1.木の借り物(Tree Borrows)
Tree Borrowsは、Rustプログラミング言語における新しいアプローチで、既存のシステムであるStacked Borrowsの問題を解決します。Rustは、メモリエラーやデータ競合を防ぐ強力な安全機能で知られていますが、これらの保証を損なう可能性のあるunsafeコードも許可しています。このため、コンパイラはRustの安全ルールに基づいてコードを最適化したい一方で、unsafeコードがその最適化を妨げるという矛盾が生じます。
Stacked Borrowsは、問題のあるunsafeコードを定義するためのルールを設定していましたが、実際のRustアプリケーションでよく使われるパターンを除外しており、Rustの借用チェッカーの新しい機能も考慮していませんでした。Tree Borrowsは、スタックの代わりにツリー構造を使用することで、より多くのケースを効果的に処理できるように改善されています。
研究によると、Tree BorrowsはStacked Borrowsと比較して54%少ないテストケースを拒否し、多くの最適化を維持しつつ、新しい最適化も導入しています。例えば、読み取り操作の処理が改善されています。この成果は、PLDI'25カンファレンスで優れた論文賞を受賞しました。
2.LLMの限界: Q/Kdb+の壁(Why LLMs Can't Write Q/Kdb+: Writing Code Right-to-Left)
この記事では、q/kdb+プログラミング言語における大規模言語モデル(LLM)が直面する課題について説明しています。この言語は、演算子の優先順位がなく、右から左へ評価される独自の評価順序を持っています。これは、左から右へ評価されるPythonのような他の言語とは異なります。著者は、ClaudeのようなLLMが異なるプログラミング言語の構文を混ぜてしまうため、正しいqコードを生成するのに苦労していることを指摘しています。その結果、エラーが発生することが多いのです。
この問題に対処するために、著者はQythonという解決策を提案しています。Qythonは、qにコンパイルされるPythonに似た言語です。このアプローチは、LLMがPythonに精通していることを活かしつつ、qコードへの変換を簡素化します。記事では、Qythonで関数が成功裏に書かれ、その後qに翻訳されるという概念実証が示されています。この方法により、LLMは評価規則に伴う困難なしに正確なqコードを生成できることが示されています。
著者は、Qythonがまだ開発中であることを指摘し、qでのコーディングに対する有望な橋渡しを提供する一方で、qコードをQythonに戻すための翻訳ツールを作成するなど、さらなる作業が必要であると述べています。全体として、この記事は、馴染みのある構文を使用することで、ニッチなプログラミング言語でのコーディング体験を向上させる可能性を強調しています。
3.Ruby 3.4 文字列の新常識(Ruby 3.4 frozen string literals: What Rails developers need to know)
もちろんです!要約してほしいテキストを提供してください。喜んでお手伝いします。
4.ドクターボットの正体(Is the doc bot docs, or not?)
著者は、メール通知テンプレートのアップグレード中にShopifyのドキュメントボットを使用した経験について述べています。彼らは、注文にShopify Collectiveを通じて履行されたアイテムが含まれているかどうかを確認する方法をボットに尋ねましたが、ボットは関連するタグが確認メール生成時に存在しないため、誤ったコードを提供しました。このため、著者はコードをテストするために何度も注文を行い、返金する必要があり、フラストレーションを感じました。
著者は、ドキュメントボットの信頼性について疑問を呈しています。ボットは迅速な回答を提供できる一方で、誤解を招く情報を与えることもあり、それが大きな問題につながる可能性があると指摘しています。著者は、ボットの推測がShopifyが実際に書いたドキュメントの質を損なうと主張しています。
最終的に、著者は注文レベルのタグではなく、製品レベルのタグを確認することで回避策を見つけ、通知生成において信頼性があることがわかりました。
5.高速3D衝突検出法(A fast 3D collision detection algorithm)
COVIDパンデミックの間に、衝突検出アルゴリズムを見つけました。その成果を共有することにしました。私の作業はGitHubで確認できます。
6.悪意あるチャートでローカルコード実行(Helm local code execution via a malicious chart)
