドレスから発信され、特にブラジルとベトナムからのトラフィックが目立ちました。
Cloudflareの高度なシステムは、自動的に攻撃を検知し、世界中の477のデータセンターで対処しました。その結果、正当なトラフィックに対する影響はありませんでした。この事件は、Cloudflareが強力なDDoS保護を提供し、安全で効率的なインターネットインフラを維持する能力を示しています。
18.ウェブ認証の破壊(Breaking WebAuthn, FIDO2, and Forging Passkeys)
従来のパスワードから「パスキー」への移行が進んでいます。パスキーはFIDO2の認証情報で、フィッシングや認証情報の盗難に対するセキュリティを強化します。しかし、これらのパスキーは複雑な技術プロトコルによって新たな脆弱性も生じさせます。
パスキーは、スマートフォンやセキュリティキーなどのデバイスに保存され、セキュリティの向上を目指しています。しかし、パスキーの実装には複雑な技術プロトコルが関与しており、適切に管理されないと悪用される可能性があります。著者は、ハードウェアセキュリティキーのリバースエンジニアリングを行い、FIDO2デバイスを模倣できるソフトウェア認証器を構築するプロジェクトについて説明しています。このプロセスでは、ブラウザと認証器間の通信をキャプチャして分析し、署名を検証し、ログインを自動化できるソフトウェア専用の認証器を作成します。このプロジェクトは、特に主要なウェブサイトが認証や署名の検証をどのように扱っているかにおいて、現在のセキュリティ対策の弱点を明らかにしています。
プロジェクトの主なステップには、CTAP2トラフィックのキャプチャと分析、登録および認証リクエストのデコードと検証、署名を再生できるソフトウェア認証器の構築、GoogleやGitHubなどのさまざまなプラットフォームに対するテストが含まれます。
調査の結果、多くのサイトが認証時に使用される認証情報の整合性を十分に検証しておらず、リプレイ攻撃に対して脆弱であることがわかりました。セキュリティを向上させるための推奨事項には、署名カウンターに対する厳格なチェックの実施や、機密性の高い認証APIへのアクセス権限の強化が含まれます。
パスキーは安全な認証の将来に期待が持てますが、その実装やユーザー体験には対処すべき脆弱性があります。セキュリティ研究者には、これらのプロトコルをさらに探求し、リスクを特定して軽減することが奨励されています。
19.ハードウェアの歴史(A brief history of hardware epidemics)
この記事では、これまでの間にMacに影響を与えた三つの重要なハードウェアの問題について説明しています。
一つ目は「キャパシタプラーグ」(1999年から2007年)です。この問題は、多くのコンピュータに使用された低品質のキャパシタが原因で、故障や過熱、さらには火災を引き起こしました。偽造キャパシタも大きな問題で、製造業者にとっては経済的な損失をもたらしました。Apple製品は比較的影響が少なく、2007年以降は問題がほぼ解決されています。
二つ目は「無鉛はんだの問題」(2006年から2017年)です。EUが電子機器における鉛の使用を禁止した後、多くの製造業者が無鉛はんだに切り替えましたが、これが特にノートパソコンのグラフィックカードの故障率を高める原因となりました。この期間中、Macを含む他のブランドでもグラフィックカードの故障が多く発生しました。
三つ目は「バタフライキーボード」(2015年から2019年)です。Appleは新しい薄型で安定したキーボードデザインを導入しましたが、多くのユーザーがキーが引っかかる、または繰り返し入力されるといった故障を報告しました。いくつかのデザイン変更や顧客からの苦情を受けて、Appleは2019年により信頼性の高いキーボードデザインに戻しました。
これらの課題にもかかわらず、Appleは顧客サービスにおいて良好な実績を持っており、保証が切れた製品でも故障品の修理や交換を行うことが多いです。
20.SQLite活用の生成強化(Retrieval Augmented Generation Based on SQLite)
Haiku SQLite RAGは、SQLiteを使用した情報検索強化生成(RAG)のために設計されたライブラリです。このライブラリの主な特徴は以下の通りです。
まず、ローカルで動作するため、追加のサーバーは必要ありません。また、Ollama、VoyageAI、OpenAIなど、さまざまな埋め込みプロバイダーに対応しており、自分自身のプロバイダーを追加することも可能です。ハイブリッド検索機能を備えており、ベクトル検索と全文検索を組み合わせることで、より良い結果を得ることができます。
ファイル監視機能があり、サーバーとして実行しているときに自動的にファイルをインデックス化します。さらに、PDF、DOCX、HTMLなど、40種類以上のファイル形式を扱うことができます。MCPツールを通じて機能を提供し、コマンドラインインターフェース(CLI)を使ってターミナルコマンドからすべての機能にアクセスできます。また、Pythonアプリケーションに統合することも可能です。
インストールは、uv pip install haiku.rag
を使用します。特定の埋め込みプロバイダーを追加する場合は、--extra voyageai
や--extra openai
のオプションを付け加えます。
設定は、環境変数を通じて監視するディレクトリや埋め込みプロバイダーの詳細を指定します。CLIコマンドには、ドキュメントのリスト表示、追加、取得、削除、検索が含まれています。また、ファイル監視やMCPサーバーの起動も可能です。
ファイル監視機能により、ファイルが追加、変更、削除されると、自動的にドキュメントストアが更新されます。MCPサーバーツールを使用すると、ファイルやURLからドキュメントを追加したり、さまざまな機能で検索したりできます。
Pythonでの使用に関しては、ドキュメントの作成、取得、更新、検索を管理するための非同期コンテキストマネージャーが提供されています。このライブラリは、ローカルで大規模なドキュメントセットを効率的に処理し、検索するためのカスタマイズ可能な埋め込みと監視オプションを備えています。
21.FICO、BNPLを信用スコアに導入(FICO to incorporate buy-now-pay-later loans into credit scores)
FICOは、今後クレジットスコアに「今買って後で払う」(BNPL)ローンを含めることを発表しました。これは、今年だけで9000万人以上のアメリカ人がBNPLを利用すると予想されているため、重要な変更です。批評家たちは、現在のクレジットスコアが借り手の返済能力を十分に反映していないと指摘しています。FICOは、消費者の返済習慣をよりよく理解できるようにするために、FICO Score 10 BNPLとFICO Score 10 T BNPLという2つの新しいクレジットスコアを導入します。
FICOとBNPLプロバイダーのAffirmによる調査によれば、複数のBNPLローンを持つユーザーの多くは、クレジットスコアが改善される可能性があるとのことです。しかし、一部の批評家は、BNPLが「幻の負債」を引き起こし、クレジットスコアに悪影響を与える可能性があると警告しています。2024年には、BNPLユーザーの約4分の1が遅延して支払ったという報告もあります。Affirmは、短期購入を信用情報機関のExperianに報告する計画ですが、これが従来のクレジットスコアに即座に影響を与えることはありません。
金融技術協会のCEOであるペニー・リー氏は、FICOのスコアモデルの更新を支持しており、これが責任あるBNPLの利用を正しく反映することになると考えています。
22.スヴァルボード:データハンド復活(Svalboard: Datahand Lives)
Svalboard Lightlyは、タイピング中の痛みを軽減し、快適さを向上させるために設計されたユニークなエルゴノミックキーボードです。このキーボードの主な特徴は以下の通りです。
エルゴノミックデザインにより、特別なキー機構を採用しており、磁気光学キーを使用しています。これにより、指の動きが最小限に抑えられ、手の疲労を大幅に軽減します。
調整可能な部品があり、さまざまな手のサイズや形状に対応できるため、誰でも快適にタイピングできます。
操作方法は、トラックボール、トラックポイント、またはタッチパッドから選べるため、使いやすさが向上しています。
さまざまなキーボードレイアウトに対応しており、QWERTY、Dvorak、Colemakなどをサポートしています。ユーザーは簡単にキーの再割り当てやカスタム機能の作成ができ、ファームウェアの書き換えは不要です。
DIY愛好者向けには、自分でキーボードを印刷して組み立てるオプションもあり、コミュニティのサポートを受けることができます。
Svalboardはモジュラー設計になっており、掃除や修理が簡単です。多くの部品は3Dプリンターで製造可能です。
ユーザーはDiscordコミュニティに参加し、体験やヒントを共有することができます。
全体として、Svalboard Lightlyは痛みのないタイピング体験を提供することを目指しており、タイピングの快適さと効率を向上させたい人に適しています。
23.絵文字の限界(Can your terminal do emojis? How big?)
