1.水銀:超高速言語モデル(Mercury: Ultra-Fast Language Models Based on Diffusion)
マーキュリーは、コーディング用に設計された新しいタイプの大規模言語モデル(LLM)で、トランスフォーマーアーキテクチャと拡散技術を用いて構築されています。最初のバージョンであるマーキュリーコーダーは、ミニとスモールの2つのサイズがあります。これらのモデルは、高速かつ高品質であることが特徴で、NVIDIA H100 GPU上でミニは毎秒1109トークン、スモールは毎秒737トークンという驚異的な処理速度を達成しています。他の最適化されたモデルと比べて最大10倍の速さを誇りながら、同等の品質を維持しています。マーキュリーコーダーはさまざまなコーディングベンチマークでテストされ、開発者から好評を得ており、品質では2位、全体の速さでは最速という評価を受けています。また、ユーザー向けに公開APIと無料のプレイグラウンドも提供されています。
2.モーフ:AIコード編集の革命(Morph (YC S23) – Apply AI code edits at 4,500 tokens/sec)
MorphのTejasが、新しいAIツールを発表しました。このツールは、1秒間に4,500トークン以上のコード編集を迅速にファイルに適用することができます。従来の全ファイルの書き換えや単純な検索・置換といった遅くてエラーが発生しやすい方法を回避しています。Morphの独自のアプローチにより、AIは既存のコードを参照しながら編集を行うため、スピードと信頼性が確保されています。
Morphは、2つの「ファストアプライ」モデルを提供しており、より速いモデルは1秒間に4,500トークンを処理できます。また、埋め込みや再ランキング用のモデルも用意しています。今後の機能としては、より迅速なコード更新のためのインライン編集モデルや、ユーザーの編集を予測するための予測モデルが予定されています。
Tejasは、開発におけるスピードと精度の重要性についてのフィードバックを求めており、コーディングにおけるAIの未来についても議論しています。専門的なモデルが従来の全ファイル書き換え方法を上回る可能性があると示唆しています。ライブデモやドキュメントはオンラインで利用可能です。
3.Pocketで自己分析!(I used o3 to profile myself from my saved Pocket links)
著者は、Pocketアプリが終了する中で、o3というツールを使って保存した記事を分析した経験を共有しています。彼は、7年間で集めた約900の記事をもとに、個人的なプロフィールを作成しようとしています。これらの記事は、テクノロジー、育児、信仰など、さまざまなトピックをカバーしています。
o3を使用することで、著者は自分の可能性のある人口統計や興味についての洞察を得ました。主な推測によると、彼はバージニア州の沿岸に住む30代半ばから40代前半の男性で、シニアソフトウェアエンジニアとして働いており、世帯年収は15万ドルから22万ドルの範囲にあるとされています。彼は結婚しており、複数の幼い子供がいるようで、政治的には保守的な見解を持っています。
分析はまた、彼の学習スタイルが自己主導型でテキスト中心であることや、情報の摂取が技術的な内容や個人の財務に大きく焦点を当てていることを示しています。著者は、得られた洞察が驚くほど正確であると感じており、広告会社が行うように、個人データを分析する技術の可能性を認めています。
最後に、彼はコンテンツ管理のためにWallabagやFreshRSSのような自己ホスティングサービスに移行することについて言及し、2025年における自己ホスティングの容易さを振り返っています。
4.存在しない機能追加(Adding a feature because ChatGPT incorrectly thinks it exists)
Adrian Holovatyは、Soundsliceという会社で起きた珍しい状況について書きました。Soundsliceは楽譜をデジタル化するための音楽スキャンシステムを提供していますが、最近、ASCIIタブ譜のスクリーンショットが多くアップロードされるようになりました。この混乱は、ChatGPTがSoundsliceが音声再生のためにASCIIタブのインポートをサポートしていると誤ってユーザーに伝えたことから生じましたが、実際にはそれは事実ではありませんでした。
この誤情報に直面したSoundsliceは、誤解を解くべきか、それともユーザーが求めている機能を作るべきかを考えなければなりませんでした。最終的に、彼らはユーザーの需要に応えるためにASCIIタブのインポーターを開発することを選びました。これは当初の計画には含まれていなかったものです。Holovatyは、この決定について複雑な気持ちを抱いており、ユーザーを助けられることには満足している一方で、誤った情報に対応することに対して懸念を感じていました。
5.フィグマが私たちをデザインする時(When Figma starts designing us)
著者は、リモートデザイン作業に欠かせないツールとなったFigmaについての体験を振り返っています。Figmaは、スマートコンポーネントやオートレイアウトといった機能によってデザインプロセスを進化させましたが、著者はこれらのツールがデザイナーにエンジニアリング的な考え方を早くから求めることに懸念を示しています。たとえば、オートレイアウトはデザインを特定の形式に固定するため、クリエイティブな自由を制限し、新しいアイデアを探求するのが難しくなります。同様に、デブモードはデザイナーがコーディングプロセスから離れてデザインを最終化することを促すため、時間の無駄やコラボレーションの機会を逃す原因となることがあります。
全体として、この記事はこれらの傾向がデザインにおける創造的な可能性を狭め、革新よりも均一性をもたらす恐れがあると警告しています。著者は、デザインとエンジニアリングのバランスを保つことの重要性を訴えています。良いデザインは厳格な構造からではなく、探求や自発性から始まるべきだと強調しています。Figmaは強力なツールである一方で、デザイナーはそのツールが自らの創造的プロセスに与える影響を意識することが重要です。
6.フランソワ・ショレとAGIの未来(François Chollet: The Arc Prize and How We Get to AGI [video])
具体的な内容が提供されていないため、要約することができません。要約してほしいテキストを教えていただければ、喜んでお手伝いします。
7.ダイソンの未来デザイン(Dyson, techno-centric design and social consumption)
著者はデザインエンジニアとして、ジェームズ・ダイソンを批判するジンからインスピレーションを受け、「良い」デザインの概念について考えています。彼らは、デザインは技術に厳密に焦点を当てるのではなく、ユーザーのニーズを優先すべきだと主張しています。ダイソンの技術重視のアプローチは、初めは優れた製品を生み出しましたが、快適さや使いやすさを犠牲にするデザインを生む結果となっています。
著者は、ダイソンの派手で技術主導の掃除機と、ボッシュのより人間工学に基づいたデザインを対比させています。ボッシュの製品は、ダイソンの未来的な魅力にもかかわらず、よりユーザーフレンドリーであると示唆しています。また、ダイソンのマーケティングは製品に社会的なイメージを与え、単なる機能的な道具ではなく、ステータスシンボルとしての側面を強調しています。この自己イメージへの焦点は、エルゴノミクス(人間工学)、コスト、信頼性においてデザインの妥協を招く可能性があります。
さらに、著者は「スター・デザイナー」という神話を批判し、これはデザインの協力的な性質を過度に単純化し、スタイルが実質を上回ることを助長する可能性があると述べています。最終的に、著者はダイソンが技術に大きな貢献をしている一方で、技術中心のデザイン哲学がユーザーの真のニーズを見落としがちであると考え、より実用的で謙虚なデザインソリューションへのシフトを求めています。
8.ウィードル解決法(Solving Wordle with uv's dependency resolver)
このテキストでは、Pythonのパッケージ「uv」とその依存関係解決機能を使って、言葉遊び「Wordle」を解く方法が説明されています。著者は以前に数独ソルバーを作成しており、同様の原理をWordleに応用しています。
Wordleの基本について説明します。プレイヤーは五文字の単語を当てるために六回のチャンスがあります。各推測の結果は、色でフィードバックされます。正しい文字は緑、正しいが位置が違う文字は黄色、間違った文字は白で示されます。
ゲームのエンコーディングでは、可能な単語をパッケージとして表現し、各文字の位置もパッケージとして表現します。これにより、各推測後のフィードバックに基づいて依存関係を管理できるようになります。
フィードバックの処理については、推測から得られたフィードバックを解釈し、可能な文字や位置に対する制約を更新する方法が説明されています。これには、文字の位置やフィードバックを追跡するための追加のパッケージを作成することが含まれます。
実装に関しては、著者がこれらのパッケージを自動的に作成するプログラムを開発し、フィードバックに基づいて効率的に推測できるようにしています。このシステムは、異なる文字や共通の文字を優先するためのソート方法を使用しています。
パフォーマンスについては、パッケージの作成と解決プロセスが効率的であり、数千の可能な解決策が迅速に生成されることが強調されています。
さらに、著者は推測のためのより高度な戦略を提案し、ソルバーの実際のパフォーマンスの例を共有しています。
ソースコードはGitHubで公開されており、他の人がこのツールを使用したり修正したりできるようになっています。
全体として、このテキストはPythonの依存関係解決機能を使ったWordleの解決方法を創造的に示しており、ゲームとプログラミングの交差点を紹介しています。
9.ビチャット:分散型メッセージアプリ(Bitchat – A decentralized messaging app that works over Bluetooth mesh networks)
bitchatは、安全で分散型のメッセージングアプリで、Bluetoothメッシュネットワークを利用して動作します。インターネットやサーバー、電話番号は必要ありません。主に暗号化された通信を提供することに重点を置いています。
このアプリの主な特徴には、近くのデバイスを通じて自動的に接続し、メッセージを中継する分散型ネットワークがあります。また、メッセージのプライバシーを守るために高度な暗号化手法を使用したエンドツーエンドの暗号化も採用されています。特定のトピックに基づいたグループチャットが可能で、パスワード保護のオプションもあります。オフラインのユーザー向けにメッセージを保存し、再接続時に配信するオフラインメッセージ機能も備えています。アカウントや識別子が不要なため、ユーザーの匿名性が確保されています。インターフェースは、/joinや/msgなどの馴染みのあるコマンドスタイルを含んでおり、使いやすさが考慮されています。iOSとmacOSの両方に対応しているユニバーサルアプリです。
セットアップ方法には、推奨されるXcodeGenを使ってプロジェクトを生成し、Xcodeで開く方法、Swift Package Managerを利用してPackage.swiftからプロジェクトを開く方法、手動で新しいXcodeプロジェクトを作成し、bitchatディレクトリからファイルを追加して設定を行う方法があります。
基本的な使い方としては、ルームに参加したり、プライベートメッセージを送信したり、簡単なコマンドを使ってチャット機能を管理することができます。ルームの所有者はパスワードを設定し、メッセージの保持期間を管理することができます。
セキュリティとプライバシーに関しては、すべてのメッセージに強力な暗号化が施されており、個人情報は必要ありません。データを即座に消去する緊急ワイプ機能や、プライバシーを守るためのランダムなトラフィックパターンも備えています。
パフォーマンスの最適化としては、効率的なメッセージ圧縮やさまざまな省電力モードを使用しています。このアプリはバックグラウンドでもうまく動作し、バッテリーの残量に応じて適応します。
技術的なアーキテクチャには、Bluetoothを介した効率的な通信のためのバイナリプロトコルが採用されています。メッシュネットワーキングをサポートしており、すべてのデバイスがメッセージを中継できるようになっています。
Androidとの互換性もあり、このプロトコルはAndroid向けに適応可能で、クロスプラットフォームの通信を実現します。全体として、bitchatは従来のインフラに依存せず、安全でプライベート、効率的なメッセージングを提供するよう設計されています。
10.Lightfastness Testing of Colored Pencils(Lightfastness Testing of Colored Pencils)
要約がありません。
11.Hymn to Babylon, missing for a millennium, has been discovered(Hymn to Babylon, missing for a millennium, has been discovered)
要約がありません。
12.Tuning the Prusa Core One(Tuning the Prusa Core One)
要約がありません。
13.C++23でパリファー実装(Cpparinfer: A C++23 implementation of the parinfer algorithm)
プロジェクト「cpparinfer」は2025年1月26日に作成されました。現在、68回のコミットと5つのブランチがあり、タグはありません。このプロジェクトはGNU一般公衆ライセンスバージョン3.0またはそれ以降のバージョンの下でライセンスされています。ユーザーはSSHまたはHTTPSを使用してプロジェクトをクローンでき、ソースコードをさまざまな形式(zip、tar.gz、tar.bz2、tar)でダウンロードできます。最新のコミットはWouter Bijlsmaによって行われました。
14.NYC地下鉄シミュレーター(NYC Subway Simulator and Route Designer)