Helmのセキュリティ脆弱性(CVE-2025-53547)が発見されました。この問題は、バージョン3.18.3までのHelmに影響を与えます。特に、Chart.yamlファイルとChart.lockファイルが関連付けられている場合、依存関係を更新する際にローカルでコードが実行される可能性があります。もしChart.lockファイルが実行可能なファイル(例えば、bash.rcファイル)へのシンボリックリンクである場合、依存関係の更新によってそのファイルが悪意のある内容で上書きされ、意図しない実行が発生する恐れがあります。
影響を受けるバージョンはHelm v3.18.3までで、問題はHelm v3.18.4で修正されています。この脆弱性は、ユーザーが依存関係を更新する際にアクションを必要とし、高い整合性や可用性のリスクを引き起こす可能性があります。対策としては、依存関係を更新する前にChart.lockファイルがシンボリックリンクでないことを確認することが推奨されます。この脆弱性の深刻度は高く、CVSSスコアは8.5と評価されています。
詳細については、Helmのセキュリティポリシーや寄稿者Jakub Ciolekによる完全な開示を参照してください。
7.RESTの真実(Most RESTful APIs aren't really RESTful)
REST(表現状態転送)は、スケーラブルなウェブサービスを設計するためのアーキテクチャスタイルで、ロイ・トーマス・フィールドングによって提唱されました。このスタイルは、スケーラビリティ、シンプルさ、適応性といった原則を重視しています。
多くの「RESTful」と呼ばれるAPIは、実際にはRESTの原則を完全には実装していません。RESTは単にCRUD操作(作成、読み取り、更新、削除)やHTTPメソッドを使用することだけではありません。RESTの重要な側面の一つは、ハイパーメディア(リンク)を使用してクライアントのインタラクションを導くことで、これをHATEOAS(アプリケーション状態のエンジンとしてのハイパーメディア)と呼びます。
RESTにおける「リソース」とは、文書、サービス、概念など、名前を付けられる情報のことです。リソースはURI(統一リソース識別子)によって識別され、特定のデータ構造に限定されるものではありません。
フィールドングが提唱したRESTful APIの原則には、APIは単一のプロトコルに依存すべきではなく、任意のURIスキームで使用できるべきということがあります。また、既存の通信標準に従い、それを再定義しないことが求められます。メディアタイプやハイパーメディアリンクに焦点を当て、ハードコーディングされたURI構造に頼るべきではありません。クライアントは、事前に定義されたパスに依存するのではなく、レスポンスに含まれるリンクを通じて動的にURIを発見するべきです。
多くのAPIが真にRESTfulでない理由は、シンプルでRPCのようなAPIが好まれることが多く、これは使いやすさやツールのサポート、開発者の即時体験といった実用的な考慮から来ています。これらは、真にRESTfulな設計の長期的な利点よりも有益に見えることが多いです。
RESTful APIを構築するためには、クライアントとサーバーのインタラクションにハイパーメディアを取り入れ、クライアントがリンクを通じてリソースを動的に発見できるようにすることが重要です。しかし、内部APIや特定のユースケースにおいては、よりシンプルなアプローチが実用的である場合もあります。APIは、RESTの原則に厳密に従うよりも、学びやすく使いやすいものを作ることに焦点を当てるべきです。
8.X Chief Says She Is Leaving the Social Media Platform(X Chief Says She Is Leaving the Social Media Platform)
要約がありません。
9.US Court nullifies FTC requirement for click-to-cancel(US Court nullifies FTC requirement for click-to-cancel)
要約がありません。
10.Galiliean-invariant cosmological hydrodynamical simulations on a moving mesh(Galiliean-invariant cosmological hydrodynamical simulations on a moving mesh)
要約がありません。
11.副業から七桁ビジネスへ(Bootstrapping a side project into a profitable seven-figure business)
カイル・ノーランは、ProjectionLabという財務計画ツールを立ち上げた経緯を語っています。このプロジェクトは、外部からの資金調達なしに、4年で年間定期収入(ARR)100万ドルに成長しました。彼は、経済的独立のムーブメントに触発され、2021年に自分のニーズに合った適切なツールが存在しないことに気づき、プロジェクトを始めました。