絵文字は、ターミナルスクリプトの出力を視覚的に魅力的にすることができますが、使いすぎには注意が必要です。1978年に作られたVT100ターミナルは、DECDHLという機能を使って、より大きなテキストを表示することができます。この機能をサポートしているかどうかは、特定のコマンドを使って確認できます。
DECDHLと完全なUnicodeサポートを組み合わせることで、通常は存在しない新しい絵文字の組み合わせを作成することが可能です。ただし、すべてのターミナルが絵文字やDECDHLをサポートしているわけではありませんが、これらの機能を試すことでスクリプトをより楽しくすることができます。また、最近のターミナルソフトウェアであるKittyなどでは、テキストサイズの調整に関する現代的な代替手段も用意されています。
24.Amoeba: A distributed operating system for the 1990s (1990) [pdf](Amoeba: A distributed operating system for the 1990s (1990) [pdf])
要約がありません。
25.新しいFirefox拡張方針(New Firefox Add-On Policies)
Mozillaは、addons.mozilla.org(AMO)のアドオンポリシーを更新し、開発者にとってよりシンプルで明確なものにしました。これらの変更は2025年8月4日から施行されます。主な更新内容は以下の通りです。
まず、開発者は特定のユーザーグループ向けの拡張機能を公開できるようになりました。これまでは禁止されていたため、これは大きな変更です。
次に、ユーザーデータに関するポリシーの表現が明確になりました。今後はデータの送信にのみ焦点が当てられ、拡張機能の機能に必要なデータのみがユーザーの同意のもとで送信されることが許可されます。
また、拡張機能はプライバシーポリシーをAMOにホストする必要がなくなりました。開発者は自分のホストしたプライバシーポリシーへのリンクを提供できるため、これらの文書を更新しやすくなります。
さらに、新しいポリシーでは、userScripts APIはユーザースクリプトマネージャー拡張機能のみが使用できることが明記されており、スクリプトマネージャー自身の機能を変更するためには使用できません。
最後に、開発者は拡張機能のソースコードを提供する必要があり、すべての依存関係もパッケージ内に直接含めるか、公式のパッケージマネージャーを通じて提供しなければなりません。
これらの変更は、Firefox拡張機能の開発プロセスを簡素化することを目的としています。開発者からのフィードバックも歓迎されています。
26.アメリカの寿命、他国に劣る(The United States has lower life expectancy than most similarly wealthy nations)
アメリカの平均寿命は多くの裕福な国よりも低く、主な原因は慢性疾患ですが、交通事故や薬物過剰摂取、銃暴力といった問題も影響しています。現在のアメリカの保健担当官であるロバート・F・ケネディ・ジュニアは、公衆衛生政策において重要な変更を行い、労働力の削減やワクチン諮問委員会の再編成を進めています。彼は「アメリカを再び健康にする」という目標を掲げています。
アメリカは医療に最も多くの費用をかけているにもかかわらず、予防可能な死因や慢性疾患、特に心臓病や肥満の発生率が最も高い国です。研究者たちは、ケネディが慢性疾患に焦点を当てる一方で、物質乱用や銃暴力といった他の主要な死因を見落としていると指摘しています。また、アメリカは高い肥満率に悩まされており、これは不健康な食生活や普遍的な健康保険の欠如が影響しています。これにより、早期の診断や治療が妨げられています。
この記事では、若いアメリカ人の死亡率が上昇していること、特にCOVID-19による影響が大きいことが強調されています。慢性疾患に対処するためには、より良い医療への関与が必要です。平均寿命が低い要因には、物質乱用や銃による死亡率の高さが含まれ、国内各地で健康状態に大きな地域差があることも指摘されています。
27.天気観察(Weather Watching)
先月、ニューヨークで小雨の中を歩いていると、約半分の人々が傘を使っていることに気付きました。雨が強くなるにつれて、その割合は80%に増えました。この経験から、傘の使用状況を追跡するウェブサイトを作ることを思いつきました。ライブストリームを設定し、YOLOモデルを使って人々を検出しました。その後、検出した人々の画像をGemini 2.0 Flashに送信し、彼らの服装や傘を持っているかどうかのデータを取得しました。また、サイトのデザインはテレビの天気予報チャンネルに似せました。友人は、古いxkcdの漫画が時代遅れだと指摘しました。今では、手頃なビジョンモデルを使って、写真に鳥や傘が写っているかどうかを簡単に確認できるからです。
28.数学は混沌か秩序か?(Is mathematics mostly chaos or mostly order?)
この記事では、数学の分野における最近の進展、特に無限の概念について取り上げています。数学者のフアン・アギレラとその共同研究者たちは、「厳密なカーディナル」と「超厳密なカーディナル」という二つの新しい無限のタイプを提案しました。これらの新しい無限は、従来の無限の理解に挑戦し、数学の宇宙にはこれまで考えられていた以上の混沌が存在する可能性を示唆しています。
無限の研究は、ゲオルク・カントールによって進展しました。彼は、異なる無限の数の集合が異なる大きさを持つことを示し、無限の階層を作り出しました。しかし、新しいカーディナルはこの階層にうまく収まらず、他のカーディナルと組み合わせると予期しない挙動を示します。これは、さらに大きな無限の存在を示唆しています。
数学界では、これらの発見の意味について意見が分かれています。アギレラのように、数学の宇宙がより複雑で秩序がないことの証拠と見る人もいれば、ヒュー・ウーディンのように、整然とした宇宙の可能性を信じ、無限の包括的なモデルの構築に取り組む人もいます。
新しい発見に対する興奮がある一方で、無限の予測不可能な性質についての警告もあります。一部の数学者は、新しいカーディナルの妥当性と既存の数学的枠組みとの整合性を確認するために、さらなる証拠が必要だと主張しています。全体として、無限の探求は、数学の分野にはまだ多くの発見が残されていることを示唆しています。
29.FPGA誕生40年(The FPGA turns 40)
今年はFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)の40周年です。最初の商業的に成功したFPGAであるXilinx XC2064は、1985年に64の構成可能なロジックブロック(CLB)を搭載して発売されました。以来、FPGA技術は大きく進化し、AMDの最新FPGAのように890万のシステムロジックセルを備えた現代のデバイスは、当初のものとは比べ物にならないほどの性能を持っています。
現在のFPGAは、全体の処理システム、Arm®コア、高速トランシーバー、AI機能を含んでおり、前の世代よりもはるかに強力で多用途です。XC2064は当初55ドルで販売されていましたが、1999年の生産終了時にはわずか5ドルになっていました。
FPGAの導入により、電子設計者はデジタルロジックソリューションを作成する方法が変わり、より複雑な設計を1つのチップに収めることが可能になりました。1989年までに100万個以上のFPGAが販売され、これがXilinxの1990年のIPOやFPGA技術のさらなる革新につながりました。
初期のFPGAのプログラミングは、ブール式などの手動設計技術を用いるものでしたが、時間が経つにつれて開発ツールが進化し、ハードウェア記述言語(HDL)を使ったより効率的な設計プロセスが可能になりました。
現在、FPGAは航空宇宙、自動車、ロボティクスなどさまざまな分野で使用されており、技術の重要な役割を果たし続けています。
30.ASUSの危機(ASUSpicious Flaw – Users' Information Exposed Since 2022)
ASUSのMyAsusソフトウェアに深刻な脆弱性が発見され、2022年8月以来、何百万ものユーザーの情報が漏洩していることが明らかになりました。この脆弱性は、ソフトウェアが使用する二つのDLLファイル(AsusSSO.dllとAsusAPI.dll)にハードコーディングされた暗号化された認証情報が含まれていることから生じています。これらの情報は復号化されることで、高いアクセス権限を持つ認証トークンを明らかにすることが可能です。
この認証情報は、さまざまなAPIエンドポイントを通じて悪用される可能性があり、ユーザーのサポートチケットの詳細や個人情報(名前、電話番号、住所など)、さらにはRMA(返品承認)リクエストに不正にアクセスされる恐れがあります。
研究者はこの問題をASUSに報告し、脆弱性とその影響について詳しく説明しました。ASUSは最終的に脆弱性を修正しましたが、研究者を奨励するためのバグバウンティプログラムは提供しておらず、これにより未報告の脆弱性が闇市場で売られる懸念が高まっています。
また、研究者はASUSとのコミュニケーションを試みた経験を共有し、セキュリティ研究者に対するサポートの不足に対する不満を表明しました。この発見に関するブログ記事は2025年6月に公開されました。
31.NO FAKES法改悪(The NO FAKES act has changed, and it's worse)
NO FAKES法案は、生成AIによる誤情報や名誉毀損の懸念に対処することを目的としていますが、オンラインでの発言や革新に悪影響を及ぼす可能性があります。この法案は、パロディなどの正当な発言を十分に保護することなく、画像ライセンス制度を連邦化する広範な新しい知的財産権を導入しています。
改訂された法案は、無断で画像を作成するためのツールを含むように範囲を拡大し、開発者やサービス提供者に責任を課しています。これにより、ほぼすべてのインターネットのゲートキーパーが特定のコンテンツのアップロードを防ぐためのフィルターを導入する必要があり、過剰な検閲が生じる恐れがあります。
さらに、この法案は適切な監視なしに召喚状を通じてユーザー情報に簡単にアクセスできるようにしており、匿名の発言を脅かし、批判を萎縮させる可能性があります。
全体として、NO FAKES法案は、個人を本当に守ることよりもデジタル画像の商業利用を制御することに重点を置いているようです。これにより、革新が抑制され、オンラインコミュニケーションが複雑化し、解決すべき問題が増えるリスクがあります。
32.「ドラゴン王子」恐竜発見でT.rex系統図が変革('Dragon prince' dinosaur discovery 'rewrites' T.rex family tree)
科学者たちは、モンゴルの博物館で「カンフールー・モンゴリエンシス」という新しい恐竜の種を発見しました。この恐竜は、著名なティラノサウルス・レックスを含むすべてのティラノサウルスの最も近い祖先であると考えられています。この発見は、雑誌「ネイチャー」に発表され、これらの捕食恐竜の進化の歴史において重要な変化を示唆しています。
カンフールーは、体重約750キロと小型で、ティラノサウルス・レックスのように最大で8倍も重くなることはありませんでした。研究者たちは、この恐竜が後にティラノサウルスが強力な捕食者になるための特徴、例えば強い顎の初期の兆候を示していると説明しています。
調査された2体の骨格は、もともと1970年代に発見され、別の種に属すると考えられていました。しかし、さらなる調査により、彼らの独自の特徴が明らかになりました。この研究は、これらの恐竜が数百万年にわたりどのように適応し進化してきたかを強調しており、北アメリカとアジアの間を移動し、異なる生息地を占めていたことを示しています。