ニューヨーク市に長年住んでいる人が、地下鉄のサービスをより理解しやすくするためのビジュアルツールを作りました。このツールでは、列車が出発地点から始まり、各駅に停車し、他の列車の近くで減速する様子が表示されます。また、ユーザーは線路をつなげることでカスタムルートを作成することもできます。制作者は、このツールに対するフィードバックを歓迎しています。
15.探検の時代(The Era of Exploration)
大規模言語モデル(LLM)は、数十年にわたるオンラインテキストの蓄積から生まれましたが、高品質なデータの限界により成長が制約されています。現在のモデルはデータを生成する速度よりも早く消費しているため、今後のAIの進展は、これらのモデルがどれだけ効果的に自らデータを生成し、探求できるかにかかっています。
重要な考え方は、探求、つまりどの経験から学ぶかを選ぶことがAIモデルの改善において重要であるということです。このプロセスには、学習のための環境やデータソースを選ぶ「世界サンプリング」と、これらの環境からデータを収集する方法に焦点を当てた「パスサンプリング」という二つの主要な側面があります。目標は、計算の努力に対して得られる有用な情報を最大化することです。
LLMの事前学習は、さまざまな経験を提供することで探求の課題に対処します。これにより、小さなモデルは「蒸留」と呼ばれるプロセスを通じて学ぶことができます。つまり、大きなモデルは前もって「探求税」を支払うことで、小さなモデルが学びやすくなります。
一般化、つまりモデルが新しい未経験の状況にどれだけ対応できるかは、LLMにとって不可欠です。効果的な探求はより良い一般化に寄与し、多様な経験がモデルを訓練データを超えたさまざまなクエリやタスクに適応させます。
AI開発の未来は、環境の選択方法やモデルがどのようにデータを収集するかにおける探求戦略の改善にあるかもしれません。現在の探求方法はやや基本的ですが、性能と効率を向上させる可能性のあるより洗練されたアプローチが期待されます。
要するに、より良い探求に焦点を当てることで、LLMやAI全般において大きな進展が見込まれ、将来の研究開発において有望な分野となるでしょう。
16.ネアンデルタールの脂肪工場(Neanderthals operated prehistoric “fat factory” on German lakeshore)
古代ローマでは、揚げたツグミが人気のストリートフードでした。特にマヨルカ島でよく食べられていました。この料理は裕福な人々だけでなく、一般の人々にも手に入るものでした。
17.LLMの新視点(A non-anthropomorphized view of LLMs)
このブログ記事では、著者が大規模言語モデル(LLM)についての見解を述べており、これらを人間のような存在として捉える傾向について考察しています。著者は、LLMは意識や倫理といった人間的な特性を持つ存在ではなく、複雑な数学的関数として理解されるべきだと主張しています。
まず、LLMの理解についてですが、LLMは単語の列を高次元空間にマッピングし、前の単語に基づいて次の単語を予測することで機能します。このプロセスは、数学的空間を通る道筋に似ています。
次に、整合性と安全性の問題があります。LLMが望ましくない出力を生成しないようにすることは難しく、何が「望ましくない」とされるかを例を超えて定義することが困難です。著者は、有害な出力の確率を定量化する必要性を強調しています。
LLMの有用性についても触れています。LLMは自然言語処理の多くの問題を解決するのに効果的であり、急速に進化しているため、ますます役立つ存在になっています。
人間的特性をLLMに帰属させることの問題についても言及しています。著者は、人々がLLMに人間のような特性を持たせることは問題であり、これがLLMの能力やリスクに対する誤解を招く可能性があると考えています。
人間の意識とLLMの違いについて、著者は人間の思考はLLMの操作とは根本的に異なると信じています。LLMは学習したパターンに基づいて単語の列を生成するだけです。
最後に、LLMの影響について述べています。真の人工一般知能(AGI)が実現されるかどうかにかかわらず、LLMは過去の技術革新と同様に、世界を大きく変える可能性があります。
著者は、LLMについてより明確で数学的な理解を促し、この技術に対する混乱や恐れを避けるべきだと訴えています。
18.リサ風1ビットOS(I wrote a "web OS" based on the Apple Lisa's UI, with 1-bit graphics)
LisaGUIは、1980年代のApple Lisa Office Systemに触発された、シンプルなJavaScriptを使って作られたウェブベースのオペレーティングシステムです。現在は初期のアルファ段階にあり、バグが存在します。このプロジェクトは、Appleのコードを使用せずに、オリジナルのユーザーインターフェースをゼロから再現することを目指しています。すべての要素は、CSSや従来のDOMを使わずに、単一のキャンバス上に描画されます。
開発者は、CSSの代わりにJavaScriptを使用することで、異なるウェブブラウザ間で一貫した外観を実現しました。また、独自のフォント用の組版システムを構築し、独自のテキストスタイルやグリフを作成しました。LisaGUIはモバイルデバイス向けには最適化されていませんが、より良い体験のためにプログレッシブウェブアプリ(PWA)として実行することができます。ユーザーはAndroidデバイスで、タッチスクリーンキーボードやカーソルに関する問題に直面することがあります。
現在利用できる機能は限られていますが、将来的なアップデートでさらに多くのアプリや機能が追加される予定です。開発者はプロジェクトに関するフィードバックや質問を歓迎しています。
19.ピアノマスター法(Piano Trainer – Learn piano scales, chords and more using MIDI)
Piano Trainerは、自分のペースでピアノを学ぶためのツールで、さまざまな練習モードを提供しています。主な特徴には、MIDI対応、ホームポジションのキーボード入力、異なるプラットフォームでの動作、スケールやコード、五度のインタラクティブな練習、難易度の高いクイズモードやシャッフルモードがあります。
今後の機能としては、さらに多くのスケール、カスタマイズ可能なクイズ設定、異なるキーボード音が追加される予定です。
このツールはitch.ioから無料でダウンロードでき、設定手順に従ってローカルで実行することも可能です。プロジェクトへの貢献が奨励されており、変更を提出するためのガイドラインは技術的な詳細に記載されています。貢献者やTauriコミュニティへの特別な感謝も述べられています。
20.Intel's Lion Cove P-Core and Gaming Workloads(Intel's Lion Cove P-Core and Gaming Workloads)
要約がありません。
21.書籍の破壊と海賊版ダウンロード(Anthropic cut up millions of used books, and downloaded 7M pirated ones – judge)
Business Insiderは、読んでみたい興味深く革新的なストーリーを提供しています。
22.英語のアクセント無用論(Why English doesn't use accents)
英語がフランス語のようにアクセント記号を使用しない理由について説明しています。主なポイントは以下の通りです。
歴史的背景として、1066年のノルマン征服以降、フランス語が英語に大きな影響を与え、特に綴りに変化をもたらしました。それ以前は、英語がイングランドで主流の言語でした。
ダイアクリティクス、つまりアクセント記号は、フランス語で発音の変化を示すために使われます。しかし、ノルマン人が持ち込んだフランス語はこれらの記号を含んでおらず、そのため英語の書き方にも影響を与えました。
中世の写字生は、ラテン文字では表現できない音を表すために追加の文字を使い、英語では「sh」や「th」といった組み合わせが生まれました。これにより、ダイアクリティクスの代わりに音を示す方法が確立されました。
ルネサンス期に印刷技術が導入されると、書き方の標準化が進みました。フランスでは発音を明確にするためにダイアクリティクスが採用されましたが、イングランドでは既存の綴りのシステムがほとんどそのまま残りました。
これらの歴史的な出来事の結果、英語はダイアクリティクスなしで進化し、音を示すために文字の組み合わせに依存するようになりました。一方、フランス語は発音を助けるためにアクセント記号が豊富に使われるシステムを確立しました。
全体として、このテキストは歴史的な出来事や文化的な慣習が英語とフランス語をどのように異なる形に発展させたかを示しています。
23.マイクロジャックスの全貌(Showh HN: Microjax – JAX in two classes and six functions)
Microjaxは、JAXのシンプルな実装で、2つのクラスと6つの関数から成り立っています。このライブラリは、Andrej KarpathyのMicrogradに触発されています。Microgradは、PyTorchに似た簡潔なライブラリです。著者は、関数型プログラミングスタイルのためにJAXを好んでいます。このチュートリアルは、Matthew J Johnsonが2017年に発表したオートグラッドに関するプレゼンテーションを基にしており、概念を簡素化して、使いやすいノートブック形式で提供しています。読者は、自分自身でノートブックを実行するか、Google Colabで試すことを勧められています。
24.Building the Rust Compiler with GCC(Building the Rust Compiler with GCC)
要約がありません。
25.猫の肉屋:ヴィクトリア時代の猫食堂(The Cat's Meat Man: Feeding Felines in Victorian London)
1901年1月10日、ビクトリア女王の死の直前に、ロンドンのホルボーンで250人のキャッツミートマンが夕食会を開きました。キャッツミートマンは、猫や犬のための肉を販売する露天商で、安価な内臓や馬肉を詰めたカートを押しながら客を呼び込んでいました。彼らの肉の質についての陰鬱なジョークがあったものの、多くの業者は心優しく、しばしば野良猫に食べ物を分け与えていました。
ビクトリア女王の治世中、キャッツミートマンはジャーナリストたちの関心を集めました。ロンドンには約1,000人のキャッツミートマンがいて、約30万匹の猫にサービスを提供していました。彼らは一生懸命働き、時には1日で40マイルも移動しました。ほとんどの業者は元肉屋や未亡人など、控えめな背景を持ち、商売の厳しさにもかかわらず安定した生活を送ることができた人もいました。
キャッツミートの商売には暗い側面もあり、一般の人々の間では、猫のための肉ではなく、実際に猫の肉が売られるのではないかという恐れがありました。この懸念は、1871年のパリ包囲戦中に猫が食べられたという報告があった後に強まりました。また、1888年にキャッツミートショップの近くでアニー・チャップマンが殺害された事件も、この商売の不気味な評判を高めました。
夕食会の夜、業者たちを称えるために開かれたこのイベントは賑やかな雰囲気でした。ゲストたちは心温まる食事を楽しみ、ベッドフォード公爵夫人のような著名人が虐待された猫を救うよう呼びかけました。このイベントは、社会における猫への愛情が高まっていることを示しており、ウェールズの王女も出席できなかったことを残念に思っていました。
26.セラピスト不要論(LLMs should not replace therapists)
この論文では、大規模言語モデル(LLM)がメンタルヘルスケアにおいて人間のセラピストを代替できるかどうかを検討しています。主要な医療機関の治療ガイドをレビューし、効果的な治療関係における重要な要素、特にセラピストとクライアントの強い結びつきの重要性を強調しています。著者たちは「gpt-4o」などのLLMをテストし、これらの基準を満たすことができないことが多いと発見しました。具体的には、LLMはメンタルヘルスの問題に対する偏見を示し、時には有害な思考パターンを助長することもありました。これらの問題は新しいモデルでも依然として見られ、現在の安全対策が不十分であることを示唆しています。さらに、論文では治療的な関係を築くためには人間特有の特性が必要であり、LLMにはそれが欠けていることも指摘されています。したがって、著者たちはLLMがセラピストの代わりになるべきではないが、治療において他の支援的な役割を果たす可能性があると結論づけています。
27.SIMDの現実(The messy reality of SIMD (vector) functions)
この記事では、SIMD(Single Instruction, Multiple Data)関数について説明します。これらの関数は、複数のデータを同時に処理するために設計されており、パフォーマンスを向上させることができます。この記事では、これらの関数を効果的に宣言し、使用する方法について解説します。
SIMD関数とは、単一の関数呼び出しで複数のデータポイントを処理できる機能です。例えば、四つの角度のサインを一度に計算することができます。これにより、ループをベクトル化し、複数の要素を並行して処理することでパフォーマンスが向上します。
SIMD関数は、特定のコンパイラプラグマを使用して宣言できます。例えば、OpenMPプラグマの「#pragma omp declare simd」や、GCCの「attribute((simd))」などがあります。関数のパラメータは、各レーンに異なる値を指定する変数、すべてのレーンに同じ値を指定するユニフォーム、または連続した値を指定するリニアとして設定できます。
ただし、すべてのコンパイラがSIMD関数をサポートしているわけではなく、サポートしている場合でも効率的でない実装が生成されることがあります。コンパイラはしばしば関数呼び出しに対して最悪のシナリオを想定するため、最適化が妨げられることがあります。
効率的なSIMD関数を作成するためには、プログラマーがインストリンシックを使用して実装し、リンカエラーを避けるために関数名を慎重に管理する必要があります。理論的にはSIMD関数はパフォーマンスを向上させる可能性がありますが、実際の制約やコンパイラの制限がその利用を複雑にすることが多いです。
SIMD関数はパフォーマンス向上の大きな可能性を持っていますが、異なるコンパイラで効果的に利用することは難しい場合があります。