彼の旅には、最初の収入を得ることから、日常の仕事を辞め、チームを拡大するまでの重要なマイルストーンが含まれています。道のりは常に順調ではなく、成長の遅さや疑念といった課題にも直面しました。しかし、彼は粘り強さ、一貫性、そしてサポートしてくれるチームと共に働くことの重要性を強調しています。特に、成長パートナーのジョン・カイパーズやユーザーコミュニティの契約者たちの存在が大きな支えとなりました。
未来を見据えたカイルは、ユーザーが愛する製品を作り続けることに注力し、顧客に寄り添ったスリムなアプローチを維持する計画です。彼は他の人々にも努力を続けるよう励まし、小さな一貫した行動が時間をかけて大きな成果につながることを伝えています。
12.1976年CPUでSAP移植!意外と快適(I Ported SAP to a 1976 CPU. It Wasn't That Slow)
著者はソフトウェアエンジニアであり、1976年のZ80プロセッサ用にSAPのベクターデータベース(ZVDB)を適応させることに成功しました。このプロジェクトは、1983年に作られたABAPプログラミング言語と、同時代に広く使用されていたZ80 CPUとの類似性からインスパイアを受けました。両方の技術は、限られたメモリや効率的なCPUサイクルの必要性といった制約の下で開発されました。
著者はZ80プログラミングの技術を活用し、事前計算や効率的なメモリアクセスなどの方法を通じてパフォーマンスを最適化しました。これらの戦略は非常に効果的で、ZVDBをZ80アセンブリに移植する際には最小限の変更で済みました。
パフォーマンスの結果は、ZVDBが現代のハードウェアと比べてZ80上でわずか3〜6倍遅いだけであることを示しました。これは、過去の最適化が今日でも有効であることを証明しています。著者は、単に新しいフレームワークに焦点を当てるのではなく、基本的なコンピュータ原則を理解することがより重要であると主張しています。最終的に、古い技術を扱うことで得られた洞察は、現代のプログラミングにも適用可能であり、有益であるとされています。
13.フロリダ、転職難化へ(Florida is letting companies make it harder for highly paid workers to swap jobs)
Business Insiderは、人々が知りたいと思う興味深く革新的なストーリーを提供しています。
14.関数の呼び方(Phrase origin: Why do we "call" functions?)
プログラミングにおける「関数を呼び出す」という用語にはいくつかの起源があります。友人に呼びかけることや、使用人を呼ぶこと、情報を得るために電話をかけることに例えることができますが、最も正確な解釈は、ライブラリからサブルーチンを呼び出すという考え方です。これは、図書館で本を頼むことに似ています。
図書館で使われる「請求番号」という用語は、1800年代後半に確立され、本を見つけるための記号を指します。この概念はプログラミングにも影響を与え、サブルーチンにアクセスする方法を示す用語として進化しました。
「呼び出す」という言葉の初期の言及は1940年代にさかのぼり、ジョン・W・モークリーがサブルーチンの参照と開始方法について議論しました。1950年代には、Fortranのようなプログラミング言語が「CALL」文を導入し、サブルーチンに制御を移すことを示す用語として正式に採用されました。
時が経つにつれて用語は進化し、1960年代には「呼び出す」という言葉がサブルーチンを呼び出す一般的な用語となりました。これは、アセンブリ時の参照からランタイムでの制御移動へのシフトを反映しています。「Xを呼び出す」という表現は標準化され、Fortranによって広まり、その後Algolなどの他のプログラミング言語にも採用されました。
要するに、「関数を呼び出す」というフレーズは図書館の用語に根ざしており、さまざまなプログラミング言語を通じて進化し、プログラミングにおけるサブルーチンの呼び出し行為を表すようになりました。
15.IKEA、スレッド全開!(IKEA ditches Zigbee for Thread going all in on Matter smart homes)
イケアは、Matter-over-Thread規格を使用した20以上の新しいスマートホーム製品を導入し、スマートホーム技術をよりシンプルで手頃なものにすることを目指しています。新しいスマートライト、センサー、リモコンなどが1月から発売され、さらに多くの製品が続々と登場する予定です。
イケアのDirigeraスマートホームハブはMatterに対応するようにアップデートされ、イケアのハブを使わずに他のブランドのデバイスと接続できるようになりました。これらの新しいデバイスは既存の製品に取って代わり、スマートバルブ、プラグ、空気質モニターなどが競争力のある価格で提供されます。