この発見は、ティラノサウルスが小型で敏捷なハンターから、後に恐ろしい巨人へと進化する過程について新たな洞察を提供しています。
33.Marble Blast(Marble Blast)
要約がありません。
34.First methane-powered sea spiders found crawling on the ocean floor(First methane-powered sea spiders found crawling on the ocean floor)
要約がありません。
35.Microplastics shed by food packaging are contaminating our food, study finds(Microplastics shed by food packaging are contaminating our food, study finds)
要約がありません。
36.Comparator - I built a free, open-source app to compare job offers(Comparator - I built a free, open-source app to compare job offers)
要約がありません。
37.TRAMPを加速!(Making TRAMP faster)
著者は、リモートマシンで作業する際に、あたかもローカルで作業しているかのように使えるEmacsパッケージ「TRAMP」のパフォーマンス向上の経験について述べています。TRAMPは非常に強力ですが、動作が遅く、ローカルプロセスが約1ミリ秒で処理を行うのに対し、TRAMPは操作ごとに50〜100ミリ秒かかることが多いです。
TRAMPの速度を向上させるための主な改善点は以下の通りです。まず、基本設定を調整してオーバーヘッドを減らすことが重要です。具体的には、余分なファイルの作成を防ぎ、ファイル転送にはSCPを使用することが推奨されます。次に、ファイル転送方法も速度に大きな影響を与えます。特に、2MBを超える大きなファイルには、デフォルトのインライン方式よりもrsyncなどのアウトオブバンド方式を使用することが効果的です。
また、TRAMPの新しいバージョンでは、非同期処理がより迅速になり、magitのようなパッケージの操作がスムーズになります。SSH接続の共有を有効にすることで、リモートでのコンパイルも速くなります。さらに、Emacsに内蔵されているプロファイラーを使って遅い操作を特定し、設定を最適化することでパフォーマンスの問題を解決することができます。
magitを使用する際には、ステータスバッファの読み込みによる遅延を避けるために特定のコマンドを使うことを著者は勧めています。また、頻繁に呼び出す処理をキャッシュすることで、TRAMPの負荷を軽減することも提案されています。
全体として、著者はさまざまな設定や最適化を通じてTRAMPをより使いやすくしましたが、将来的にはパッケージ自体のさらなる改善が可能であることも指摘しています。
38.レダクトスタジオ:迅速な文書処理(Reducto Studio (YC W24) – Build accurate document pipelines, fast)
Reductoの共同創設者であるアディットとラウナクは、PDFやスプレッドシートのような非構造化文書を、より使いやすい構造化データに変換するツールを開発しました。彼らは、多くのAIアプリケーションが高品質なデータを必要としている一方で、世界のデータの多くが整理されていない形式にとどまっていることに気づきました。
最初にエンジニア向けのAPIを提供しましたが、顧客がデータ処理の設定や管理にもっとサポートを必要としていることを理解しました。そこで、APIの機能を強化するウェブプラットフォーム「Reducto Studio」を導入しました。
Reducto Studioを使うことで、ユーザーは複数のファイルをアップロードし、データ抽出の精度スコアを受け取ることができます。また、より良い品質のために自動的に抽出スキーマを作成・最適化することも可能です。さらに、異なる処理の実行結果を保存して比較することもできます。
ユーザーはデモを予約したり、支払いをしたりすることなく、プラットフォームを試すことができます。創設者たちは、ユーザー体験や機能、非構造化データ処理に関する課題についてのフィードバックを歓迎しています。
39.32ビット廃止?Steam危機!(Fedora Linux devs discuss dropping 32-bit packages – bad news for Steam gamers)
Fedora Linuxの開発者たちは、次期Fedora 44で32ビットパッケージのサポートを廃止することを検討しています。この変更が実施されると、Steamのゲーマーに悪影響を及ぼす可能性があります。多くのゲームやアプリケーションが32ビットのサポートに依存しているためです。この提案はまだ議論中で、承認はされていませんが、開発者たちは近くこの変更について投票を行う予定です。
この動きは、過去にUbuntuで起きた状況を思い起こさせます。当時、Valveは32ビットサポートを廃止した場合、Ubuntuの推奨を停止すると脅迫しました。もしこの変更が実施されれば、Steamや他のアプリケーションは互換性の問題に直面するかもしれませんが、Wineの改善により、64ビットシステム上で32ビットゲームを動かす手助けができる可能性もあります。
開発者たちは、Steamへの影響を認識しており、この変更がさまざまなアプリケーションに混乱をもたらす可能性があることを理解しています。彼らは、より多くのソフトウェアが32ビットをサポートしなくなっているため、32ビットサポートからの移行が必要だと考えています。
全体として、この変更はまだ提案段階ですが、32ビットサポートが廃止されると、Fedoraでのゲームの未来についてユーザーの間に懸念が広がっています。
40.Developing a Retro-Roguelike Game for Multiple Platforms in C(Developing a Retro-Roguelike Game for Multiple Platforms in C)
要約がありません。
41.フィリップフォン復活!(Resurrecting flip phone typing as a Linux driver)
LibT9は、T9入力システムを作成するためのCライブラリです。
使用方法は以下の通りです。まず、Linuxドライバーとして使用する場合は、driver/
ディレクトリを確認してください。次に、CLIユーティリティとして使用する場合は、ncursesとcmakeが必要です。手順は次の通りです。まず、ビルド用のディレクトリを作成します。次に、そのディレクトリに移動し、cmake ..
を実行してから、make -j$(nproc)
を実行します。最後に、cli/main
を実行します。また、ウェブサイトとして使用する場合は、foxmoss.github.io/libt9/を訪れてください。
このライブラリは、C標準ライブラリのみを必要とします。CLIを使用する場合はncursesが必要ですが、ライブラリのコンパイルには必要ありません。
貢献は大歓迎です。
追加機能としては、句読点のサポート、IBusドライバー、非単語のサポートがあります。
クレジットとして、背景画像はMatt Hardyによるもので、単語データセットはHuggingFaceのTakalaから取得されています。また、元のドライバーコードはChengtao Wangによるものです。
42.ジグエム探訪記(Touring the Zig-EM code-scape (2024))
このブログシリーズでは、Zig•EMプログラミングフレームワークについて詳しく解説します。まずはインストール手順とその基本概念の概要を紹介します。
Zig•EMをインストールまたは更新するには、次の三つのステップを実行してください。まず、Zigをインストールし、Zigの実行ファイルがシステムパスに追加されていることを確認します。次に、Gitを使用してzigem-dev
リポジトリをクローンし、最新の更新を取得します。最後に、zig build
コマンドを実行してコマンドライン実行可能ファイルを作成し、必要なファイルをダウンロードします。ビルドが成功したかどうかを確認するには、zig build verify
を使用します。初めてのインストールについては、詳細な手順を参照してください。
初回のビルドには時間がかかることがありますが、その後のビルドはZigのキャッシュによりかなり速くなります。このキャッシュは以前のビルドの成果物を保持します。キャッシュをクリアするコマンドはありませんが、必要に応じて手動でキャッシュフォルダを削除することができます。
Zig•EMは、フレームワークのサポートを強化するために修正されたVS Code拡張機能を提供しています。この拡張機能は、クローンしたリポジトリのzig-out/tools
フォルダからインストールできます。
zigem-dev
リポジトリは、一般的なZigプロジェクトのレイアウトに従っており、build.zig
ファイルから始まります。workspace/
フォルダ内にはパッケージやバケットがあり、各ワークスペースのルートには特別なzigem.ini
設定ファイルがあります。
Zig•EMは、パッケージやバケットの一意性を確保するために階層的な名前空間を使用しています。各ユニットは標準的な名前を通じて参照され、フレームワークはパッケージ間の依存関係を管理します。
Zig•EMのユニットは.em.zig
ファイルに記述され、Zigの構文に従っています。このブログでは、例を示しながらフレームワークの主要な構造を探ります。
ブログでは、基本的なZig•EMの構造を示す例プログラムとしてBlinkerP
やFiberP
を紹介します。特にFiberP
の例では、FiberMgr
モジュールを使用して軽量スレッドを管理する方法を示します。
プログラムは二段階でコンパイルされます。最初のMETAステージはホスト実行用で、次のTARGステージはターゲットハードウェア用です。この二段階のプロセスにより、リソースが制約されたデバイス向けに最適化された実行可能イメージが生成されます。
読者は、さらに多くのサンプルプログラムを探求し、フレームワークのコンポーネントを深く理解し、Zig言語の基礎をよりよく学ぶことをお勧めします。コーディングを楽しんでください!
43.ルビーのキュー徹底解説(A Deep Dive into Solid Queue for Ruby on Rails)
Solid Queueは、Ruby on Rails用のバックグラウンドジョブ処理システムで、ジョブをデータベースに保存するため、Redisのような外部ツールを必要としません。ジョブのスケジューリング、定期的なタスク、同時実行制御などの機能を提供し、Rails開発者にとって堅牢な選択肢となっています。
ジョブのスケジューリングでは、特定の時間にジョブを実行するように設定でき、データはsolid_queue_scheduled_executions
テーブルに保存されます。ディスパッチャープロセスがこのテーブルを自動的にチェックし、時間通りにジョブを実行します。
定期的なタスクについては、Solid Queueは設定ファイルを通じて定期的なジョブをサポートしています。これらのタスクはスケジューラーによって管理され、定義されたスケジュールに基づいてジョブがキューに追加されます。
同時実行制御では、開発者はlimits_concurrency