28.非同期キューの魅力(Async Queue – One of my favorite programming interview questions)
この記事では、デイビッド・ゴメスが考案した「非同期キュー」という人気のプログラミング面接手法について説明しています。ゴメスは過去7年間、この面接形式を用いて候補者のプログラミングスキルを評価してきました。特に、JavaScriptのようなシングルスレッド環境での非同期リクエストの処理に焦点を当てています。
面接の内容は、sendOnce
という関数を作成することです。この関数は、サーバーがクライアントからのリクエストを一度に一つだけ処理することを保証します。候補者は、JavaScriptのシングルスレッド特性を考慮しながらこの実装を行う必要があります。
初期の実装では、リクエストを一度に一つだけ処理するという要件を満たせないことがよくあります。候補者は、バグのないコードを書く能力や、コールバックやフラグのロジックを理解することで問題解決能力を示さなければなりません。
基本的な実装の後、候補者にはリクエスト処理前に最小遅延を設けるなどの機能を追加するよう求められます。これにより、新しい要件に適応する能力が試されます。
さらに進んだ要件として、複数のリクエストを間隔を空けて送信する機能や、キャンセル機能の実装、テストの作成などが含まれることがあります。これにより、よりスキルの高い候補者を見分けることができます。
ゴメスは、AIツールが候補者の面接中に役立つことがあると指摘しています。これにより、面接がより興味深くなり、候補者がAIをコーディングワークフローに統合する能力が試されます。AIを効果的に活用できる候補者は、適応力やスキルを示すことができます。
この面接形式は、単にコーディング能力を評価するだけでなく、候補者が進化する要件にどのように対応し、AIのような現代のツールを活用できるかも評価しています。
29.AIに頼れない面白さ(Thesis: Interesting work is less amenable to the use of AI)
ロブ・コクロブは、興味深い仕事はAIにあまり向いていないと考えています。逆に、定型的なコードを書くような退屈な作業にはAIが適していると感じています。彼は、Hacker Newsで他の人たちがAIの生産性向上を称賛するのを見て、取り残されることへの不安を感じていますが、AIに頼ることで自分の仕事における重要な文脈を失うことになると考えています。
彼は、多くのソフトウェアエンジニアがなぜ定型的な作業、つまりボイラープレートの作成に集中しているのか疑問に思っています。コクロブは、このようなボイラープレートへの依存が業界の非効率を示しているのではないかと指摘しています。彼は、ソフトウェアエンジニアは単に繰り返し作業を行うのではなく、問題解決に焦点を当てるべきだと考えているのかもしれないと疑問を抱いています。
30.VIC出力強化システム(Integrated System for Enhancing VIC Output)
ISEVICは、C64用のカートリッジで、Tang Nano 20K FPGAを使用してC64の映像をHDMIに変換し、映像出力を向上させます。このカートリッジは多くのC64の機能に対応していますが、まだバージョン1.0のリリースであり、一部のデモやゲームにバグがある可能性があります。必要なものはすべてGitHubのページで見つけることができます。
31.What every programmer should know about how CPUs work [video](What every programmer should know about how CPUs work [video])
要約がありません。
32.オープンコード:端末のAIコーダー(Opencode: AI coding agent, built for the terminal)
この文書は、ターミナル用に設計されたAIコーディングエージェントのインストール手順を提供します。
インストール手順は以下の通りです。まず、直接インストールするには次のコマンドを使用します。curl -fsSL https://opencode.ai/install | bash
。別の方法として、パッケージマネージャを使ってインストールすることもできます。npmを使用する場合は、npm i -g opencode-ai@latest
を実行してください。macOSの場合は、brew install sst/tap/opencode
を、Arch Linuxの場合は、paru -S opencode-bin
を使います。なお、インストールする前に、0.1.xより古いバージョンはアンインストールしてください。
詳細な設定については、ドキュメントを参照してください。
新機能を追加する前には、GitHubでイシューを開いてプロジェクトの目標に合致しているかを確認するために議論してください。簡単な修正については、事前の議論は必要ありません。
ローカル環境のセットアップには、BunとGolang 1.24.xが必要です。セットアップするには、次のコマンドを実行します。$ bun install
と$ bun run packages/opencode/src/index.ts
です。
開発に関する注意点として、TypeScriptのAPIエンドポイントを変更した場合、opencodeチームがクライアント用の新しいSDKを生成する必要があります。
Claude Codeとの違いについては、完全にオープンソースで特定のプロバイダーに依存せず、OpenAIやGoogle、ローカルモデルとも連携可能です。また、ターミナルユーザーインターフェース(TUI)に重点を置いており、クライアント/サーバーアーキテクチャを使用しているため、異なるデバイスからのリモート使用が可能です。
コミュニティに参加するには、YouTubeやX.comで最新情報や議論に参加してください。
33.FPGA画像処理革新(High Performance Image Sensor Processing Using FPGAs [pdf])
ガーボル・セデー・ベッカーの博士論文は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を用いた画像センサー処理の向上に焦点を当てています。この論文は、ローベルト・ロバス博士の指導のもと、2023年3月にオーブダ大学で防衛されました。
画像センサーは、スマートフォンや自動車、セキュリティシステムなどのデバイスにおいて非常に重要です。多くのプロトタイプはプログラム可能なロジックを利用しています。FPGAは、単純なゲートアレイから進化し、複雑なシステムとして高度な画像処理タスクを実行できるようになりました。
ベッカーの研究は、FPGA上での画像信号処理(ISP)に関するアルゴリズムや手法のさまざまな進展を含んでおり、以下の章に整理されています。均一性補正では、CMOSセンサーにおける固定パターンノイズに対処しています。ピクセル欠陥補正では、外部メモリを使用せずにピクセルの欠陥を特定し修正する方法を開発しました。画像品質の向上には、最適化されたフィルタリング技術を用いたノイズ低減に焦点を当てています。自動ホワイトバランスでは、画像データに基づいてリアルタイムで調整するための低遅延アルゴリズムを作成しました。高速フーリエ変換の実装では、FFTプロセスの効率を向上させ、メモリ使用量を削減しています。直接デジタル合成では、デジタル信号処理におけるメモリ割り当てを減らす新しい方法を提案しています。
この論文は、画像処理技術の重要な進展と現代のデバイスへの応用を強調しており、高性能を実現するためのFPGAの重要な役割を浮き彫りにしています。
34.AIカメラが交差点を変える(AI Cameras Change Driver Behavior at Intersections)
AIカメラが交差点での運転行動を監視するために使用されており、これにより交通事故による死亡者を減らすことが期待されています。これらのカメラは、安全運転を促進することで道路の安全性を向上させることを目的としています。この技術はコンピュータビジョンを利用して、運転手が道路の重要な地点でどのように行動しているかを追跡し分析します。これは、交通事故による死亡者をゼロにすることを目指す「ビジョンゼロ」の目標に貢献しています。
35.The first time I was almost fired from Apple(The first time I was almost fired from Apple)
要約がありません。
36.Uncommon Uses of Python in Commonly Used Libraries (2022)(Uncommon Uses of Python in Commonly Used Libraries (2022))
要約がありません。
37.DNSでISSの位置を特定!(Get the location of the ISS using DNS)
DNS(ドメインネームシステム)を利用して国際宇宙ステーション(ISS)の位置を特定する方法について説明しています。特にLOCレコードという特別なDNSレコードを使用します。著者は、where-is-the-iss.dedyn.ioというドメインを作成し、DNSクエリを通じてISSの座標を提供しています。
まず、DNSの基本について触れます。ドメイン名は物理サーバーにリンクしており、DNSは位置情報を含むさまざまなタイプのレコードを保存できます。LOCレコードは、緯度、経度、高度を指定するもので、正確な位置追跡が可能です。この標準は、地下深くから衛星の高さまでの高度をサポートしています。
ISSの追跡については、著者がN2YOのAPIを使用してISSの現在の位置を取得し、それをLOC形式に変換してDNSレコードを更新しています。DNSレコードは、deSECというドメインプロバイダーのAPIを使って15分ごとに更新されます。
また、LinuxやMacユーザー向けに、DNSレコードをクエリし更新するためのコマンドラインの指示も含まれています。全体として、DNSを創造的に利用して、ISSの位置のような珍しいデータを保存しアクセスする方法を示しています。
38.Appleの安全フィルター解析(I extracted the safety filters from Apple Intelligence models)
AppleのAIモデルで使用されている安全フィルターを制御するための暗号を解読する方法を見つけました。その情報をリポジトリにまとめたので、ぜひご覧ください。
39.バックログ管理ツール(Backlog.md – Markdown‑native Task Manager and Kanban visualizer for any Git repo)
Backlog.mdは、Gitリポジトリと連携するタスク管理およびカンバンボードツールです。ユーザーはMarkdownファイルを使ってタスクを管理でき、リポジトリ内で完全にオフラインで動作します。
主な特徴として、タスクをシンプルなMarkdownファイルとして管理できること、すべてのデータがローカルに保存されるためプライバシーが守られること、ターミナル内でライブカンバンボードを表示できることがあります。また、現代的なブラウザインターフェースを起動してタスク管理ができ、AIコマンドを使ってタスクを管理することも可能です。macOS、Linux、Windowsの各プラットフォームで動作し、個人や商業プロジェクトで無料で使用できるオープンソースソフトウェアです。
使い始めるには、まずnpmまたはbunを使ってBacklog.mdをインストールします。次に、backlog init <プロジェクト名>
コマンドで新しいプロジェクトを初期化し、backlog task create "<タスク>"
でタスクを作成します。タスクはbacklog board view
コマンドで確認できます。
ウェブインターフェースは、backlog browser
コマンドで起動できます。ポートのカスタマイズや自動ブラウザ起動の防止も可能です。
タスク管理コマンドでは、説明、担当者、ステータスなどのオプションを使ってタスクを作成できます。コマンドを使ってタスクの一覧表示や詳細の編集、アーカイブも行えます。
Backlog.mdは、CLIフラグや設定ファイルを通じてカスタマイズが可能で、デフォルトの担当者やステータス、エディタの設定を行うことができます。
ライセンスはMITライセンスで、柔軟に使用できる一方で、クリエイターへのクレジットが必要です。
40.Functions Are Vectors (2023)(Functions Are Vectors (2023))
要約がありません。
41.Swedish Campground (2004)(Swedish Campground (2004))
要約がありません。
42.愛されしゲームサイト、賭博へ転身(Beloved 27-Year-Old Gaming Site Wipes Forums, Relaunches as Gambling Cash-Grab)
アドベンチャーゲームズは、1998年からポイント&クリックアドベンチャーゲームの愛好者に親しまれてきたサイトですが、最近、ギャンブルを促進するプラットフォームに変わりました。この変化は、アイヴォ・ティールがサイトを売却した後に起こり、アドベンチャーゲームのレビューからカジノやベッティングのコンテンツに焦点が移りました。この新しい方向性には、20年間のフォーラム投稿の削除が含まれており、元スタッフや忠実なユーザーたちは驚きと失望を感じています。
サイトの衰退は2022年3月に始まりました。主編集者のジャック・アリンがティールとの財政的な対立により解雇されたことが原因です。ティールは編集業務を引き継いでいましたが、アリンがPatreonを通じてサイトの資金を改善しようとした試みは期待した結果を生み出せず、緊張が高まり、最終的にアリンは退職しました。その後、アリンや他の元寄稿者たちは、オリジナルの精神を守るために新しいサイト「アドベンチャーゲームホットスポット」を立ち上げました。
一方、サイトに自身の資金を投資していたティールは、新しいオーナーがギャンブルコンテンツにシフトしたことに驚いています。アドベンチャーゲームズの現状は、多くの人々を落胆させており、失われたフォーラム投稿をアーカイブすることがサイトの遺産を維持するための一つの解決策として期待されています。新しいオーナーであるクリックアウトメディアは、意図を明確に伝えておらず、かつてこのサイトが育んだコミュニティの未来について懸念が広がっています。