Matterは、スマートホームデバイス間の互換性を向上させ、設定や使用を簡単にする新しい規格です。イケアの製品は、Apple HomeやAmazon Alexaなどのさまざまなスマートホームエコシステムと連携し、イケアのアプリを必要とせずに使用できます。
この取り組みにより、イケアは一般市場にMatterを普及させるリーダーとしての地位を確立し、テクノロジー愛好者だけでなく、すべての人にスマート技術を身近に感じてもらうことに注力しています。Matterの普及にはまだ課題がありますが、イケアはこの新しい規格を採用する決断に自信を持っています。
16.7-Zip for Windows can now use more than 64 CPU threads for compression(7-Zip for Windows can now use more than 64 CPU threads for compression)
要約がありません。
17.迅速RAW編集器(RapidRAW: A non-destructive and GPU-accelerated RAW image editor)
RapidRAWは、高速で効率的なRAW画像編集ソフトウェアで、元の画像を損なうことなく、GPUアクセラレーションを利用してパフォーマンスを向上させています。Adobe Lightroomの軽量な代替品として、Windows、macOS、Linuxで利用可能で、18歳の開発者が自身の写真編集の流れやプログラミングスキルを向上させるための個人プロジェクトとして開発しました。
主な特徴としては、GPUアクセラレーションによる迅速な画像処理、AIを用いた正確な被写体や前景の検出、プロンプトを使った非破壊的な編集機能、さまざまなRAWカメラフォーマットに対応したフルRAWサポート、元の画像を保持しつつ編集内容を別に保存する非破壊的ワークフロー、トーン調整やカラーグレーディング、詳細強化ツールを含むプロフェッショナルな調整機能、そしてバッチ処理機能を備えた使いやすいライブラリがあります。
最近のアップデートでは、画像評価フィルターやAI機能の改善、ユーザーインターフェースのレイアウト向上が含まれています。また、ズームやクロップに関するバグも修正されました。
このプロジェクトは2025年6月に始まり、機能豊富なアプリケーションを迅速に構築することに重点を置いています。パフォーマンス向上のためにRustを使用し、クロスプラットフォームの互換性を持たせるためにTauriを利用しています。
ユーザーは最新バージョンをダウンロードするか、ソースからビルドすることができます。プロジェクトをさらに発展させるための貢献も歓迎されています。
開発者は、RapidRAWの継続的な開発を支援するための寄付を呼びかけており、オープンソースの状態を維持することを目指しています。
RapidRAWはGNU Affero General Public License v3.0の下でライセンスされており、コミュニティが自由に利用できるように保たれています。
18.Using MPC for Anonymous and Private DNA Analysis(Using MPC for Anonymous and Private DNA Analysis)
要約がありません。
19.ウェブの原点、アストロ(Astro is a return to the fundamentals of the web)
Astroは2021年に登場したウェブフレームワークで、コンテンツ重視のウェブサイト向けに設計されています。従来のフレームワークが複雑なアプリケーションを優先するのに対し、Astroはシンプルさとパフォーマンスを重視し、デフォルトではJavaScriptを使用しません。
Astroの主な特徴には、まず「アイランドアーキテクチャ」があります。これにより、ページのインタラクティブな部分だけがJavaScriptを読み込み、残りは静的なHTMLとして保持されます。この結果、ページの読み込み時間が従来のフレームワークよりも最大40%速くなります。
次に、開発者体験が挙げられます。プロジェクトのセットアップは簡単で、Astroはセットアップアシスタントや優れたTypeScriptサポートなどの便利なツールを提供しています。
また、柔軟性も特徴の一つです。開発者はAstroコンポーネントとともに、ReactやVueなどのさまざまなフレームワークを使用でき、特定の方法に縛られることはありません。
さらに、AstroはMarkdownをネイティブでサポートし、自動画像最適化を提供し、複雑な設定なしで現代的なビルドツールを含んでいます。
Astroは、特にコンテンツが主な焦点となるマーケティングサイト、ブログ、eコマースカタログに適しています。ただし、複雑なシングルページアプリケーション(SPA)や、重いクライアントサイドの状態管理が必要なプロジェクトには向いていないかもしれません。