機能を使用して、同時に実行されるジョブのインスタンス数を制限できます。これはセマフォを用いて管理され、ジョブの実行が重複しないようにします。
AppSignalとの統合により、ジョブのパフォーマンスやエラーを追跡するためのモニタリングが可能です。AppSignalはSolid Queueと連携し、ジョブのメトリクスに関するダッシュボードやアラートを提供します。
全体として、Solid Queueは外部依存関係なしにバックグラウンドジョブ処理を効率的かつ簡単に行える方法を提供し、Railsアプリケーションの監視と管理を容易にします。
44.米化学安全委廃止危機(U.S. Chemical Safety Board could be eliminated)
トランプ政権は、2026年の予算案の一環として、2026年10月までにアメリカの化学安全および危険調査委員会(CSB)を廃止することを提案しました。この動きは、化学事故の調査や安全性向上におけるCSBの重要な役割から、議会や業界団体の間で幅広い懸念を呼んでいます。
CSBは1990年に設立され、産業界の化学事故を調査し、その根本原因を特定して安全に関する提言を行っています。ただし、規制権限は持っていません。専門家を雇い、事故を分析することで、環境保護庁(EPA)や労働安全衛生局(OSHA)の安全政策に大きな影響を与えてきました。CSBは、業界全体での安全改善につながる提言を行う実績があります。
CSBを廃止することは、化学安全の監視を弱め、特に工業地帯近くの脆弱なコミュニティで将来の事故のリスクを高める可能性があります。CSBの調査は、災害を防ぎ、公衆の健康や環境の安全を向上させるのに役立っています。
両党の議員や業界の代表者は、CSBの独自の役割を強調し、同委員会への支持を表明しています。CSBは約1300万ドルという控えめな予算で運営されており、産業事故の影響と比べるとコスト効果が高いと見なされています。
この提案は議会の承認を必要とし、両党からの支持があるため、強い抵抗に直面することが予想されます。CSBは予算に関する議論が進む中でも業務を続けており、コミュニティや労働者を守る重要性を強調しています。
45.中性原子量子計算(QuEra Quantum System Leverages Neutral Atoms to Compute)
QuEra Computingは、量子コンピューティングの分野で大きな進展を遂げており、中性原子技術に注力して、より信頼性が高く使いやすい量子システムの開発を進めています。QuEraの最高商業責任者であるユヴァル・ボガー氏は、量子コンピュータが実際に構築できるかどうかという疑問から、いつ利用可能になるのかを期待する段階に移ったと強調しました。
マイクロソフト、グーグル、IBMなどの大手企業からの最近の進展は、機能する量子コンピュータが現実に近づいていることを示しています。特にIBMは、2029年までに故障耐性のあるシステムを導入することを目指しています。量子技術への投資は急増しており、2023年初頭には12億5000万ドルを超えました。
QuEraは最近、日本とイギリスにGemini量子コンピュータを設置し、研究所の外に初めてシステムを展開しました。これらのシステムはレーザービームを使用して中性原子を固定し、室温での運用が可能で、効率的なスペース利用を実現しています。
QuEraのアプローチは他の量子コンピューティング手法とは異なり、スケーラビリティに優れ、従来のコンピュータシステムとの統合を考慮して設計されています。同社は、特に化学や材料科学の分野で、今後数年以内にさまざまな量子アプリケーションを開発することを目指しています。
全体として、QuEraの進展は、重要な投資と技術の進歩によって実用的な量子コンピューティングの明るい未来を示唆しています。
46.Fairphone 6 is switching to a new design that's even more sustainable(Fairphone 6 is switching to a new design that's even more sustainable)
要約がありません。
47.ディスコードがBotGhostを脅かす(Discord Is Threatening to Shutdown BotGhost)
BotGhostは、プログラミングなしでDiscordボットを作成できるプラットフォームですが、Discordから正式な違反通知を受け取りました。彼らは2025年7月14日までにボットトークンの使用を停止する必要がありますが、Discordから代替手段は提供されていません。この突然の要求は、BotGhostを危険にさらし、7.5年以上の開発と数百万のユーザーが作成したボットを失う恐れがあります。
この問題は、セキュリティ侵害が発覚したことで、DiscordがBotGhostのボットトークンの使用に気づいたことから始まりました。BotGhostは、2018年からこの運用を行っており、Discordの開発者利用規約に従っていると主張しています。この規約では、サービス提供者がトークンを責任を持って使用し、ユーザーの同意を得ている限り、使用が許可されています。彼らは、自分たちの運用が他のプラットフォームと同様であり、ボットトークンを使用しても問題がないとしています。
BotGhostはDiscordとのコミュニケーションを試みましたが、サポートはほとんど得られていません。彼らは、Discordからのコミュニケーションが不十分で、応答が遅れたり、ポリシーの適用が一貫していないことを指摘しています。他の多くのプラットフォームもBotGhostと同じ方法を使用していますが、罰則を受けたのは彼らともう一つの小規模なプラットフォームだけです。
この状況が解決しない場合、BotGhostはユーザーボットや設定を含むすべてのデータが永久に失われる可能性があると警告しています。彼らはユーザーに対し、Discordに対して意見を伝え、自分たちの経験を共有し、この状況についての認識を高めるよう呼びかけています。これにより、BotGhostの閉鎖を防ぎ、依存しているコミュニティを守ることを目指しています。
要するに、BotGhostはDiscordからの重大な脅威の中で運営を続けるために戦っており、同時にDiscordの開発者への対応やプラットフォームポリシーに関する広範な問題を浮き彫りにしています。
48.京都の庭でコーヒーとジャズ(Backyard Coffee and Jazz in Kyoto)
京都にあるユニークなコーヒーショップは、小さくて親密な空間で、街の小さなビジネスの活気ある文化を反映しています。著者は、情熱を持った個人が運営する専門店の魅力を強調しており、そこでは懐かしく温かい雰囲気が感じられます。
このコーヒーショップは一人で運営されており、昼間はドリップコーヒーを提供し、夜になるとバーに変わります。ビンテージの装飾が施され、ジャズ音楽が流れるターンテーブルが置かれていることで、居心地の良い没入感のある環境が作られています。
著者は、これらの小さなビジネスがオーナーと顧客の間に繋がりを育むことを指摘しており、訪れる人々は単なる顧客ではなく、まるで自宅に招かれたゲストのように感じることができます。このモデルは、伝統的なビジネスの障害を軽減しながら、個人の情熱を促進することを可能にし、地域の小規模な起業家精神の美しさを示しています。また、コーヒー自体の品質も高く評価されています。
49.エクスカリドロー、SoC 2認証取得!(Excalidraw+ Is Now SoC 2 Certified)
私たちは、セキュリティプロセスを簡素化し、無限のセキュリティ質問票の煩わしさを減らすために、SOC 2認証を取得することを決定しました。私たちの旅の重要なポイントを以下にまとめます。
認証プロセスでは、Vantaを利用してサービスを接続し、コンプライアンスのギャップを解消しました。また、さまざまなセキュリティポリシーを作成し、ゼロトラストアクセスモデルを導入し、技術スタックをアップグレードしました。さらに、ペネトレーションテストを実施し、ベンダーの評価も行いました。結果として、SOC 2 Type I認証に合格し、現在はType IIの取得に向けて取り組んでいます。将来的にはGDPRやISO 27001の認証も目指す可能性があります。
SOC 2を選んだ理由は、会社が成長するにつれて、単なるセキュリティの約束だけでは不十分であることが明らかになったからです。SOC 2は広く認識されているコンプライアンスフレームワークであり、顧客データを安全に扱っていることを、セキュリティ、可用性、処理の整合性、機密性、プライバシーという5つの重要な基準に基づいて確認します。
私たちは、独自に進めるのではなく、Vantaを利用してコンプライアンス管理を簡素化することにしました。Vantaは、コンプライアンスのギャップを特定し、必要なポリシーを実施する手助けをしてくれました。多くのポリシーを作成することは難しかったですが、不可欠な作業でした。Vantaが提供するテンプレートを私たちのリモートワーク環境に合わせてカスタマイズしました。また、ゼロトラストアクセスモデルを採用し、必要な人員のみが本番環境にアクセスできるよう制限し、多くのコンプライアンス業務を自動化しました。
技術的な改善としては、モノリスアプリケーションをマイクロサービスに分割し、NxやInfisicalなどのツールを使って技術スタックをアップグレードしました。セキュリティの確保のために監視を設定し、定期的にペネトレーションテストを実施しました。
ベンダー管理では、ベンダーが適切なセキュリティ慣行を維持しているかを評価し、顧客データへのアクセスや認証を文書化しました。
監査では、Insight Assuranceと協力し、プロセスの早い段階から関与してもらう重要性を学びました。SOC 2 Type Iに合格したことは、私たちのセキュリティへのコミットメントを示しています。
次のステップとして、現在はSOC 2 Type II認証の取得に注力しており、顧客の需要に応じて他の認証も検討しています。詳細については、関連情報をまとめたトラストセンターをご覧ください。
50.The Last of Us Part II – Seattle Locations Tour(The Last of Us Part II – Seattle Locations Tour)
要約がありません。
51.Ocarina of Time Randomizer(Ocarina of Time Randomizer)
要約がありません。
52.PBKDF2 JS Lib: Improper Input Validation Vulnerability(PBKDF2 JS Lib: Improper Input Validation Vulnerability)
要約がありません。
53.Optifye.ai バックエンドエンジニア募集(Optifye.ai (YC W25) is hiring a back end engineer)
Optifyeは、カメラとコンピュータビジョンを使用して工場の作業員のパフォーマンスを監視し、リアルタイムで非効率を特定するAIシステムです。この会社はY Combinatorの支援を受けており、衣料品、自動車、医療、消費財など、さまざまな業界のトップメーカーにサービスを提供しています。
現在、急成長しているため、創業メンバーを募集しています。主な要件は以下の通りです。GPU、CPU、メモリの最適化に関する強い知識、アプリケーションのスケーリング経験、クラウドベースのコンテナ化されたデプロイメントの経験、そして迅速に学ぶ能力が求められます。
報酬には株式と競争力のある給与が含まれます。勤務地はインドのグルガオンで、挑戦的な仕事ですが、長期的には大きなリターンが期待できます。頑張ってください!