43.The era of full stack chip designers(The era of full stack chip designers)
要約がありません。
44.ウィンドウズ3.xの進化したファイル管理ツール(Modernized file manager and program manager from Windows 3.x)
これは新しいバージョンのWindowsファイルマネージャーで、再構築されたプログラムマネージャーも含まれています。動作が速く、軽量で、日常的な使用に最適です。
45.Metriport (YC S22) is hiring engineers to improve healthcare data exchange(Metriport (YC S22) is hiring engineers to improve healthcare data exchange)
要約がありません。
46.タールの携帯性(Portability of Tar Features)
この記事では、ミハウ・ゴルニーがさまざまなtarファイル形式の移植性と互換性について考察しています。特に、異なる実装がこれらの形式をどのように扱うかに焦点を当てています。
tar形式は古く、v7、POSIX ustar、GNU tar、pax形式など、さまざまな標準を経て進化してきました。それぞれの形式には独自の特徴と制限があります。
著者は、GNU tarやlibarchiveなどのいくつかの実装をテストし、異なるtar形式に対する対応状況を調査しました。ほとんどの実装は、一般的な形式(v7、ustar、GNU)をうまくサポートしていますが、追加のタイムスタンプやメタデータなどの拡張機能は問題を引き起こすことがあります。GNU tarは大きなファイルや長いパス名に対して良好なサポートを提供しますが、その追加機能が多くのツールを混乱させることがあります。
ACL(アクセス制御リスト)、拡張ファイルフラグ、スパースファイルなどの機能は、実装によってサポート状況が異なります。pax形式は、拡張メタデータに対して一般的により良いオプションを提供します。
移植性を最大限に高めるためには、可能な限り厳密なPOSIX ustar形式を使用することが推奨されます。長いパスの場合はGNU形式が好ましいです。また、大きなファイルにはbase-256エンコーディングを使用し、高精度のタイムスタンプやユーザー/グループ情報にはpax形式を利用することが望ましいです。ボリュームラベルやマルチボリュームアーカイブなど、互換性の問題を引き起こす可能性のある機能は避けるべきです。
この記事は、tar形式とその実装の能力や制限を理解することが、異なるシステム間での移植性と互換性を向上させるために重要であることを強調しています。
47.ジェーンストリート、インド市場から排除(Jane Street barred from Indian markets as regulator freezes $566M)
インドのルピーは今後数ヶ月で強くなると予想されており、目標は84ドル/インドルピーだとBofAグローバルリサーチが報告しています。また、資産運用会社は、最近のSEBI(証券取引所委員会)の行動は市場の自然な進化の一部であると述べています。さらに、インドはアメリカとの貿易協定において小型車の関税を引き下げることはないとも指摘されています。
48.SystemDユニットの言語サーバー(A Language Server Implementation for SystemD Unit Files)
このテキストは、systemdユニットファイル用に設計された言語サーバープロトコル(LSP)ツールについて説明しています。このツールは、構文のハイライト、エラーチェック、自動補完、ドキュメントサポートなどの機能を提供します。ツールはRustプログラミング言語を使用して構築されています。
49.初めてのテキストアドベンチャーの教訓(Lessons from creating my first text adventure)
著者は、自身の初めてのテキストアドベンチャーゲーム「Lockout」を作成する過程で得た洞察を共有しています。開発中に直面した課題や学びについて詳しく述べています。
ゲーム開発において、著者は最初に野心的なアイデアに悩まされました。二度の失敗を経て、よりシンプルなコンセプトを選び、約30時間の作業を経て完成させました。この過程では、ベータテスターからのフィードバックを基に問題を修正しました。テキストアドベンチャーを作るには、場所やアイテムの数(広さ)と、それらの相互作用の詳細さのバランスを取ることが重要です。「Lockout」は、広くて薄いゲームではなく、いくつかの詳細に富んだ場所に焦点を当てています。
デザインの課題として、パズルの設計が挙げられます。作成者にとって論理的に思えることが、プレイヤーには混乱を招くことがあります。著者は、プレイヤーがフラストレーションを感じないように、明確なヒントや代替解決策を提供する重要性を学びました。また、技術的な課題としては、プレイヤーのコマンドを解釈するパーサーの作成や、文法的に正しいテキストの生成、一貫した世界モデルの維持が含まれます。
著者は、テキストアドベンチャーを作成するためのツールとしてInform 7を使用しました。このツールは独自の構文とルールベースのシステムを持ち、強力ですが、複雑さと明確なチュートリアルの不足から学ぶのが難しいことがあります。
出版に関する洞察として、リリース前に他の人にゲームをテストしてもらうことが重要だと著者は強調しています。テストを通じて、作成者が見落としがちな問題を指摘してもらえるからです。また、役立つコマンドやヒントを含むテストビルドを作成することの重要性も述べています。さらに、コンペティションに参加することは、新しいゲームの露出を得るための素晴らしい方法です。著者は、テキストアドベンチャー向けのいくつかのアクティブなコンペティションを挙げ、ゲームのためにIFDB(インタラクティブフィクションデータベース)ページを作成する重要性についても触れています。
テキストアドベンチャーの作成は、計画、パズルデザイン、技術的な実行において慎重な準備が必要な、やりがいのある挑戦です。適切なツールとフィードバックを得ることで、開発者はプレイヤーにとって魅力的な体験を創り出すことができます。
50.クラウドコードの限界突破!(Claude Code Pro Limit? Hack It While You Sleep)
Claude Auto-Resumeは、Claude CLIでタスクを自動的に再開するためのシェルスクリプトです。このスクリプトは、使用制限に達した際にそれを検知し、待機してから手動での介入なしにタスクを続行します。
このスクリプトにはセキュリティ上の警告があります。権限チェックをスキップするフラグを使用しているため、コマンドは承認を求めずに自動的に実行されます。信頼できる環境でのみ使用し、実行前に表示されるプロンプトを慎重に確認してください。
推奨される使用方法は、隔離された開発環境での利用です。本番システムや機密データには適していません。プロンプトは具体的に設定し、実行されるアクションを制限することが重要です。
このスクリプトの特徴には、使用制限を自動的に検知しカウントダウンを表示する機能があります。また、追加の依存関係なしに異なるプラットフォームでタスクを再開できます。
インストール方法にはいくつかの選択肢があります。まず、Makefileを使用する方法が推奨されており、グローバルにインストールするかカスタムの場所にインストールできます。必要に応じてアンインストールも可能です。手動インストールでは、スクリプトをシステムパスにコピーするか、シンボリックリンクを作成します。直接使用する場合は、スクリプトを実行可能にして直接実行します。
使用方法は、新しいセッションをデフォルトまたはカスタムのプロンプトで開始し、特定のプロンプトを使って以前の会話を続けることができます。ヘルプコマンドを使ってガイダンスを得ることもできます。
このスクリプトは、使用制限をチェックし、待機時間を計算して自動的にタスクを再開します。コマンドラインオプションとして、引数なしで新しいセッションを開始し、引数を指定するとカスタムプロンプトで開始します。以前の会話を続けたり、ヘルプを表示するためのフラグも用意されています。
必要な条件として、Claude CLIがインストールされていることと、標準のUnixツールが必要です。セキュリティに関しては、スクリプトがユーザープロンプトをバイパスするため、信頼が重要です。安全な環境で使用し、アクションを監視してください。
ベストプラクティスとしては、環境を隔離し、プロンプトを確認し、作業をバックアップし、プロンプトの範囲を制限することが推奨されます。エラーハンドリングに関しては、スクリプトには異なる失敗シナリオに対する定義された終了コードがあります。
プロジェクトへの貢献方法についての指示も提供されています。ライセンスはMITライセンスの下で提供されています。Claude CLIの出力形式に変更があった場合、スクリプトの更新が必要になることがあります。
51.The War on the Walkman(The War on the Walkman)
要約がありません。
52.Crypto 101 – Introductory course on cryptography (2017)(Crypto 101 – Introductory course on cryptography (2017))
要約がありません。
53.I don't think AGI is right around the corner(I don't think AGI is right around the corner)
要約がありません。
54.Nobody has a personality anymore: we are products with labels(Nobody has a personality anymore: we are products with labels)
要約がありません。
55.デノ2.4登場!(Deno 2.4)
Deno 2.4がリリースされ、新しい機能や改善点がいくつか追加されました。以下はその要点をまとめたものです。
まず、Deno 2.4へのアップグレードは、コマンドdeno upgrade
を実行することで行えます。新たにインストールする場合は、macOSやLinuxではcurl -fsSL https://deno.land/install.sh | sh
を、WindowsのPowerShellではiwr https://deno.land/install.ps1 -useb | iex
を使用してください。
新機能として、deno bundle
コマンドが復活しました。これにより、サーバーとブラウザの両方に対応した単一ファイルのJavaScriptバンドルを作成できます。自動的に不要なコードを削除し、圧縮も行います。また、--unstable-raw-imports
フラグを使うことで、テキストやバイナリファイルをJavaScriptコードに直接インポートできるようになりました。OpenTelemetryのサポートも安定し、安定したフラグなしでログやメトリクスの収集が簡単に行えます。新しい--preload
フラグを使うと、メインスクリプトの前にセットアップコードを実行できます。依存関係の管理も改善され、新しいコマンドdeno update
で簡単に依存関係を更新できます。コードカバレッジを収集するためには、deno run --coverage
を使用します。ネットワークアクセスやインポート制限のための権限オプションも強化されました。npmパッケージの条件付きエクスポートにも対応し、条件に応じた出力が可能になりました。Node.jsのグローバル変数であるBuffer
なども、追加のフラグなしでユーザーコードから利用できるようになりました。
改善点としては、TypeScriptの設定ファイル(tsconfig.json
)のサポートが向上し、ローカルのnpmパッケージをより直感的にリンクできるようになりました。また、Node.js APIとの互換性が強化され、LSP(Language Server Protocol)のサポートも改善されています。
さらに、DenoはXMLやSVGファイルを自動でフォーマットする機能を追加しました。カバレッジレポートのMarkdown互換性も向上し、Jupyterカーネルの管理やfetchリクエストにおけるUnixソケットのサポートも改善されています。
最後に、Denoの改善に貢献してくれたユーザーや開発者に感謝の意を表します。詳細な手順や情報については、Denoのドキュメントを参照してください。
56.修正された未来 (Shuusei sareta Mirai)(Corrected UTF-8 (2022))
修正されたUTF-8は、既存のUTF-8エンコーディングに対する提案された更新で、設計上の問題を解決するために主に三つの変更が加えられています。
まず、過剰長エンコーディングの排除です。修正されたUTF-8では、各シーケンスが一つのコードポイントを一意に表すことを保証することで、過剰長エンコーディングの可能性を取り除いています。これにより、同じ文字を異なる方法でエンコードすることから生じるセキュリティの脆弱性を防ぎます。
次に、C1制御文字とサロゲートの除外です。修正されたUTF-8では、古い標準との互換性のために使用されるC1制御文字や、UTF-16で使用されるサロゲート文字をエンコードしません。これらは現代のテキストではほとんど必要とされないためです。必要な場合は、プライベートユースのコードポイントにマッピングすることができます。
最後に、上限の撤廃です。元のUTF-8には、表現できる最大コードポイントに人工的な制限がありましたが、修正されたUTF-8ではこの制限が取り除かれ、より広範なコードポイントの範囲が可能になります。これにより、より長いバイトシーケンスを許可し、将来の使用のために特別なバイトシーケンスを予約します。
さらに、修正されたUTF-8でエンコードされたファイルは、エンコーディングを識別する特定の「マジックナンバー」で始まる必要があります。この文書では、制御文字の適切な使用も強調されており、行の終端などの必須のものだけを含めることが推奨されています。
全体として、修正されたUTF-8は、エンコーディングの効率性、セキュリティ、将来への対応を向上させつつ、既存のシステムとの互換性を維持することを目指しています。
57.スマートゼロ家電(Any resources for finding non-smart appliances?)