Astroを始めるには、プロジェクトを作成し、必要に応じてフレームワークを追加して開発を開始するだけです。Astroは、迅速でアクセスしやすく、コンテンツを優先した体験を提供しつつ、現代的な利便性も兼ね備えた新しいウェブ開発のアプローチを提供しています。
20.改行でGit破壊、RCEクローン(Breaking Git with a carriage return and cloning RCE)
Gitに新たな脆弱性(CVE-2025-48384)が発見されました。この脆弱性は、信頼できないリポジトリでgit clone --recursive
コマンドを使用する際に、リモートコード実行(RCE)が可能になるものです。特にUnix系のシステムでリスクが高まります。GitHub Desktopを使用している場合、このオプションでリポジトリが自動的にクローンされるため、注意が必要です。
この問題の一因は、Gitが設定ファイル内のキャリッジリターン(\r
)文字をどのように扱うかにあります。Gitはこれらのファイルを読み込む際に、キャリッジリターンを誤解したり、無視したりすることがあり、攻撃者がファイルパスを操作できる可能性があります。
また、.gitmodules
ファイルには制御文字を含むパスが存在することがあり、Gitがこれらのパスを処理する方法によって、意図しないファイルの場所に書き込まれることがあります。これにより、悪意のあるファイルが書き込まれる危険性があります。
この脆弱性を回避するためには、信頼できないリポジトリに対してgit clone
を使用する際に--recursive
オプションを避けることが推奨されます。代わりに、--recursive
なしでクローンし、.gitmodules
ファイルを確認して安全性を確保した後、サブモジュールを手動で初期化することが重要です。
修正パッチも提案されており、キャリッジリターンを含む文字列が設定ファイルに書き戻される際に適切に引用されるようにするものです。
攻撃者はこの脆弱性を利用して、Gitディレクトリ内に悪意のあるスクリプトを作成し、任意のコードを実行する可能性があります。ユーザーは、この脆弱性から保護するために、最新のGitおよび関連ソフトウェアにアップデートすることが推奨されます。
21.絵文字逆ポーランド計算機(A Emoji Reverse Polish Notation Calculator Written in COBOL)
このプロジェクトは、COBOLで書かれた計算機のコレクションを紹介しており、さまざまな計算方法や絵文字のサポートなどの現代的な機能を備えています。計算機は三種類あります。
基本計算機は、従来の中置記法を使用して算術演算を行います。RPN計算機は、逆ポーランド記法を採用し、スタックベースで評価を行います。絵文字RPN計算機は、演算に絵文字を使用する現代的なRPN計算機で、例えば加算には➕を使います。
セットアップの要件として、macOSではHomebrewを使ってbrew install gnu-cobol
でGNU COBOLをインストールします。Linuxでは、パッケージマネージャーを使ってGnuCOBOLをインストールします。Windowsでは、公式ウェブサイトからGnuCOBOLをダウンロードします。
プロジェクトには、各計算機のCOBOLソースファイルとそれに対応するテストスイート、テストを実行するためのスクリプトが含まれています。計算機を使用するには、対応するCOBOLファイルをcobc
コンパイラでコンパイルし、実行可能ファイルを実行します。
すべての計算機で基本的な演算(+, -, *, /)とエラーハンドリングがサポートされています。絵文字計算機は、現代の絵文字演算子やカラフルなエラーメッセージにも対応しています。RPN計算機は、ゼロでの除算やオペランド不足、無効な式などのエラーを処理します。
このプロジェクトは、COBOLの能力を示すもので、エラーハンドリングや絵文字のためのUnicodeサポートを含んでいます。教育的な目的で作られており、今日におけるCOBOLの関連性や多様性を示すことを目指しています。
ユーザーは、既存の構造に従って演算やテスト、機能を追加することで計算機を強化できます。このプロジェクトは教育目的で提供されています。
面白い事実として、1959年に作られたにもかかわらず、COBOLは現代のUnicode絵文字を扱うことができ、その適応性を示しています。
22.ESIMの安全性(ESIM Security)
セキュリティエクスプロレーションズが実施したeSIM技術に関する包括的なセキュリティ分析について、KigenのeUICCカードに見つかった脆弱性に焦点を当てています。
この調査では、セキュリティエクスプロレーションズがeSIM技術の安全性を調査し、特にKigenのeUICCカードに注目しました。これらのカードは、モバイルネットワークで広く使用されています。