54.ターミナル活用法(How I use my terminal)
著者は、自身のユニークなターミナル設定について説明しています。この設定により、Windows Terminalとtmuxを使用してリモートサーバー上で効率的にコードをナビゲートし、編集することができます。
設定プロセスでは、著者は新しいターミナルタブを開き、SSHを介して自宅のデスクトップに接続し、zshシェルでtmuxを起動します。zoxideを利用して迅速にディレクトリにアクセスし、ripgrepを使ってファイルを検索します。
主な機能としては、ターミナルのスクロールバック内でファイル名を検索できること、パスをコピー&ペーストせずに直接エディタ(nvim)でファイルを開けること、tmuxを使用してセッションを持続させ、機能を強化することが挙げられます。
著者は、VSCodeからターミナル設定に切り替えた理由として、遅延やキーのバインディングの競合に対する不満、環境をより良く制御したいという思いを挙げています。
技術的な詳細として、著者はワークフローを可能にする特定のコマンドや設定を共有しています。これには、ファイル名を検索するための正規表現や、正しいコンテキストでファイルを開くためのスクリプトが含まれます。
この設定の利点は、遅延が少なく、直感的なキーのバインディングが可能で、デバッグが容易になることです。著者はターミナルスクリプトの力と柔軟性を高く評価しています。
ただし、著者は自分のスクリプトが脆弱であり、他の人がこの設定を再現するには使いにくいことを認めています。
同様の機能を求める人には、著者はfishやzoxide、fzfなどのツールを使うことを勧めています。これらのツールは、著者が楽しんでいる機能の一部を提供してくれます。
全体として、著者は自分のターミナル設定に満足しており、ターミナルの能力がしばしば見過ごされがちであることを強調し、他の人にも自分の環境を探求し、カスタマイズすることを勧めています。
55.最小ブール式(Minimal Boolean Formulas (2011))
2011年5月に行われた研究によると、5つの変数を持つ任意のブール関数を表現するには、少なくとも28のANDまたはOR演算子が必要であることが明らかになりました。この発見は、アレックス・ヒーリーと著者によって行われ、2010年4月に研究が進められた際に初めて知られることとなりました。
ブール関数は、AND、OR、時にはXOR演算子を用いて表現できます。2つの変数の場合、最大で3つの演算子が必要であり、3つの変数では最大9つ、4つの変数では最大15の演算子が必要です。著者たちは、必要な演算子の最小数を計算するためにコンピュータプログラムを使用し、フロイド・ワーシャルアルゴリズムを適応させました。
また、著者たちは計算を最適化するために、同じ複雑さを持つ関数のクラスを特定する方法を探求しました。これにより、必要な反復回数を減らすことができました。アルゴリズムを最適化することで、ブール関数を特定するための計算時間を数百日から約28日分のCPU時間に大幅に短縮しました。
最終的に、著者たちは5つの入力を持つすべての616,126の標準的なブール関数のサイズを計算することに成功しました。しかし、6つの入力の場合は計算が非常に複雑であり、単純な力任せの方法では実行できないと考えられています。
投稿では、XORを計算に含めることの影響についても触れています。これにより、特定の関数に必要な演算子の数が減り、プロセスが簡素化されます。著者は最小ブール式に関するウェブリソースを提供し、関数のすべての順列を生成する方法についての洞察も共有しています。この研究は、ブール関数の複雑さに対する理解を大きく進展させ、これらの関数を体系的に探求するための効果的な計算技術を紹介しています。
56.Newborns have elevated levels of a biomarker for Alzheimer's(Newborns have elevated levels of a biomarker for Alzheimer's)
要約がありません。
57.手動コーディングの重要性(GitHub CEO: manual coding remains key despite AI boom)
GitHubのCEO、トーマス・ドームケ氏は、ソフトウェア開発においてAIツールが一般的になる中で、開発者がコーディングスキルを維持する必要性を強調しています。彼は、開発者がAIが生成したコードを修正できることが重要であり、AIに完全に依存することは生産性の問題を引き起こす可能性があると考えています。
ドームケ氏は、AIが生成したコードを開発者が迅速に調整できるワークフローを説明しています。彼は「バイブコーディング」という、AI生成コードへの過度な依存を指す用語に警鐘を鳴らしており、これがコードの品質やセキュリティに問題を引き起こす可能性があると警告しています。
重要なポイントは以下の通りです。まず、ハイブリッドアプローチが最も効果的な戦略であり、AIの自動化と人間のコーディングスキルを組み合わせることが生産性を向上させることが研究で示されています。また、AI生成コードにはしばしばエラーが含まれるため、人間の監視が必要です。
次に、AIは開発者の役割を従来のコーダーからAI駆動プロセスのファシリテーターへと変化させています。開発者は、すべてのコードを書くのではなく、戦略的な問題解決や監視により多くの時間を費やすことになります。
最後に、AIは開発を加速する一方で、コードの品質やセキュリティに関するリスクも伴います。特にスタートアップ企業は、AI生成コードに過度に依存し、適切な検証を行わない場合、持続可能なシステムを構築するのが難しくなるかもしれません。
全体として、コーディングにおけるAIの統合は、自動化と熟練した人間の入力のバランスを慎重に取ることが、品質と効果を確保するために必要です。
58.ベゾス反対運動:3日間の都市レンタル?(The No Space for Bezos movement: 'One man rents a city for three days? ')
ジェフ・ベゾスがヴェネツィアで結婚する予定であり、これに対して「ベゾスにスペースはない」という運動に参加する地元の活動家たちから反発が起きています。活動家で元書店員のヘザー・ジェーン・ジョンソンは、アマゾンの台頭に裏切られたと感じており、億万長者の結婚式に反対する抗議活動に参加しています。この結婚式は、富の不均衡や企業の力の象徴と見なされています。
活動家たちは、労働者の権利を重視する「ラボラトリオ・オッカパート・モリオン」という政治的な場所を拠点に、裕福な個人が私的なイベントのために都市を独占することに異議を唱えています。彼らは、これが過剰観光や億万長者が地元コミュニティに与える影響といった広範な問題を反映していると考えています。すでに、ベゾスのヴェネツィアでの存在に抗議する大きなバナーを掲げて注目を集めています。
この運動には、若い活動家から大学の団体まで多様な声が集まり、ベゾスやアマゾンのビジネス慣行に関連する搾取に対して団結しています。彼らは、ベゾスの富が消費主義や環境破壊の有害なモデルを象徴していると主張しています。
ベゾスが結婚式の準備を進める中、活動家たちはこのイベントに対して抗議を計画しており、超富裕層を受け入れる地元政府への不満を強調しています。彼らは、こうした富の集中がもたらす社会的・経済的な影響や、社会全体への広範な意味について懸念を表明しています。
59.超速Python管理ツール(uv: An extremely fast Python package and project manager, written in Rust)
uvは、Python用の高速なパッケージおよびプロジェクト管理ツールです。Rustで開発されており、pip、poetry、virtualenvなどの複数のツールを置き換えることを目的としています。
このツールの主な特徴は、まずその速度です。pipよりも10倍から100倍速く動作します。また、依存関係や環境を包括的に管理し、ユニバーサルロックファイルを含んでいます。スクリプトの管理も可能で、インラインの依存メタデータを使ってスクリプトを扱います。さらに、異なるPythonのバージョンを簡単にインストールしたり切り替えたりできる機能も備えています。Pythonパッケージからコマンドラインツールをインストールして実行することもできます。効率的にディスクスペースを節約し、依存関係のインストールを最適化するために、グローバルキャッシュを利用しています。
インストール方法は、macOS、Linux、Windows用のスタンドアロンインストーラーが用意されています。また、pipやpipxを使ってインストールすることも可能です。
プロジェクト管理においては、uv init
やuv add
といったコマンドを使ってプロジェクトを初期化し、依存関係を管理します。プロジェクトのビルドや公開もサポートしています。スクリプト管理機能では、依存関係を持つスクリプトを作成し、隔離された環境で実行することができます。
複数のPythonバージョンを簡単にインストールし、切り替えることもできます。pipと互換性のあるインターフェースを提供しつつ、パフォーマンスを向上させています。
ドキュメントやサポートはオンラインで利用でき、詳細なガイドや貢献者向けのコミュニティもあります。ライセンスはApache 2.0またはMITのもとで提供されており、オープンな貢献が可能です。
全体として、uvはPythonのプロジェクト管理やパッケージインストールを簡素化し、加速させることを目指しています。また、既存のワークフローとの互換性も維持しています。
60.The Tandy Corporation, Part 1 – By Bradford Morgan White(The Tandy Corporation, Part 1 – By Bradford Morgan White)
要約がありません。
61.SourceHut moves business operations from US to Europe(SourceHut moves business operations from US to Europe)
要約がありません。
62.I ported pigz from Unix to Windows(I ported pigz from Unix to Windows)
要約がありません。
63.Google Unveils On-Device Sign Language Model for Translators and LSPs(Google Unveils On-Device Sign Language Model for Translators and LSPs)
要約がありません。
64.2025 Iberia Blackout Report [pdf](2025 Iberia Blackout Report [pdf])
要約がありません。
65.仕事に愛を持つ方法(How to Care About Your Job When It Doesn't Care About You)
利益を従業員の幸福よりも優先する組織で働くことの課題について述べています。私たちは職場で影響を与えたいと思っていても、企業は従業員を単なる資源として扱うことが多いです。このため、組織は従業員を本当に大切にしないという力の不均衡が生まれます。
記事では、組織は一つのまとまりではなく、個々の集まりであるため、リーダーシップからの非合理的な決定が生じることがあると指摘しています。従業員は、昇進の機会がないことや恣意的な解雇などの企業の慣行に対してフラストレーションを感じることが多く、これが有害な職場環境を生むことがあります。
この状況を乗り越えるために、著者はまず自分のチーム内で強い人間関係を築くことに焦点を当て、日々のやり取りや業務の中で仕事の満足感を見つけることを提案しています。組織の機能不全に悩まされるのではなく、個人の境界を設定し、返報のない企業のために無理をしないことが重要です。
さらに、在職中でも積極的に仕事を探すことを勧めています。これにより選択肢を維持し、自信を持つことができます。最終的には、組織の気まぐれよりも個人の価値観や幸福を優先することの重要性を強調しています。個々の貢献や人間関係に焦点を移すことで、労働者は企業環境の中でも成功を収めることができるのです。
66.キャタフラクト:黒海の戦士たち(Cataphract: Medieval-fantasy roleplaying wargame, in the Black-Sea C. 1300)
著者は「カタフラクト」という新しい戦争ゲームの創作について語っています。このゲームは、軍事史家ブレット・デヴェローの歴史的戦争に関する洞察からインスパイアを受けています。多くの既存のゲームが戦略や戦術に焦点を当てるのに対し、カタフラクトは作戦、特に軍隊の移動や指揮官間のコミュニケーションの物流に重点を置いています。