その人の洗濯機が壊れてしまい、新しいものを買う必要があります。彼らは「スマート」洗濯機を避けたいと考えており、アイルランドで購入できる非スマートモデルのリストや情報を探しています。
58.農業に迫るAI、農家は懐疑的(AI is coming for agriculture, but farmers aren’t convinced)
オーストラリアの農業は、AIやスマートセンサー、自動化などの革新に対して、世界中で2000億ドル以上が投資されるなど、大きな技術革新を迎えています。しかし、多くの農家はこれらの技術に対して懐疑的な姿勢を持っています。
オーストラリアの畜産業者へのインタビューを通じて、いくつかの重要な見解が得られました。農家は、AIシステムが使用するデータの信頼性について懸念を示しており、「ゴミを入れればゴミが出る」という言葉でデータの質の重要性を強調しています。彼らは、複雑な機能よりも作業を簡素化する技術を好み、「自動化を増やし、機能を減らす」という考え方が表れています。
農家は歴史的に、スズキ・シエラ・ストックマンのようなシンプルで効果的な技術を受け入れ、自分たちのニーズに合わせて適応させてきました。AIが価値あるツールとなるためには、使いやすく、柔軟で、信頼性が高いことが求められます。農家の実際の要求に合致することが重要です。農業におけるAIの未来は、これらの期待にどれだけ応えられるかにかかっています。
59.17歳の天才、数学の予想を覆す!(Hannah Cairo: 17-year-old teen refutes a math conjecture proposed 40 years ago)
バハマ出身の17歳、ハンナ・カイロさんが、40年間にわたり調査されてきた調和解析の問題であるミゾハタ・タケウチ予想を見事に否定しました。この予想が正しければ、分野内のいくつかの重要な結果が確認されることになります。カイロさんは、UCバークレーで学んでいる際に、教授からこの予想の簡単なバージョンを課題として与えられ、興味を持つようになりました。
多くの試行錯誤の末、彼女はフラクタルを含む複雑な数学的手法を用いて反例を作成しました。彼女の成果はスペインのエルエスコリアルで開催された権威ある会議で発表され、若い年齢にもかかわらず好評を博しました。カイロさんは数学に情熱を持っており、メリーランド大学で博士号を取得するために学び続ける予定です。彼女は、支援してくれる教授であるルイシャン・ジャンの指導の下で研究を進めます。また、以前に協力的な問題解決に焦点を当てたサマーキャンプで教えた経験から、他の人々にも数学に対する興味を持ってもらいたいと考えています。
60.量子の謎が解明!(New quantum paradox clarifies where our views of reality go wrong (2018))
最近の量子物理学に関する思考実験が、現実や量子力学の解釈に対する従来の見解に挑戦しています。この実験はダニエラ・フラウヒガーとレナート・レンナーによって行われ、量子システムに関する私たちの仮定に矛盾があることを明らかにしました。少なくとも一つの仮定が間違っている可能性が示唆されています。
量子力学は微視的なスケールでの挙動を予測するのには効果的ですが、人間のような大きなシステムへの適用はまだ証明されていません。この実験では、二人の観察者(アリスとボブ)が同じ出来事、例えばコイン投げの結果について矛盾した結論を導き出すシナリオが示されています。この矛盾は、量子理論に関する三つの重要な仮定から生じています。これには、量子力学の普遍性や異なる観察者による予測の一貫性が含まれます。
物理学者たちは、コペンハーゲン解釈や多世界解釈など、量子力学に対するさまざまな解釈を持っており、それぞれが現実について異なる含意を持っています。この新しい思考実験は、これらの解釈やその妥当性について物理学者たちの議論を促しています。
実験の結果は、特定の解釈を決定的に否定するものではありませんが、再考が必要な仮定を明確にしました。今後の実験的な取り組みがこれらの問題をさらに調査する助けになるかもしれませんが、特に複雑な量子システムを操作することには大きな課題が残っています。
61.ケンタウロスの挑戦(Centaur: A controversial leap towards simulating human cognition)
研究者たちは、CentaurというAIモデルを発表しました。このモデルは、Psych-101というデータセットを使用して人間の思考を模倣することを目的としています。このデータセットには、160の心理学実験から得られた情報が含まれており、60,000人以上の参加者が関与しています。Centaurは、Meta社のLlama言語モデルを基に構築されており、従来の認知モデルよりも人間の行動を予測する能力が高いとされています。特に、訓練に含まれていない新しいシナリオでもその性能を発揮するとのことです。
しかし、多くの専門家はCentaurの主張に懐疑的です。批評家たちは、このモデルが人間の思考を正確に反映していないと指摘しています。例えば、Centaurは256桁の数字を迅速に記憶する能力を持っており、これは人間の能力を超えています。また、データセットが人間の認知の複雑さを表すには限界があるとも言われています。
それでも、一部の研究者はPsych-101データセットが他のモデルのテストに役立つ可能性があると考えており、Centaurプロジェクトの潜在的な利点に対して慎重な楽観主義を持っています。
62.再挑戦:Eshell(Take Two: Eshell)
この記事では、著者がEmacsに統合されたシェルであるEshellとの経験の変化について振り返っています。最初は、従来のシェルのように機能することを期待していたため、失望していました。しかし、時間が経つにつれて、EshellがEmacs環境の重要な部分であることを理解し、今では以前シェルに頼っていた作業もEmacsのモードを使うようになりました。
著者は、ファイル管理やシステムタスクのためにコマンドラインツールを使っていた初期の頃を思い出します。現在は、ファイル管理にはDiredを使うことを好んでおり、ファイル名の変更などの作業が簡単になります。ソースコード管理には、MagitやVCモードがコマンドラインよりも優れた体験を提供します。また、EmacsはMakefileの実行やプロセス管理においてもより良い方法を提供しています。
Eshellは、シェルコマンドとEmacsの機能を組み合わせる際に特に優れています。Elisp(Emacs Lisp)を知っていると、Emacsの機能を活かしたコマンドを書くことができ、Eshellの使い方が向上します。しかし、Elispを学ぶことは一部のユーザーにとっては難しい場合があります。
著者は、Eshellがターミナルシェルの完全な代替ではなく、コマンドラインユーティリティをEmacsの機能と統合する方法であることを強調しています。Eshellを巧みに使うことで、特にバッファのリダイレクションなどの機能を利用することで、データを迅速に把握することができます。全体として、Eshellは著者のEmacsの旅において貴重なツールとなっており、他の人にもElispを学ぶことを勧めています。
63.Can we test it? Yes, was can [video](Can we test it? Yes, was can [video])
要約がありません。
64.Data on AI-related Show HN posts(Data on AI-related Show HN posts)
要約がありません。
65.GISの悩み解消(Overthinking GIS (2024))
この記事では、地理情報システム(GIS)が現代の地図作成において持つ利点について述べています。特に、米国地質調査所のナショナルマップビューワーなどのプラットフォームを通じて得られる豊富なデータが強調されています。また、GISにおける使いやすさの重要性についても触れています。著者は、使いやすさを土地の平均勾配として定義し、土地がどれほど急勾配か平坦かを示しています。
著者は、標高データを用いて使いやすさを計算する技術的な側面に深く入り込んでいます。GISデータは複雑であり、傾斜を評価するためにはベクトル微積分のような高度な数学が必要であると説明しています。ラプラス演算子が、地形の傾斜の変化率を測定する方法として紹介されています。
使いやすさマップを作成するために、著者は高解像度の標高データをダウンロードし、急勾配と平坦な地形のエリアを特定するために処理を行います。スライディングウィンドウアプローチを使用して平均値を計算し、使いやすさスコアを導き出し、最終的には使える土地と使えない土地を示す二値マップを作成します。
この記事は、このプロセスがデータのダウンサンプリングの複雑な形であると結論づけ、ツールの将来的な改善点を提案しています。
66.アメリカンライフの教訓(Lessons from 863 episodes of This American Life)
著者は、10年間で「This American Life」の全863エピソードを聴いた経験を共有しています。最初はシリーズを完結させるつもりはなかったものの、豊かなエンターテインメントの源であることに気づきました。この番組は質の高いストーリーテリングと新しさを組み合わせており、各エピソードは異なるテーマと多様なストーリーを特徴としているため、常に興味を引きます。
魅力は、真剣なジャーナリズムから軽快な逸話まで、さまざまなトピックを扱った高品質なコンテンツにあります。リスナーに新しい視点を提供し、驚かせることがよくあります。著者は、番組が時間とともに進化してきたことを評価しており、核心のアイデンティティを保ちながら、より野心的で洗練されたものになっていると述べています。
この10年間のリスニングを通じての自己成長を振り返り、著者は番組が自分の好奇心やストーリーテリングの好みにどのように影響を与えたかを認識しています。人生の変化があっても、番組への献身は変わらず強く、他の人にもこの番組を探求することを勧めています。アメリカ人でなくても楽しめることを強調しています。
67.LLM思考の最適化(Overclocking LLM Reasoning: Monitoring and Controlling LLM Thinking Path Lengths)
この論文では、大規模言語モデル(LLM)が思考段階の長さを管理することで推論プロセスを改善できる方法について議論しています。重要なポイントは以下の通りです。
思考段階の長さは非常に重要です。推論の時間が短すぎるとタスクの詳細を見逃す可能性がありますが、長すぎると考えすぎてパフォーマンスが低下することがあります。
LLMは自分の推論の進捗を追跡することができ、インタラクティブな進捗バーを通じて可視化することができます。これにより、思考の計画方法を理解する手助けになります。
著者たちは、内部の進捗追跡を操作することで「オーバークロッキング」と呼ばれる手法を導入しています。これにより、推論プロセスが加速し、不要なステップが減り、より迅速かつ正確な回答が得られます。
この研究では、LLMがどのように推論の進捗を符号化し、それを制御できるかを調査しています。回帰分析などの手法を用いて隠れた状態を分析し、推論の効率を向上させています。
結果として、オーバークロッキングは推論のシーケンスを大幅に短縮しながらも精度を維持できることが示され、より効率的な計算が可能になります。
この論文は、LLMが思考プロセスを監視し調整することで、より良い推論の制御が可能になり、パフォーマンスや解釈性が向上する可能性を強調しています。
68.エムダッシュの証明(If it cites em dashes as proof, it came from a tool)
文章では、特にエムダッシュの使用について触れ、一部の人々がその存在をAIによって生成された内容の証拠と見なすことに対する著者の不満が表現されています。著者は、エムダッシュは誰でも簡単に使えるものであり、そのような主張は内容の実際の分析に欠けていると主張しています。
まず、著者はエムダッシュやエンダッシュの作り方を、異なるキーボードやソフトウェアを使って説明しています。これらの記号は神秘的なものではなく、AI生成のテキストに特有のものでもないと強調しています。
次に、著者はエムダッシュの使用をAIの証拠として指摘する人々を批判しています。そうしたコメントは表面的であり、実際の内容に対する関与が不足していると指摘しています。
また、著者は本物の人間の文章は個人的な経験や感情を反映しており、AIにはそれを再現することができないと主張しています。作家には、自分自身の独自の声を大切にし、AIを使っていると非難されることを恐れて自己検閲をしないように促しています。
最後に、著者は作家に対して、自分自身を真に表現することを奨励し、他者からの根拠のない批判を気にしないように呼びかけています。全体として、著者は文章における個人的な声の重要性を強調し、特定の句読点がAI生成の内容を示すという考えを否定しています。
69.おもちゃの監視者(Toys/Lag: Jerk Monitor)
240Hzのモニターにアップグレードした後、コンピュータを使用する際に遅延に非常に敏感になったことに気付きました。ワイヤレスマウスのドングルのUSBポートを切り替えた際に、約10ミリ秒の遅延を体験し、その証明をしたいと思いました。しかし、このような小さな遅延を測定するためのオンラインツールが見つからなかったため、自分でツールを作成しました。それがfound.as/lです。このツールは、ブラウザで描画されたフレームとマウスの動きの間の遅延、さらにポインターイベントがどのようにグループ化されるかを測定します。
ツールのために高精度のタイマーにアクセスするため、設定ファイルのいくつかの設定を変更しました。その結果、遅延に関する最初の観察が確認できたため、今後はそのUSBポートを使用しないことにします。また、8kHzのポーリングレートでマウスを使用すると、高DPI設定でも更新の見逃しが減ることを発見しました。