研究者たちは、KigenのeUICCカードのセキュリティを突破し、脆弱性を示すための概念実証コードを使用しました。彼らは、これらのカードにインストールできるeSIMプロファイルに重大なセキュリティの欠陥があることを発見しました。
この攻撃により、プライベートキーやeSIMプロファイルなどの機密情報が抽出され、個人情報の盗用やモバイルサービスへの不正アクセスにつながる可能性があります。
2019年に特定されたJava Card技術に関する脆弱性は、今回の攻撃において重要な役割を果たしており、ソフトウェア開発におけるセキュリティへの継続的な注意が必要であることを示しています。
Kigenは脆弱性を認め、GSMAと連絡を取り、セキュリティを強化するための修正を実施する作業を進めています。また、研究者に対してその発見に対する報酬を支払うことにも同意しました。
報告書は、モバイルネットワークオペレーターやベンダーに対し、メモリ保護やバイトコード検証などの強化されたセキュリティ対策を実施するよう促し、ベンダーのセキュリティに関する主張だけに依存しないように警告しています。
この調査結果は、eSIM技術やモバイルデバイスの全体的なセキュリティアーキテクチャに対する懸念を引き起こしており、適切な安全対策が確立されない限り、悪用の可能性が高いことを示唆しています。
研究は、通信エコシステムのすべての関係者に対し、eSIMのセキュリティに対する監視を強化し、これらの脆弱性に対処するためのより積極的なアプローチを求めています。
全体として、この文書はeSIM技術の開発と実装におけるセキュリティ対策の重要性を強調し、ユーザーのプライバシーを保護し、モバイルサービスへの不正アクセスを防ぐ必要性を訴えています。
23.Where can I see Hokusai's Great Wave today?(Where can I see Hokusai's Great Wave today?)
要約がありません。
24.Rustで日々5億リクエスト処理(Serving a half billion requests per day with Rust and CGI)
この記事では、CGI(共通ゲートウェイインターフェース)の性能を、Rust、Go、Perl、JavaScript、Python、Cなどのさまざまなプログラミング言語を使ってテストした結果について述べています。著者は仮想マシン上でベンチマークを実施し、CGIがセキュリティや性能に関する誤解にもかかわらず、信頼できる技術であることを確認しました。
重要なポイントとして、CGIは正しく実装されれば効果的なプロトコルであり、セキュリティも確保できることが挙げられます。著者は異なる言語のCGI性能をテストし、それぞれのリクエストレートやレイテンシーを強調しました。Bashは1秒あたり40リクエストと低い結果でしたが、Perl、JavaScript、Pythonはそれぞれ500、600、700リクエストを達成しました。Goは1秒あたり3,400リクエスト、Rustはほぼ5,700、Cは約5,800リクエストで、わずかに良い結果を示しました。
これらの結果から、CGIは特にコンパイル言語を使用する場合、実際の作業において有効であることがわかりました。著者はCGI技術のシンプルさと効果的な点を評価しています。
25.Frame of preference A history of Mac settings, 1984–2004(Frame of preference A history of Mac settings, 1984–2004)
要約がありません。
26.衛星データの地球GPT(I'm Building LLM for Satellite Data EarthGPT.app)
EarthGPTは、先進技術を用いて多波長の衛星画像を扱うことができるサービスです。ユーザーは、さまざまな衛星データセットを使用したサンプルプロジェクトを探索できます。例えば、ブラジルの森林の画像は、Sentinel-2aから取得されており、雲の影響はありません。グリーンランドの氷床の画像は、Sentinel-2cからのもので、54.1%の雲がかかっています。鉱山の運営に関するプロジェクトは、UMBRA_08を使用していますが、具体的な詳細は提供されていません。また、パキスタンの2022年の洪水前後のデータは、Sentinel-2aとSentinel-2bから取得されており、さまざまな雲のカバー率があります。フロリダの沿岸水管理や沿岸流出に関するプロジェクトは、雲のカバーやセンサーに関する具体的な情報はありません。
このプラットフォームには、衛星データセットを簡単にナビゲートし、操作できるユーザーフレンドリーなSTACブラウザが含まれています。
27.299ドルのロボット登場!(Hugging Face just launched a $299 robot that could disrupt the robotics industry)