このゲームは、1300年頃の架空の地域を舞台にした、プレイ・バイ・ポストのリアルタイム戦争ゲームです。プレイヤーはDiscordチャンネルで行動を提出し、著者はこれをリアルタイムで追跡します。これにより、動きやメッセージの処理に時間がかかるというリアリズムが生まれます。ルールはシンプルで、簡単なメカニクスと六角形のマップに基づいています。
ゲームには五つの派閥があり、それぞれ一人の指揮官と大規模な軍隊から始まります。ゲームが進むにつれて新しい指揮官が登場し、派閥内で独自の関係やダイナミクスが生まれます。情報の遅延という課題が強調されており、指揮官はしばしば不完全な情報に基づいて決定を下すため、予期しない結果を招くことがあります。
物流とコミュニケーションの相互作用は、派閥内外の外交にも影響を与え、指揮官間の強い忠誠心を生み出します。著者は、運用上の困難が計画をしばしば妨げることを指摘し、成功は軍事力だけでなく、調整と認識に依存することが重要であると強調しています。
今後のエントリーでは、ルールのバランスやプレイヤーのダイナミクスの管理など、ゲームの他の側面について探求する予定です。
67.Removal of unwanted drivers from Windows Update(Removal of unwanted drivers from Windows Update)
要約がありません。
68.キーボード持参!(BYOK – Bring Your Own Keyboard)
A Better Way to Writeは、執筆体験を向上させ、インスピレーションを与えるために設計された、集中できる執筆デバイス「Studio」を提供しています。
69.Fedora 44、i686サポート終了!(Fedora 44 Looks to Drop I686 Support: No More Multi-Lib / x86 32-Bit Packages)
Fedora Linuxは、次期バージョンのFedora 44でi686アーキテクチャ(32ビット)のサポートを終了する計画を立てています。これにより、32ビットシステム向けに構築されたパッケージは含まれなくなり、64ビットシステムでのマルチライブラリサポートも廃止されます。この提案は、Fedoraのエンジニアリングおよび運営委員会(FESCo)の投票を待っています。
この変更の主な理由は、パッケージのメンテナンス作業を軽減し、ソフトウェアのビルド効率を向上させるためです。ほとんどのソフトウェアはすでに64ビットのx86_64アーキテクチャ向けに設計されており、Steamの一部のゲームなどの例外を除いて、32ビットアプリケーションはほとんど使用されていません。32ビットアプリケーションが必要なユーザーは、Flatpakや同様のソリューションを利用することができます。
i686のサポートを廃止することで、Fedoraはリポジトリを簡素化し、ユーザーにとってより小さく、速くなることを目指しています。この提案は、投票が行われる前に現在議論中です。
70.透明な野望(Transparent Ambition)
著者は、Mac OS XのAquaから始まり、さまざまなバージョンのWindowsやAppleのiOSに続く半透明のユーザーインターフェースのトレンドに対する不満を表明しています。これらのデザインは魅力的に見せ、コンテンツのスペースを広げることを目的としていますが、実際にはユーザーインターフェースを読みづらくし、ナビゲートしにくくしています。
新しい「リキッドグラス」デザインは視覚的には印象的ですが、使いやすさを犠牲にしています。デザインの重要な要素が美しさを優先するあまり見落とされており、その結果、インターフェースの使用に混乱や困難をもたらしています。著者は、このアプローチが機能よりもスタイルを重視しているため、明確でアクセスしやすいツールを必要とするユーザーにとって効果的ではないと主張しています。
半透明や視覚効果へのシフトは、ユーザーインターフェースの実用的な側面を損なっています。これらは予測可能で理解しやすいものであるべきです。技術の進歩がこのデザイン哲学を支えることがあるかもしれませんが、著者は使いやすさが優先されるべきだと考えています。全体として、車の「クローム」のように見た目に焦点を当てることは、実際のインタラクションにおいては効率的ではないと見なされています。
71.Comparison of Android-Based Operating Systems(Comparison of Android-Based Operating Systems)
要約がありません。
72.メタ開発者アカウント停止(Tell HN: Meta developer account suspended)
開発者のMetaアカウントが予告なしに制限されました。これは、中国からケニアに移動して学校に通うようになったため、位置情報の変更が原因と考えられています。この制限は、アフリカの小規模企業向けのWhatsAppを利用した会計ツールの開発に影響を与えています。彼らは同様の問題を抱える他の人々を見つけましたが、一部はMetaのサポートに連絡を取ることができたものの、現在は直接サポートを受ける手段が利用できないようです。
73.It's time to name heat waves like we do hurricanes(It's time to name heat waves like we do hurricanes)
要約がありません。
74.Anthropic wins key ruling on AI in authors' copyright lawsuit(Anthropic wins key ruling on AI in authors' copyright lawsuit)
要約がありません。
75.ナノVLLM誕生!(Nano-Vllm: Lightweight vLLM implementation built from scratch)
Nano-vLLMは、迅速なオフライン推論のために設計されたvLLMの軽量版です。主な特徴は次の通りです。
まず、スピードに関しては、vLLMと同様の迅速な推論速度を提供します。コードベースはクリーンで読みやすく、約1,200行のPythonで構成されています。また、パフォーマンス向上のために、プレフィックスキャッシング、テンソル並列処理、CUDAグラフなどの最適化機能が含まれています。
インストールは、次のコマンドを使用して行えます。
pip install git+https://github.com/GeeeekExplorer/nano-vllm.git
または、モデルの重みを手動でダウンロードする場合は、次のコマンドを使用します。
huggingface-cli download --resume-download Qwen/Qwen3-0.6B --local-dir ~/huggingface/Qwen3-0.6B/ --local-dir-use-symlinks False
使用例については、example.py
を参照してください。APIはvLLMと似ていますが、LLM.generate
メソッドに若干の違いがあります。
ベンチマークテストは、RTX 4070のノートパソコンでQwen3-0.6Bモデルを使用して実施されました。その結果、Nano-vLLMは133,966トークンを93.41秒で処理し、1秒あたり1434.13トークンのスループットを達成しました。これは、vLLMの1秒あたり1361.84トークンのスループットよりも速い結果です。
全体として、Nano-vLLMはスピードとシンプルさに重点を置いた効率的な機械学習ツールです。
76.ホモトピー同値(Homotopy Equivalences)
トポロジーにおける弱ホモトピー同値の概念について説明します。これは、形状の正確な形ではなく、その構造に基づいて二つの形が同等と見なされる場合を理解する方法です。
まず、ホメオモルフィズムとホモトピー同値の違いについてです。ホメオモルフィズムは、二つの形状間の連続的な関数で、逆にすることができるため、形が同一であることを示します。しかし、トーラスと円のように穴に基づいて形を比較する場合、ホモトピー同値を使用します。これは、形を変形する際により柔軟性を持たせるものです。
次に、ホモトピーについて説明します。これは、一つの形を別の形に連続的に変形することを指します。二つの形は必ずしも完全に同じである必要はなく、滑らかに変形できれば良いのです。例えば、直線と点はホメオモルフィックではありませんが、どちらも穴がないためホモトピー同値です。
収縮可能な空間についても触れます。空間が収縮可能であるとは、連続的に一点に縮小できることを意味します。例えば、固体の球は一点に縮小できますが、円は穴があるため一点に縮小することはできません。
基本群という概念は、空間内のループに関連しています。基本群は、空間内の穴の周りをループがどのように巻きつくかを捉えます。例えば、円の基本群は整数に対応し、各整数は円の周りの異なる巻きつき数を表します。
さらに、高次ホモトピー群についても言及します。これらの群は、穴を数えるという考え方を高次元に拡張し、トポロジー空間内のより複雑な構造を探ることを可能にします。
最後に、弱ホモトピー同値について説明します。これは、厳密なホモトピー同値ではない場合でも、ホモトピー群に基づいて空間を比較できる、より弱い形のホモトピー同値です。
弱同値は、他の概念とともに、より広い数学的文脈で空間の特性を理解するための基盤を形成します。
77.Breakthrough cancer test predicts whether chemotherapy will work(Breakthrough cancer test predicts whether chemotherapy will work)
要約がありません。
78.ハウス職員のWhatsApp禁止(WhatsApp banned on House staffers' devices)
2025年6月23日、アメリカ合衆国下院の最高管理責任者が、議会スタッフが使用する政府のデバイスでWhatsAppが禁止されたと発表しました。この決定は、スタッフのデータのセキュリティに関する懸念から来ています。下院は以前にも、DeepSeekやChatGPTなどの他のアプリの使用を制限していました。最高管理責任者は、WhatsAppが透明性とデータ保護が不足しているため、高いリスクを伴うと説明しました。
スタッフはデバイスにWhatsAppをインストールすることが禁止されており、すでにインストールしている場合は削除を求められます。これに対し、WhatsAppの親会社であるMetaの広報担当者は、禁止に反対し、WhatsAppはメッセージの強力な暗号化を提供しており、多くの承認されたアプリよりも優れたセキュリティを提供していると述べました。最高管理責任者は、Microsoft Teams、Wickr、Signal、iMessage、FaceTimeなどの代替手段をコミュニケーションのために提案しました。また、スタッフにはフィッシング詐欺についても警告が出されています。
79.ピッケルAIライブラリ(Pickaxe – A TypeScript library for building AI agents)
HatchetのGabeとAlexanderが、スケーラブルで耐障害性のあるAIエージェントを作成するためのTypescriptライブラリ「Pickaxe」を発表しました。Pickaxeは、エージェントが進行状況を保存し、外部イベントを待つ間にタスクを一時停止または再開できるようにすることで、信頼性を高めています。
Pickaxeの主な特徴は、フレームワークではなく、AIエージェントの可観測性と信頼性を向上させることに特化している点です。また、長時間実行されるエージェントが直面する三つの主要な課題に対処しています。第一に、インフラの更新やタイムアウトによって中断される可能性があります。第二に、エージェントの実行に影響を与える内部状態を維持する必要があります。第三に、実行中に最新のデータにアクセスする必要があります。
Pickaxeは、エージェントの状態を自動的に保存することで、耐久性のある実行を簡素化し、障害からの回復を可能にします。また、waitFor
という機能を使用しており、エージェントがアクティブにリスニングしていなくても、外部イベントが記録され処理されることを保証します。
詳細については、Pickaxeの公式ドキュメントを確認してください。フィードバックも歓迎しており、ユーザーにPickaxeを試してみることを勧めています。
80.オープンソーススイッチ②(Open source Ethernet switch – part 2)
このテキストでは、オープンソースのイーサネットスイッチプロジェクト「LATENTRED」のために開発された24ポートのラインカードについて説明しています。
ラインカードは、24のRJ45ポートを備え、接続を管理するために2つのMicrochip VSC8512 QSGMII PHYを使用しています。設計は主に対称的ですが、部品の物理的配置によりいくつかの違いがあります。