70.Flute acoustics: an introduction to how a flute works(Flute acoustics: an introduction to how a flute works)
要約がありません。
71.ローカル優先ソフト(Local-first software (2019))
オンラインでのコラボレーションは、Google DocsやSlack、Trelloといった「クラウドアプリ」を使うことで簡単に行えます。これらのツールは、どのデバイスからでもデータにアクセスでき、スムーズなチームワークを可能にします。しかし、これらのアプリにはデータの所有権に関する懸念があります。ユーザーは、データが第三者のサーバーに保存されているため、自分のデータを完全に所有していないと感じることが多いです。
クリエイティブなプロフェッショナルは、自分の作品に感情を込めているため、データの所有権を保ちたいと考えていますが、クラウドアプリではそれが難しいことが多いです。クラウドサービスが停止すると、ユーザーはデータへのアクセスを失うリスクがありますが、従来のソフトウェアではデータがローカルに保存されているため、その心配は少なくなります。
ローカルファーストソフトウェアは、クラウドアプリの利点であるコラボレーションやアクセスのしやすさを、真のデータ所有権と組み合わせることを目指しています。このソフトウェアは、主なデータをローカルデバイスに保存し、必要に応じてサーバーと同期することで、所有権やプライバシー、コントロールを強化します。
ローカルファーストソフトウェアには、以下の七つの理想があります。まず、ユーザーは作業中に遅延を感じることなく迅速にアクセスできるべきです。次に、さまざまなデバイスからデータにアクセスできる多デバイス対応が求められます。また、オフラインでも作業ができる機能が必要です。さらに、複数のユーザーが同時に文書に取り組んでも衝突がないシームレスなコラボレーションが重要です。ユーザーはサービスプロバイダーが消えても無期限にデータにアクセスできることが求められ、データは安全でプライベートに保たれるべきです。そして、ユーザーは自分のデータとその使用方法を完全にコントロールできる必要があります。
ローカルファーストアプリケーションの基盤として、競合のない複製データ型(CRDT)といった技術が提案されています。これにより、中央サーバーに依存せずにリアルタイムでのコラボレーションやデータの同期が可能になります。
Trellis(カンバンボード)やPixelpusher(共同作業用の描画ツール)などのプロトタイプが開発され、これらの概念をテストしました。重要な発見には、効果的なオフライン機能、リアルタイムコラボレーションにおけるCRDTの信頼性、ユーザーの理解を助けるための文書履歴の可視化の重要性が含まれます。
今後は、ローカルファーストソフトウェアのユーザー体験、開発者ツール、ネットワーク通信の改善が必要です。開発者や研究者、起業家は、この進化する分野に貢献し、ユーザーの所有権を尊重しつつコラボレーション機能を提供するアプリケーションの創出を目指すことが期待されています。クラウドアプリが私たちの働き方を変えた一方で、ローカルファーストソフトウェアは、データの所有権とコントロールを優先し、両者の良い点を融合させた有望な解決策を提供します。
72.コラッツの蟻とΣ(n)(Collatz's Ant and Σ(n))
このテキストでは、コラッツ関数に基づいて、500という数字のためにアリが作り出した風景の発展について説明しています。重要なポイントは以下の通りです。
まず、スコア関数(Σ(n))についてです。この関数は、アリが残したマークされた状態(1の数)をカウントします。n=500の場合、Σ(500)は54になります。
次に、正規化について触れています。スコアは停止時間(τn)で正規化できます。停止時間は、その数字に対してコラッツプロセスがどれくらいの時間かかるかを測定します。n=500の場合、τ(500)は111であり、正規化されたスコアは約0.49となります。
距離の指標についても考慮されています。二つの距離が挙げられています。一つは、アリが旅の途中で原点から到達した最大距離(α)です。もう一つは、アリが最終的に原点からどれだけ離れた場所にいるか(γ)です。n=500の場合、これらの距離の比率は約0.87です。
さらに、テキストでは、2から50,000までの数字に対しても同様の指標が示されていることが言及されています。
73.秘密の携帯番号(Secret Cellular Phone Numbers)
電話番号の「秘密」について、特に携帯電話の文脈での考え方が述べられています。伝統的な固定電話システムと現代のモバイルネットワークの違いが強調されています。
北米番号計画(NANP)は、北米における電話番号の標準化を目的としたシステムで、20世紀中頃から運用されています。このシステムにより、加盟国間での国際電話の発信が容易になります。
電話技術の進化についても触れられています。従来の固定電話システムは古い技術に基づいた厳格な構造を持っていますが、現代の携帯電話ネットワークは柔軟性があり、さまざまな方法で番号を扱うことができ、革新的なサービスを提供しています。
携帯電話会社は、顧客サポートなどのサービスに特別な非標準の電話番号(モバイルダイヤルコード、MDC)を使用しています。しかし、これらの番号には中央管理システムがないため、SMSショートコード(SMSSC)に比べてマーケティングでの利用が少ないです。SMSSCは規制され、標準化されています。
MDCサービスの例として、#250が挙げられています。これは、ユーザーが簡単なインターフェースを通じて企業に接続できるサービスです。しかし、MDCはその断片的な性質からマーケティングでの採用が低いです。
StarStarダイヤリングは、Zooveという会社が標準化されたMDCシステムを作ろうとした試みですが、法的問題やマーケティングの失敗など、多くの課題に直面しました。
現在のMDCの状況は不安定で、#250のようなサービスは存在しますが、ニッチなもので広く普及しているわけではありません。StarStarは初期の資金調達にもかかわらず、 tractionを得るのに苦労しています。
電話番号システムは、特に携帯電話の普及に伴い大きく進化しています。MDCを通じて利用できるユニークなサービスはありますが、標準化と安定性の欠如が、SMSSCのような確立されたシステムに比べてマーケティングでの効果を制限しています。
74.「AIの秘密」('Positive review only': Researchers hide AI prompts in papers)
Nikkei Asiaは、サービスに関する情報を提供しています。これには、定期購読や広告に関する内容が含まれています。また、ユーザー向けのサポートや連絡先のオプションも用意されています。サイトには、法的情報やプライバシーに関する詳細も掲載されており、簡単にナビゲートできるようにサイトマップもあります。
75.崩壊したマイクロソフト契約(The Broken Microsoft Pact: Layoffs and Performance Management)
マイクロソフトに入社すると、何十年も働き続けている社員の話を聞きます。彼らは安定した職場環境と良好なワークライフバランスを享受しています。しかし、最近の約3万人、つまり全社員の13%に及ぶレイオフが影響し、この安定性は変わりつつあります。歴史的に、マイクロソフトは雇用の安定を提供する代わりに、市場価格よりも20%から50%低い給与を提示していました。この取り決めは「パクト」と呼ばれています。
しかし、このパクトは薄れつつあります。競争が激化する中で、マネジメントはパフォーマンスが低い社員を解雇するよりも、レイオフを選ぶことが容易になっています。パフォーマンスに基づく解雇には複雑さや法的リスクが伴うためです。この変化により、優秀な社員が解雇され、パフォーマンスが低い社員が残るという文化が生まれ、働きにくい環境が形成されています。
さらに、アメリカの「アットウィル雇用」制度では、社員は予告なしに解雇される可能性があるため、財務計画が重要です。マイクロソフトの新しい現実は、かつてのような雇用の安定や給与が低下し、以前の利点が失われつつあることを意味します。
マイクロソフトでの仕事を考えている人は、現実的な期待を持つことが重要です。会社は依然として良い福利厚生や興味深い仕事を提供していますが、かつて当たり前だった安定性はもはや存在しません。より良い報酬を交渉し、財務的な安全網を維持することが賢明です。雇用の安定が保証されない今、これらの変化を理解することで、社員はより良いキャリアの選択ができるでしょう。
76.ゲーム殺し反対!開発者の自由を守れ(Game publishers respond to Stop Killing Games claim it curtails developer choice)
「ストップ・キリング・ゲームズ」運動が注目を集めており、最近、EU市民イニシアティブとして必要なマイルストーンに達しました。これに対し、ゲーム開発者や出版社のための業界団体であるビデオゲーム・ヨーロッパは反対の意を表明しました。彼らは、ゲームのオンラインサービスを終了することは複雑な決定であり、開発者にとって選択肢として残すべきだと主張しています。特に、そのサービスを維持することがもはや利益を生まない場合には重要です。
ビデオゲーム・ヨーロッパは、プライベートサーバーの実現可能性や、ファンが支援するゲームのバージョンから生じる法的問題について懸念を示しました。彼らは、提案された変更が開発者の創造性を制限し、ゲーム制作をより高価にする可能性があると考えています。
一方で、ストップ・キリング・ゲームズ運動の支持者たちは、プレイヤーはより良い環境を求めるべきだと主張しています。彼らは、サポートが終了するとプレイできなくなるゲームに対してお金を払っていることが多いからです。この運動は、デジタルゲームの所有権に関する消費者の権利を向上させる必要性を強調しています。ビデオゲーム・ヨーロッパの反対にもかかわらず、ストップ・キリング・ゲームズ運動は100万以上の署名を集めており、ゲーマーの間で強い支持を得ています。しかし、もし政策が変更される場合、それはEU内に限られる可能性が高いです。
77.AIが脅かすオープンソース(Grinding down open source maintainers with AI)
著者は、オープンソースプロジェクトにおいてAIによって生成されたスパムのバグ報告に対処した経験を語っています。あるユーザーから、機能が正常に動作しないことに対する不満を表現した絵文字だらけの混乱したバグ報告が届きました。調査を進めると、壊れたリンクが見つかり、他の多くのメンテナーも同様のスパム報告に直面していることがわかりました。このことはオープンソースコミュニティにおいてフラストレーションを引き起こしています。
スパム報告は感情を操作し、メンテナーに責任を押し付けることが多く、実際の問題とAIが生成したノイズを区別するのが難しくなっています。著者は、これらのスパム報告がCodebergプラットフォームの信頼性や開発者の注意、助けを求めるユーザーの誠実さに対する攻撃である可能性があると推測しています。全体として、AIによって生成されたバグ報告は非常に歓迎されず、オープンソースコミュニティにとって有害であると述べています。
78.Development of a transputer ISA board(Development of a transputer ISA board)
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79.How to get started with Old English poetry(How to get started with Old English poetry)
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80.パングの悲劇(Pangu's Sorrow: The Sorrow and Darkness of Huawei's Noah Pangu LLM R&D Process)
著者はHuaweiのPanguチームのメンバーであり、Pangu AIモデルの開発中に直面した課題や倫理的な懸念について個人的な体験を語っています。著者はHuaweiの社員であり、特にPanguチームに所属していることを明かし、ノアの箱舟ラボ内の著名な人物やリーダーシップの変化について触れています。
チームは厳しい締切の下で高いプレッシャーの中で働いており、長期間家族と離れて過ごすことが多く、厳しい労働文化が形成されています。Panguモデルは当初、技術的な課題に直面し、トークナイザーの効率が悪く、競合他社と比べて性能が劣っていました。
内部では、Panguモデルが競合の作品を盗用したという深刻な非倫理的行為の告発があり、特定のチームメンバーがモデルの能力を誇張して認知や報酬を得ようとしたという問題もあります。著者は、自身の献身や努力と、他の人々の不誠実な行動との対比に苦しみ、絶望感や道徳的葛藤を感じています。
多くの優秀な社員が、毒性のある労働環境や認識の欠如からHuaweiを離れており、著者はこれを会社にとっての損失だと嘆いています。それでも著者は、Huaweiが過去の過ちから学び、労働文化やイノベーションプロセスを改善することを望んでいます。
著者は、これらの見解を共有した後の職の安全や個人の安全について不安を抱いており、組織内での内部告発者に対する深刻なリスクを示唆しています。この体験は、HuaweiのAI開発に関わる社員が直面する内部の葛藤や倫理的ジレンマ、プレッシャーを浮き彫りにし、会社内での透明性と改革の必要性を訴えています。
81.バルブの次は?(Valve conquered PC gaming – what comes next?)