基板には、3つのRJ45コネクタ、温度センサー、電源レールのテストポイント、フィルタリングコンポーネントが含まれています。電源は、さまざまな機能のために異なる電圧レールを提供する4つのDC-DCモジュールによって管理されています。
初期テストでは、複数の電圧レールで良好な電圧安定性と低いリップルが確認されました。2.5Vのレールは最も電力を消費しますが、デジタルおよびアナログ操作のための1.0Vレールは良好に機能しています。
ラインカードには、ホストFPGAとの通信のために6つのQSGMIIリンクが搭載されています。送信(TX)および受信(RX)信号のテストでは、オープンアイパターンが示され、信頼性の高いパフォーマンスが確認されました。
テスト中に温度が測定され、特に一つのPHYの近くで高めの値が記録されましたが、許容範囲内でした。最終設計では、より良いヒートシンクとエアフロー管理を導入して冷却を改善する計画があります。
ラインカードは効果的に機能しており、大きな変更は必要ありません。ただし、LEDインジケーターに関する小さなバグが見つかりましたが、ソフトウェアで修正可能です。
プロジェクトは順調に進行しており、設計が最終化されるにつれてさらなる開発が続けられます。
81.Fossil found in Texas may be one of the most complete yet(Fossil found in Texas may be one of the most complete yet)
要約がありません。
82.Linuxの新脆弱性でルート権限奪取(New Linux udisks flaw lets attackers get root on major Linux distros)
Linuxに新たなセキュリティの脆弱性が発見され、openSUSEやSUSE Linux Enterpriseを含む主要なLinuxディストリビューションで攻撃者がルートアクセスを取得できる可能性があります。特定された脆弱性は二つあります。
一つ目は、CVE-2025-6018で、これはプラガブル認証モジュール(PAM)フレームワークに影響を与え、ローカルの攻撃者が特定のユーザーの権限を取得できるようになります。二つ目は、CVE-2025-6019で、libblockdevライブラリに存在し、「allow_active」権限を持つユーザーがudisksデーモンを利用してルートアクセスに昇格できるようになります。
udisksの脆弱性は、ほぼすべてのLinuxシステムに存在するため、特に懸念されています。攻撃者はこれらの脆弱性を組み合わせて、または個別に利用することで、影響を受けたシステムを簡単に制御できるようになります。
セキュリティ専門家は、すべてのシステム管理者に対し、これらの脆弱性から保護するために直ちにパッチを適用することを推奨しています。パッチが適用されていないシステムは、侵害されるリスクが高まります。これらの脆弱性を発見したQualysの脅威研究ユニットは、詳細情報と緩和策のためのパッチを提供しています。
83.ポスグレの魅力(Interesting Bits of Postgres Grammar)
このテキストでは、著者が使用したリントツール「Squawk」に基づいて、PostgreSQLの文法に関する興味深い点が述べられています。
PostgreSQLは、多くのカスタム演算子をサポートしています。例えば、幾何学的なデータ型には <->
という演算子があります。これらの演算子は、接頭辞や中置で使用できますが、接尾辞では使用できません。
また、PostgreSQLはTrinoからのラムダ式を解析できますが、演算子の優先順位が常に正しいわけではありません。
複合選択文についても触れています。例えば、select foo union select bar order by baz
のような文では、order by
は全体の複合クエリに適用されます。
さらに、既存のテーブルのカラム型を使用する関数を作成することができます。例えば、create function f(a t.c%type)
のように記述します。
文字列リテラルについては、改行で区切られた文字列が結合される一方で、その間にコメントがあると構文エラーが発生します。
PostgreSQLでは、識別子を引用符で囲むことができ、ダブルクオートなどの特殊文字を使用できます。例えば、select * from "foo "" bar"
は特定のテーブルを対象とします。
Unicodeエスケープコードも使用でき、識別子の前に U&
を付けることで利用可能です。また、必要に応じてエスケープ文字を変更することもできます。
演算子関数を直接使用することもでき、スキーマを指定することも可能です。例えば、select 1 operator(+) 2
のように記述します。
著者は、PostgreSQLにおけるカスタム演算子の使用が他のプログラミング言語とはかなり異なり、実装が難しいことを指摘しています。
84.太陽系の壁発見!(NASA's Voyager Found a 30k-50k Kelvin "Wall" at the Edge of Solar System)
1977年、NASAは太陽系の端や星間空間を探査するためにボイジャー探査機を打ち上げました。これらの探査機は、太陽の太陽風と星間物質が出会う場所であるヘリオポーズと呼ばれる領域に遭遇しました。この境界では、温度が30,000から50,000ケルビン(54,000から90,000華氏度)という非常に高い値になります。
ヘリオスフィアは、太陽風によって作られたバブルで、惑星をはるかに超えて広がっています。ヘリオポーズは、太陽風の圧力と星間風の圧力が釣り合う場所です。ボイジャー1号は2012年8月25日にこの境界を越え、続いてボイジャー2号が2018年に越えました。科学者たちはヘリオポーズの正確な位置について不確実性を抱えていましたが、2つの探査機が提供した貴重なデータは、太陽の活動に応じたその変動性に関する予測を確認するのに役立ちました。
極端な温度に直面したにもかかわらず、両方の探査機はその地域の粒子の希薄さのおかげで生き残りました。彼らは現在も貴重な情報を送り続けており、ヘリオポーズの外側における磁場の整列など、予想外の発見を明らかにしています。この現象は、ボイジャー1号とボイジャー2号の両方によって確認されました。
85.ロックニックス:ゲーム専用Linux(Rocknix is an immutable Linux distribution for handheld gaming devices)
ROCKNIXは、携帯型ゲーム機向けに設計されたLinuxオペレーティングシステムで、レトロゲームのエミュレーションに重点を置いています。小さなコミュニティによって開発されており、楽しく機能的なOSを作ることを目指しています。
主な特徴としては、複数のデバイス間でのローカルおよびリモートネットワークプレイ、対応デバイスでのゲーム内タッチサポート、バッテリー寿命やパフォーマンスを管理するオプション、音楽や動画の再生サポート、Bluetoothオーディオやコントローラーの互換性、HDMIおよびUSBによる音声・映像出力、Syncthingやrcloneを使ったデバイスの同期、Wireguard、Tailscale、ZeroTierを利用したVPNサポート、そしてレトロゲームの実績を管理するためのツールが含まれています。
ROCKNIXのコミュニティはDiscordを通じてコミュニケーションを行っています。また、ROCKNIXはさまざまなオープンソースコンポーネントを使用しており、それぞれ異なるライセンスが適用されています。ブランド名はクリエイティブ・コモンズライセンスの下にあり、適切なクレジットを提供することで非商業目的での共有や改変が許可されています。
ROCKNIXチームによるオリジナルソフトウェアはGNU GPLバージョン2の下でライセンスされています。他のバンドルされたソフトウェアはそれぞれ独自のライセンスに従っています。
ROCKNIXは、世界中の多くの開発者による共同作業の成果であり、CoreELEC、LibreELEC、そして広範なオープンソースコミュニティへの感謝が表されています。
86.Judge denies creating “mass surveillance program” harming all ChatGPT users(Judge denies creating “mass surveillance program” harming all ChatGPT users)
要約がありません。
87.ポリステート機械(Polystate: Composable Finite State Machines)
Polystateは、プログラミングにおける構成可能性と型安全性を重視した有限状態機械(FSM)を作成するためのライブラリです。開発者は、より単純な状態を組み合わせることで複雑な状態機械を構築でき、正確性と安全性を確保します。
始めるには、まずPolystateをプロジェクトに追加します。コマンドは次の通りです。zig fetch --save git+https://github.com/sdzx-1/polystate.git
。次に、build.zig
ファイルにPolystateを依存関係として含めます。
Polystateの基本原則には、状態追跡、構成可能性、自動図生成があります。状態追跡では、FSMの状態を型レベルで記録し、より正確な管理を実現します。構成可能性により、単純な状態を組み合わせてより複雑な状態機械を構築でき、コードの再利用性と保守性が向上します。また、Polystateは宣言に基づいて状態図を生成し、動作を視覚化しやすくします。
主な機能としては、グローバル状態型(GST)があり、状態ハンドラーに必要なグローバルデータを保持します。各状態には、受信メッセージを処理し、新しい状態に遷移するメッセージハンドラー関数があります。状態は、ネストされた状態定義を通じてインタラクティブなシナリオ(ユーザー確認など)を作成するために組み合わせることができます。
実用的な応用例として、ATMの例があります。これは、構成可能な状態を使用してPIN入力試行回数を制限するなどのセキュリティ対策を実施する方法を示しています。また、選択セマンティクスでは、アプリケーション(ゲームなど)でのインタラクティブな選択のための再利用可能なコンポーネントを簡潔に定義でき、コードの効率と明確さが向上します。
Polystateは、状態機械の構築と管理の方法を改善し、クリーンで安全、かつ構成可能なコードを促進することで、命令型プログラミングにおいて重要な進展を示しています。
88.SUSEがLLMを公開!(SUSE Refines, Releases Open-Source LLM to Fuel Community Collaboration)
SUSEは、開発者が法的コンプライアンス業務をより簡単に自動化できるように設計されたオープンソースの言語モデル「Cavil-Qwen3-4B」を発表しました。このモデルはQwen3-4Bを基にしており、重要な法的テキストをコードや文書から特定するために「低ランク適応(LoRA)」という技術を利用しています。
このモデルは効率的で、消費者向けのGPUと互換性があり、さまざまなプロジェクトで利用しやすい性能を発揮します。150,000のサンプルからなるデータセットを使用して、ライセンスヘッダーやその他の法的情報を認識するために訓練されており、他のモデルと比較して高い精度を示しています。
SUSEはこのモデルをApache 2.0ライセンスの下で提供しており、商業利用や共有が可能です。また、開発者に対してフィードバックを提供し、改善に貢献することを奨励しています。さらに、興味のある方のために、必要なデータセットやツールがHugging Faceで入手可能です。
89.ルナレールの夜行最適化(Luna Rail – Treating night trains as a spatial optimization problem)
こんにちは、私はルナレールの創設者、アントンです。夜行列車は短距離の飛行機に代わる素晴らしい環境に優しい選択肢だと考えていますが、乗客数が少ないため、プライバシーや快適さ、経済的な viability(実現可能性)が欠けていることが多いです。
この問題を解決することに非常に興味を持ち、テトリスのゲームに例えて考えました。私は、列車の車両内にプライベートキャビンを最大限に配置できるレイアウトを設計するために多くの時間を費やしました。これにより、昼間と夜間の両方で魅力的な空間を作ることができると考えました。
この取り組みはベルリンでのワークショップにつながり、木材や段ボール、先進的な3Dプリンティングを使ってフルスケールの模型を作成しました。快適さは図面だけでは判断できないため、多くの人に私たちのデザインを試してもらいました。
私たちのアイデアやデザインはホームページで見ることができます。この旅は楽しいもので、私たちの作品を共有し、皆さんのフィードバックを聞くことを楽しみにしています。
90.双子を消す方法(How to get rid of Gemini?)