バルブ社は、1996年にゲイブ・ニューウェルとマイク・ハリントンによって設立されて以来、PCゲーム業界に大きな影響を与えてきました。会社は「ハーフライフ」や「ポータル」、そして「チームフォートレス2」といった影響力のあるゲームで知られています。「チームフォートレス2」は、マイクロトランザクションモデルを先駆けた作品でもあります。
バルブが2003年に立ち上げたデジタル配信プラットフォーム「Steam」は、PCゲームの主要なマーケットプレイスとなり、400億ドル規模の市場で約70%の売上を占めています。Steamは、ゲームの海賊版に対する便利で安全な代替手段を提供しており、10万以上のタイトルが利用可能で、売上の約30%を手数料として受け取っています。
成功を収めている一方で、バルブは「フラット」と呼ばれる独特の企業構造で運営されています。この構造では、従業員が従来の管理なしに自ら組織を作り上げます。このため、革新が生まれる一方で、ゲームのリリースが遅れたり、従業員の離職率が高いという課題もあります。
同社は非常にプライベートな企業であり、正確な財務状況を把握するのは難しいですが、推定ではかなりの収益を上げているとされています。Steamは手数料から数十億ドルを生み出している可能性があります。バルブは他のプラットフォーム、特にエピックゲームズストアからの競争に直面していますが、依然としてリーディングポジションを維持しています。
ゲーム業界が進化する中で、バルブの未来は生成AIなどの新技術への適応や、市場慣行に関する法的課題への対処が求められるかもしれません。バルブの共同創業者であるゲイブ・ニューウェルは、独自のリーダーシップスタイルと会社の未来に対するビジョンで知られています。
82.Eastern Baltic cod grow much smaller than they did due to overfishing(Eastern Baltic cod grow much smaller than they did due to overfishing)
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83.ソハムの成功の秘密(How did Soham Parekh get so many jobs?)
ソハム・パレクがTwitterで話題になっています。多くのスタートアップが、現在または過去に彼を雇用したと主張しています。このことは、なぜ多くのスタートアップが候補者を適切に審査せず、詐欺に関与している可能性のある人や複数の仕事を掛け持ちしている人を雇ってしまうのかという深刻な疑問を提起しています。
84.風の編み工房(Wind Knitting Factory)
ウィンドニッティングファクトリーは、風力で動くユニークな編み機で、建物の外壁に取り付けられています。この機械には大きな羽根があり、風を捕らえて動作します。編まれるのは長いスカーフで、建物の外に垂れ下がります。編みの速度は風の強さによって変わり、強風の時には速く、弱い風の時には遅くなります。
スカーフが編まれると、徐々に下に降りていき、窓に達すると内部に運ばれ、人々がその成長を楽しむことができます。時折、完成したスカーフが回収され、制作された日時がラベル付けされます。これにより、都市の風を利用した生産の可能性が示されています。このプロジェクトは公共空間と私的空間を融合させ、都市環境における風エネルギーの可能性を強調しています。
85.1日200万リクエスト処理(Serving 200M requests per day with a CGI-bin)
ジェイク・ゴールドは、1990年代のCGI(共通ゲートウェイインターフェース)が現代の環境でどの程度機能するかを、AMD 3700Xプロセッサを使用したGoとSQLiteのセットアップでテストしました。彼の調査によると、控えめなハードウェアでも、1秒あたり2,400件以上のリクエストを処理でき、1日で2億件に達することが可能です。
ゴールドは、CGIを使った初期のウェブ開発の経験を振り返り、リクエストごとに新しいプロセスを立ち上げる必要があるため、効率が悪いと指摘しました。この非効率性が、PHPやFastCGIのようなより良い技術の開発につながりました。長い間、彼はウェブリクエストにフルプロセスを使用することは悪いアイデアだと考えていました。
しかし、過去20年間のコンピュータの性能向上により、彼は2020年にCGIを使ったプラグインを作成し、Rustのような現代のツールと効果的に連携できることを発見しました。彼は、今日のプログラミング言語であるGoやRustがCGIにより適しており、効率が向上していると述べています。
ゴールドは、CGIが複数のCPUコアを効果的に活用できることを結論づけ、全ての人に推奨されるわけではないものの、現代の技術を使ってCGIスタイルでウェブアプリケーションをプログラミングすることは、25年前よりも実現可能になっていると示唆しています。
86.The force-feeding of AI features on an unwilling public(The force-feeding of AI features on an unwilling public)
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87.ペーパーシェーダー:依存ゼロのキャンバスシェーダー(Paper Shaders: Zero-dependency canvas shaders)
Reactを使用する場合は、npm i @paper-design/shaders-react
を実行してインストールします。バニラJavaScriptの場合は、npm i @paper-design/shaders
を使います。依存関係を固定して、破壊的変更を避けることをお勧めします。
Reactの例として、MeshGradient
やDotOrbit
のようなコンポーネントを使用することで、カスタマイズ可能な色や設定を持つアニメーション背景を作成できます。
このプロジェクトの目標は、デザイナーがデザインにシェーダーを簡単に使用できるようにすることです。また、軽量なコードを直接エクスポートできるようにしています。
これは、ウェブサイト用の軽量なHTMLキャンバスシェーダーです。アニメーションや静的なものが可能で、背景や形状にカスタマイズできます。
主な特徴としては、高いパフォーマンスと視覚的な品質が挙げられます。また、使いやすく、主要なブラウザでのサポートも良好です。
バニラJavaScriptとReactで動作しますが、将来的にはVueなどの他のフレームワークへの対応も計画されています。
ビルドと公開については、バージョン番号を手動で更新する必要があります。bun run build
を使ってパッケージをビルドし、bun run publish-all
で公開します。
ライセンスは、どのプロジェクトでも自由に使用できますが、これに基づいて別のライブラリを作成した場合は、クレジットを記載していただけるとありがたいです。
88.What a Hacker Stole from Me(What a Hacker Stole from Me)
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89.Ziglings: Learn Zig by fixing broken programs(Ziglings: Learn Zig by fixing broken programs)
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90.「クールの秘密」(New study offers clues about what makes someone cool)
「クールな人々」というタイトルの研究論文では、何が人を「クール」と見なすのかを探っています。主なポイントは以下の通りです。
まず、クールさの定義について論じています。クールさは自信やカリスマ性、独立心といった特性と結びついていることが多いとされています。次に、社会的なダイナミクスについても触れています。クールであることは、社会的な交流や人間関係に影響を与え、他者にとって魅力的に映ることがあると指摘しています。
さらに、文化的な文脈も重要です。クールの概念は文化や状況によって異なり、それが個人の見られ方に影響を与えます。また、クールと見なされることが、個人の自己評価や社会的地位を高めることにもつながると研究は示しています。
この論文は、クールさを定義する特性やその社会的な影響についての洞察を提供しています。
91.新しいPostgres検索ストレージ(A New Postgres Block Storage Layout for Full Text Search)
2025年1月16日、Ming Yingは、全文検索用のPostgres拡張機能であるpg_searchをPostgresのブロックストレージシステムに移行することを発表しました。この移行により、pg_searchは外部ファイル形式をブロックストレージに変換する最初の拡張機能となります。これまでpg_searchはこのシステムの外で動作していたため、データ管理に課題がありました。
移行の主な利点として、まず、Postgresの機能との統合が改善されました。これにより、クラッシュからの回復のための先行書き込みログ(WAL)やマルチバージョン同時実行制御(MVCC)などの機能がより効果的に利用できるようになります。また、ブロックストレージの使用により、インデックス作成時間や全体的な書き込み性能が大幅に向上しました。
ブロックストレージについて説明します。ブロックストレージは、8KBのチャンクに分割されており、これをブロックと呼びます。データの変更はブロックを直接修正するのではなく、バッファで管理されるため、クラッシュ時のデータ損失を防ぐのに役立ちます。
移行にあたっては、いくつかの課題を克服しました。まず、データ構造の管理です。単一のブロックサイズを超えるデータ構造に対しては、リンクリスト方式を採用し、大きなセグメントを管理しました。次に、メモリ管理については、ブロックストレージではサポートされていないメモリマッピングに依存せず、効率的なデータアクセスを可能にする調整が行われました。また、更新時に作成されるセグメントの数を管理するために、データ挿入後にセグメントを統合するマージプロセスが導入されました。
今後の投稿では、pg_searchが忙しい環境でどのようにMVCCに対応したかや、分析タスクに合わせてブロックストレージレイアウトがどのように調整されたかについて詳しく説明します。詳細については、Githubリポジトリを確認するか、コミュニティに参加して議論に加わることをお勧めします。
92.クロードでMacアプリ作成(Building a Mac app with Claude code)
著者は最近、MCPサーバーのデバッグ用にmacOSアプリ「Context」を開発しました。このプロジェクトでは、主にAIコーディングツールのClaude Codeを活用しました。これまでのプロジェクトとは異なり、今回は自ら書いたコードは1,000行未満で、Claude Codeの機能に大きく依存しました。
彼らの経験から得た重要なポイントは次の通りです。まず、AIの支援についてです。Claude Codeはコードを書く能力や既存のコードを理解する力、テストを生成する能力に優れていますが、完璧ではありません。平均的な開発者よりも優れたパフォーマンスを発揮し、開発を大幅にスピードアップすることができます。
次に、アプリはSwiftとSwiftUIを使って構築されました。著者は、Claude Codeがこれらの言語に対しては有能であるものの、時には古い、あまり適切でないAPIを使うことがあると指摘しています。
UIデザインの改善についても触れています。初期のUIデザインが満足できない場合、Claudeに改善を促すことができます。著者は、UIのスクリーンショットを提供することで、Claudeが効果的にデザインを改善できることを発見しました。
Contextの機能を構築するためには、明確な仕様が重要です。曖昧な指示では良い結果が得られないため、詳細なプロンプトを提供することで結果が向上します。
また、アプリのリリース管理や自動化についても言及しています。Claude Codeはアプリのリリースに関わる多くのプロセスを自動化でき、従来の方法と比べて時間と労力を節約できます。
最後に、著者は今後の開発ツールについての考えを述べています。将来の統合開発環境(IDE)は、従来のコーディング環境とは大きく異なり、AIの統合を重視するようになると考えています。
全体として、著者は再びプロジェクトを進める力を感じており、AIツールがソフトウェア開発を変革する可能性を強調しています。
93.バイオノード登場(Meet Bionode)
スティーブ・ロバーツは、Bionodeという移動式ラボを紹介しています。これは、自給自足のツールキットとして設計されたもので、14TBのストレージ、映像や音声の制作機能、センサー、セキュリティ、通信、人工知能(AI)、太陽光発電、開発システムを備えています。このプロジェクトは、1980年代の自転車旅行から始まるロバーツの長い歴史の中で、技術をポータブルな形式に統合してきた成果です。
Bionodeは、新しい10インチのラックマウント標準を使用して構築されており、従来のセットアップと比べてコンパクトです。頑丈な電源管理システム、ストレージ、さまざまなツールが移動可能なキャビネットに統合されています。デザインは、スペースの効率的な使用、空気の流れ、アクセスのしやすさを重視しています。
このシステムは、AIタスク用のPC、さまざまなアプリケーション用のRaspberry Piデバイス、ファイルストレージ用のNASなど、複数のコンピュータを統合しています。また、映像制作スイートや、安全なネットワークのための無線システムなど、さまざまな通信技術も含まれています。
ロバーツは、4ヶ月以上にわたって開発を進めてきたこのプロジェクトを完成させ、彼の広範なアーカイブを管理し、作業環境を簡素化することを目指しています。Bionodeは、先進的な技術と個人の整理を融合させたもので、彼の進行中のプロジェクトにとって多目的なツールとなっています。
94.人間の声で強化学習(Reinforcement Learning from Human Feedback (RLHF) in Notebooks)
このリポジトリは、人間のフィードバックを基にした強化学習(RLHF)を実装するためのガイドを提供しています。RLHFの主な目的は、直接的な報酬ではなく、人間のフィードバックに基づいて報酬モデルを訓練することで、大規模言語モデル(LLM)をユーザーの好みに合わせることです。
RLHFの主要なステップは次の通りです。まず、監視付きファインチューニング(SFT)を行い、質問と回答のペアに基づいてテキストの次の部分を予測するようにLLMを訓練します。次に、報酬モデルの訓練を行い、LLMの出力の質を人間がどのように評価するかを予測する別のモデルを作成します。最後に、近接方策最適化(PPO)を用いてLLMをさらに最適化し、より良い応答を生成します。
具体的な応用例として、ポジティブな感情を持つチャットボットを作成する方法があります。まず、質問と回答のペアを収集し、人間に回答をランク付けしてもらいます。その後、RLHFの三つのステップを踏みます。最初に、ペアを用いてLLMをファインチューニングします。次に、感情を評価するための報酬モデルを訓練します。最後に、PPOを使用してモデルを洗練し、ポジティブな応答を生成できるようにします。
このリポジトリでは、完全なチャットボットではなく、スタンフォード感情ツリーバンクデータセットを使用してGPT-2をポジティブな文を生成するようにファインチューニングします。三つのノートブックが含まれています。最初のノートブック「1-SFT.ipynb」では、データセットに基づいてGPT-2をファインチューニングします。次の「2-RM Training.ipynb」では、感情を評価するための報酬モデルを訓練します。最後の「3-RLHF.ipynb」では、PPOを適用してポジティブな文を生成する能力を向上させます。
始めるための準備として、Hugging Faceのアクセストークンを取得し、GPT-2モデルをダウンロードします。環境設定では、ローカル環境やGoogle Colabでトークンを環境変数として設定します。ノートブックは順番に実行し、指示に従って進めます。
これらのステップを完了することで、GPT-2はポジティブな感情を表現する文を生成するように最適化されます。
95.隠れた操作法(Hidden interface controls that affect usability)
この記事では、隠れたインターフェースコントロールがユーザー体験に与える悪影響について説明しています。まず、ダグラス・エンゲルバートによって提唱され、ドナルド・ノーマンによって広められた「世界の知識」と「頭の中の知識」という概念が紹介されます。「世界の知識」とは、ユーザーが簡単に認識しアクセスできる可視のコントロールを指し、ドロップダウンメニューなどが例として挙げられます。一方、「頭の中の知識」は、ユーザーがコマンドを記憶する必要があり、これがデバイスの使いにくさにつながります。
技術が進化する中で、多くのデバイスは再び「頭の中の知識」を必要とするようになりました。例えば、スマートフォンは重要なコントロールを隠していることが多く、ユーザーが事前の知識なしに機能にアクセスするのが難しくなっています。記事では、懐中電灯を点灯させたり、車のロックを解除したりする際に必要な特定の操作が、ユーザーにとって明らかでないことを例に挙げています。
著者は、デザイナーはすべてのコントロールを可視化することを優先すべきだと主張しています。特に初心者ユーザーにとって、隠れたコントロールはフラストレーションや非効率を引き起こす可能性があります。ユーザーが簡単な作業を行う方法を見つけるのに苦労するからです。
記事は、デザイナーに対してインターフェースコントロールのアプローチを再評価するよう促し、ユーザーが隠れたコマンドを記憶することなく機能を簡単に見つけて使えるシステムを提唱しています。これは、ユーザーフレンドリーなインターフェースを作成するために不可欠な「発見可能性」という基本的なデザイン原則に沿ったものです。
96.ECCシステム生成器(ECC SystemVerilog Generator)
ECC-SVジェネレーターは、SEC-DED(単一ビット訂正、二重ビット検出)エンコーダーおよびデコーダーモジュールをSystemVerilogで自動的に作成するPythonツールです。
このツールの主な機能には、最大2ビットのエラーを検出し、1ビットのエラーを訂正するエラーハンドリングがあります。また、偶数パリティ(EP)と奇数パリティ(OP)のオプションをサポートしており、ユーザーは生成されるモジュールのデータ幅やパリティタイプを指定することができます。さらに、必要に応じて、出力コードをverible-verilog-formatを使用してフォーマットすることも可能です。
このツールを使用するには、Python 3.xが必要です。コードフォーマット用にverible-verilog-formatをオプションでインストールすることもできます。使用方法は、コマンドラインで以下のように実行します。python main.py --input-size <data_width> --code-type <parity_type>
という形式で、--input-size
にはビット単位のデータ幅(例:8、32、64)を指定し、--code-type
にはパリティタイプを選択します。偶数パリティの場合はSEC_DED_EP、奇数パリティの場合はSEC_DED_OPを指定します。
ツールは、2つのSystemVerilogファイルを生成します。1つはエンコーダーモジュールで、入力データからECCビットを生成します。もう1つはデコーダーモジュールで、ECCビットに基づいてデータを訂正し、エラーをフラグします。
エラー検出と訂正の機能として、sec
は単一ビットエラーが訂正されたことを示し、ded
は二重ビットエラーが検出されたことを示します。このツールは、エラー検出と訂正のためにハミングコードを使用し、追加のパリティビットを加えています。生成されるモジュールは、指定されたデータ幅とパリティタイプを処理するために、エンコーダーとデコーダーのファイルが分かれた構造になっています。
制限事項として、最大入力サイズはSystemVerilogツールによって制限されます。また、単一ビットエラーのみが訂正可能で、二重ビットエラーは検出されますが訂正はできません。
このプロジェクトはオープンソースであり、ユーザーは貢献を奨励されています。ライセンスの詳細についてはリポジトリを確認してください。
97.プライムスイーパー(Primesweeper Number Puzzle Game)
プライムスイーパーゲームの概要です。このゲームの目的は、17の特定の素数を避けることです。クリアしたマスには、隣接する素数の数が表示されます。ゲームを開始したり、進行状況を確認したり、最高得点を見ることができます。
現在のゲーム統計は、クリアした割合が0%、タイマーが0秒です。再プレイのオプションもあります。
注意: 現在の最高得点は0%です。
98.テクノ封建制とAGIの未来(Techno-feudalism and the rise of AGI: A future without economic rights?)
人工一般知能(AGI)の登場は、経済や政治に大きな変化をもたらしています。AGIは労働者としても、企業のオーナーとしても機能し、価値を生み出し、それを支配する者に権力を集中させます。適切に管理されない場合、これにより不平等が拡大し、民主主義が弱体化し、少数の人々がすべての権力を握るシステムが生まれる可能性があります。この状況を避けるためには、従来の人間の労働に依存した経済的合意を見直す必要があります。
提案されているのは、AGIによって生み出された富を公平に分配する新しい経済システムの構築です。具体的には、普遍的なAI支払い、高所得者への課税強化、より分散型の意思決定を通じて実現することが考えられています。知能が最も価値のある資産となる前に、今すぐ行動を起こすことが重要です。
99.二つの番組同時放送!(1945 TV Console Showed Two Programs at Once)
1945年、発明家アレン・B・デュモントは、二人が同時に異なる番組を視聴できるテレビコンソールを作りました。この革新は、共有スペースでの視聴内容を巡る争いを解決することを目的としていました。サウスカロライナ州立博物館に展示されているプロトタイプは、テレビ技術の歴史における重要な瞬間を示しています。
100.野心は自己破壊だ(Being too ambitious is a clever form of self-sabotage)
過度な野心は創造性を妨げ、自己破壊につながることがあります。何かを作る前に、私たちはしばしばそれを完璧に思い描きますが、実際に形にしようとすると、欠点に直面します。この高い理想と実際のスキルとのギャップは、フラストレーションを引き起こし、多くの人がプロジェクトを始めることを避ける原因となります。
著者は「味覚とスキルの不一致」という概念を説明しています。これは、質の良さを評価する能力が、それを生み出す能力を上回る状態を指します。このため、多くの人が自分に自信を持てず、創造的な活動を避けることがよくあります。また、写真の授業での実験が紹介されており、多くの作品を作る(たとえ不完全でも)ことが、完璧な作品を一つだけ作ることに集中するよりも、より良い結果をもたらすことが示されています。
失敗を受け入れ、学ぶプロセスを大切にすることが成長には欠かせません。著者は、期待を下げ、完璧さのプレッシャーなしに創作のプロセスを楽しむことを勧めています。最終的には、創作を始め、失敗から学び、習得は計画だけではなく経験から得られることを認識することが重要です。創作プロセスの不完全さを受け入れることで、想像と現実のギャップを埋めることができるのです。