著者は、Googleの新しい製品であるGeminiに対して不満を抱いています。通常は満足しているユーザーですが、GeminiのAI機能による頻繁な中断にイライラしています。そのため、Googleを完全に離れることも考えています。著者は、AIの提案を無効にしたり、アプリのコンポーネントを削除したりして中断を最小限に抑えようとしましたが、依然としてAI関連のポップアップが表示されます。著者は、Geminiを自分の作業フローから完全に排除するための恒久的な解決策を求めており、ブラウザの拡張機能を使うことにも前向きです。また、「Gemini」という言葉をAIではなく、音楽や占星術に関連付けたいという強い願望を表明しています。
91.クラウドコードの遠隔MCPサポート(Remote MCP Support in Claude Code)
Claude Codeは、リモートMCPサーバーをサポートするようになりました。これにより、ユーザーはさまざまなツールやデータソースに接続し、ローカルサーバーを管理することなく、よりパーソナライズされたコーディング体験を得ることができます。この統合により、Claude Codeはプロジェクト管理システムやデバッグツールなどのサードパーティサービスから情報を直接コーディングインターフェース内で取得できるようになります。
例えば、SentryのMCPサーバーと統合することで、ユーザーはターミナルから直接問題を確認し、デバッグすることができます。また、LinearのMCPサーバーとの統合により、リアルタイムでプロジェクトの状況を把握でき、エンジニアはタブを切り替えることなくタスクをより効率的に管理できます。
リモートMCPサーバーを使用することで、手動での設定や管理が不要になり、メンテナンスが軽減されます。サーバーのURLを追加するだけで利用可能です。更新やスケーリングはベンダーが行い、安全な接続はネイティブのOAuthサポートを通じて確保されます。
全体として、Claude CodeではリモートMCPサーバーのサポートが開始されており、ユーザーはドキュメントやMCPディレクトリを確認することで、すぐに利用を始めることができます。
92.ESAバイオマス衛星、森の初画像公開(ESA Biomass satellite returns striking first images of forest)
欧州宇宙機関(ESA)は、新しいバイオマス衛星からの初めての画像を公開しました。この衛星は、地球の森林とその炭素循環における役割を理解するためのものです。バイオマスは、約2ヶ月前に打ち上げられたばかりで、現在は運用準備段階にありますが、すでに印象的な画像を提供しています。
バイオマスは、先進的なレーダー技術を使用して森林の樹冠を透過し、木質バイオマスを測定します。これにより、森林の炭素貯蔵量を評価することができます。衛星の初期画像には、ボリビア、ブラジル、インドネシア、ガボン、チャドなどのさまざまな風景が映し出されており、森林の構造だけでなく、地形や地質の特徴も明らかにしています。
主なポイントとして、バイオマスは植生の種類を区別し、光学衛星であるセンチネル2号よりも森林の構造をより効果的に捉えることができます。また、熱帯雨林や砂漠などの極端な環境に関する情報を提供し、氷を透過して氷河に関するデータを収集することも可能です。このミッションは、森林の健康や炭素レベルの監視において重要な進展をもたらし、気候変動の理解に寄与することが期待されています。
バイオマスは、森林とその地球への影響を研究する科学者にとって、重要なツールとなるでしょう。
93.フェニックスAI実行環境(Phoenix.new – Remote AI Runtime for Phoenix)
Elixir Phoenixフレームワークの創設者であるクリス・マコードが、新しいプロジェクト「Phoenix.new」を開発しました。これは、ElixirとPhoenixとシームレスに連携する完全オンラインのコーディングエージェントで、共同作業やリアルタイムアプリケーションの構築を容易にします。
Phoenix.newの主な特徴は、まず「隔離された環境」です。これは、ブラウザ内の仮想マシンで動作し、エージェントがパッケージをインストールしたりプログラムを実行したりする際に、ローカルの設定に影響を与えずに安全に行えます。
次に「リアルタイムインタラクション」があります。エージェントはヘッドレスChromeブラウザを使用してウェブアプリケーションと対話し、変更を確認したりログをリアルタイムで監視したりできます。
さらに「フルスタック機能」を備えており、WebSocketやプレゼンス機能、データベース統合などを含む完全なアプリケーションを構築できます。
「GitHubとの統合」も特徴の一つで、GitHubのCLIがあらかじめインストールされているため、リポジトリへのアクセスやチームでのコラボレーションが容易です。
最後に「多用途性」があり、ユーザーはエージェントにPhoenixだけでなく、他のフレームワークや言語でもさまざまなアプリケーションを構築するよう依頼できます。
マコードは、これが開発ワークフローにおける大きな変化であると考えています。エージェントが多くの繰り返し作業を処理することで、開発者はより高次のタスクに集中できるようになると信じています。彼は、これが将来のコーディングや反復作業のアプローチを変える可能性があると述べています。
94.波動関数崩壊で地図生成!(Using Wave Function Collapse to solve puzzle map generation at scale)
テキストでは、2025年6月20日にリリースされたゲーム「Logic Islands」における波動関数崩壊(WFC)アルゴリズムの使用について説明しています。このゲームでは、プレイヤーが特定のルールに基づいて島や壁を作成します。WFCは、接続パターンを分析することで複雑なゲームマップを生成する手法です。
「Logic Islands」は、ヌリカベという論理パズルに触発された6つのルールセットを特徴としています。プレイヤーは、数字のヒントに基づいてグリッドのセルを島または壁として指定します。
WFCアルゴリズムは、要素同士の接続を理解することで新しいコンテンツを生成します。このため、さまざまな制約を持つ複雑なマップを作成するのに適しています。
ゲームには、壁と島の接続に関する独自の要件や、2x2のブロックを禁止するなどの構成制限を持つ6つの異なるルールセットが含まれています。
一部のルールセット(モダン、ミニマル、陰陽)は、複雑な壁のパターン要件のために、7x7以上の大きなマップを生成する際に問題が発生しました。
WFCのアプローチを修正することで、タイルの接続ルールを調整し、特定のケースでは壁ではなく島を生成することに焦点を当てることで、マップ生成が成功しました。
このプロジェクトは、WFCがパズルゲームにおける複雑な論理ルールを効果的に処理できることを示しました。これにより、すべてのルールセットで最大12x12の大きなマップを安定して生成できることが確認されました。この経験は、問題を再考し、コンテンツ制作の戦略を調整する重要性を浮き彫りにしました。
95.How fast are Linux pipes anyway?(How fast are Linux pipes anyway?)
要約がありません。
96.脳を守るスマート家電(Using Home Assistant, adguard home and an $8 smart outlet to avoid brain rot)
著者は、インターネット、特にソーシャルメディアの悪影響に悩んでいることを語りつつ、ソフトウェア開発者としての仕事における重要性も認めています。彼らはソーシャルメディアへのアクセスを制限したいと考えていますが、完全にブロックするのではなく、Hacker Newsの投稿からインスピレーションを得た創造的な解決策を見つけました。
この計画では、スマートプラグとHome Assistantを使って、ソーシャルメディアにアクセスできるボタンを作成します。このボタンを押すと、15分間だけアクセスが可能になり、その後は1時間のクールダウン期間が設けられます。また、ルーターにAdguard Homeを設定して不要なコンテンツをブロックし、Home Assistantと統合してアクセスを管理しています。
著者は、この設定に関する技術的な手順を詳しく説明しています。ルーターの設定やHome Assistantでの自動化スクリプトの作成などが含まれます。最終的に、Wi-Fiをオフにすることでこれらの制御を回避することは可能ですが、このシステムは彼らにソーシャルメディアを適度に利用することを促しており、管理可能な毒のようなものだと例えています。
97.It's not too late to save Canadian media from big tech(It's not too late to save Canadian media from big tech)
要約がありません。
98.ラプターキャスト: メッセージ層設計(RaptorCast: Designing a Messaging Layer)
プルーフ・オブ・ステーク(PoS)ブロックチェーンでは、指定されたリーダーがトランザクションのブロックをバリデーターに提案します。このブロックを効率的に共有することは重要ですが、難しい課題でもあります。RaptorCastは、ブロックの伝播を改善するために設計されたソリューションで、主に三つの領域に焦点を当てています。
まず、パフォーマンスです。すべてのバリデーターに迅速にブロックを送信することが求められます。次に、セキュリティです。受信者がブロックの真正性と整合性を確認できるようにする必要があります。そして、ロバスト性です。正直なバリデーターが、データの一部が失われたり破損したりしてもブロックを再構築できるようにします。
RaptorCastの主要な設計決定には、データ伝送プロトコルがあります。TCP(伝送制御プロトコル)は信頼性がありますが、接続の要件があるため遅くなります。一方、UDP(ユーザーデータグラムプロトコル)は速いですが、信頼性が低いです。RaptorCastはUDPを選択し、パケットの損失に対処するために他の方法を計画しています。
次に、エンコーディングシステムです。UDPでのパケット損失を管理するために、RaptorCastは強力な前方誤り訂正(FEC)方式を使用しています。これは、元のデータがいくつかのパケットを失っても再構築できるように、追加のエンコードされたパケットを送信します。選ばれたエンコーディング方式はR10で、パフォーマンスとスケーラビリティのバランスが取れています。
さらに、ブロードキャスト戦略として、RaptorCastは構造化されたブロードキャストアプローチを採用しています。各バリデーターには特定のデータを定義されたグループに転送する役割が割り当てられ、ランダムなブロードキャスト方法よりも効率的です。
セキュリティ対策として、送信される各データチャンクは、独立して検証されるメルクル証明システムを通じて確認されます。これにより、データが改ざんされていないことが保証されます。各チャンクを個別に署名する代わりに、RaptorCastはメルクルツリーを使用して必要な署名の数を減らし、検証プロセスを効率化しています。
要するに、RaptorCastは、速度のためにUDPを利用し、信頼性のために強力なエンコーディングシステムを採用し、効果的なデータ配信のためにターゲットを絞ったブロードキャスト戦略を用いることで、プルーフ・オブ・ステークブロックチェーンにおけるブロック伝播の効率とセキュリティを向上させるように設計されています。
99.PythonでMojo実行!(Python can run Mojo now)
PythonはMojoコードを呼び出すことができるようになり、Pythonと一緒に高速でコンパイルされた言語を使うのが簡単になりました。Mojoを使用するための設定が簡素化され、Pythonから呼び出す関数を定義するMojoモジュールを作成できます。
テストでは、Mojoによる階乗関数の実装が、Pythonのネイティブ実装と比べて驚くべき速度を示しましたが、大きな数を計算する際にオーバーフローの問題が発生しました。別のテストでは、素数を数える関数がMojoの方がPythonやNumPyの実装よりも速いことを示しました。
全体として、Mojoはまだ開発の初期段階にあり、商用利用には完全には準備が整っていないかもしれませんが、パフォーマンス向上の可能性が大きく、Rustよりも学びやすいという利点があります。著者はその将来に対して楽観的です。
100.The X Window System didn't immediately have X terminals(The X Window System didn't immediately have X terminals)
要約がありません。