Hugging Faceは、45億ドルのAIプラットフォームで、299ドルのデスクトップロボット「Reachy Mini」を発表しました。このロボットは、ロボティクスの開発をより多くの人々に身近にすることを目的としています。11インチのヒューマノイドロボットは、従来のロボティクスに伴う高コストや複雑さに対する回答です。従来のロボット開発には高価な機器が必要でした。
この発表は、Hugging Faceが1000万人のユーザーを達成したタイミングで行われました。多くのユーザーがロボティクスに興味を持っています。Reachy Miniは使いやすさを重視しており、Hugging Faceのプラットフォームと統合されているため、AIモデルやアプリケーションに簡単にアクセスできます。頭の動き、カメラ、マイク、ワイヤレス操作などの高度な機能を備えています。
Hugging Faceのアプローチは、従来のロボティクス企業とは異なり、オープンソースの原則を採用しています。これにより、ユーザーはハードウェアの設計やソフトウェアにアクセスし、カスタマイズが可能です。このモデルはコミュニティの革新を促進し、コストを下げる可能性がありますが、製造や流通においては課題もあります。
このロボットはカメラやマイクを搭載しているため、データプライバシーに関する新たな懸念も生じています。しかし、オープンソースモデルは透明性やユーザーのコントロールを強化する手段と見なされています。
Reachy Miniは、手頃な価格でプログラム可能であるため、教育や研究に影響を与えると期待されています。高価な機器を必要とせず、実践的な学習が可能になります。Hugging Faceは、ロボティクスを民主化し、高コストの専有システムからオープンでコミュニティ主導の開発へと業界をシフトさせることを目指しています。
28.Supabaseの危機!SQL漏洩(Supabase MCP can leak your entire SQL database)
Supabaseのモデルコンテキストプロトコル(MCP)は、言語モデル(LLM)がデータベースとやり取りすることを可能にしますが、これによりセキュリティ上の脆弱性が生じます。攻撃者はこの統合を利用して、プライベートなテーブルを含む機密のSQLデータベース情報を漏洩させることができます。
主な問題点として、まずLLMの限界があります。LLMはユーザーの指示とデータを区別できないため、ユーザーが提供したデータが指示に似ている場合、モデルが誤って処理してしまう可能性があります。また、攻撃の設定についても、Row-Level Security(RLS)を備えた標準的なSupabaseの設定が依然として悪用されることが示されています。開発者は、サポートチケットを管理するためにMCPとやり取りするツール(Cursor)を使用しています。
攻撃のプロセスは次の通りです。攻撃者は、質問とCursorアシスタントへの隠れた指示を含むメッセージを持つサポートチケットを提出します。その後、開発者がチケットを確認すると、アシスタントはアクセス権により指示を読み取り実行し、データベースから機密データをサポートスレッドに漏洩させてしまいます。
このリスクを軽減するための戦略として、まずMCPに対して読み取り専用モードを有効にし、無許可のデータ変更を防ぐことが挙げられます。次に、ユーザーの入力を処理する前に疑わしいパターンをスキャンするプロンプトインジェクションフィルターを実装することで、追加のセキュリティ層を提供できます。
これらの対策を講じることで、データ漏洩のリスクを減らし、MCPを使用するアプリケーション内の機密情報を保護することができます。セキュリティ対策に関して支援が必要なチームには、専門家のサポートが利用可能です。
29.スモールM3: 多言語思考LLM(Smollm3: Smol, multilingual, long-context reasoner LLM)
SmolLM3は、多言語処理と長文の推論に特化した新しい小型言語モデルです。2025年7月8日にリリースされ、基本サイズは30億パラメータで、軽量でありながら大規模モデルに対抗できる性能を示しています。
このモデルは、トランスフォーマーデコーダーを基にしており、効率性と長文処理能力を向上させるための改良が施されています。11兆トークンで訓練されており、推論、数学、コーディングのタスクにおいて優れた性能を発揮し、他の30億モデルを上回り、大規模モデルとも競争しています。また、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語の6言語に対応しています。長文の処理能力は最大128,000トークンに達します。
訓練方法は三段階に分かれており、ウェブ、数学、コードデータを組み合わせて強固な基盤能力を築く事前訓練を行います。中間訓練では、特定のデータセットを用いて長文処理と推論能力を強化します。最終的な訓練では、推論モードと非推論モードのパフォーマンスをバランスよく調整するために、監視付きのファインチューニングが行われます。
ユーザーは特定のコマンドを使用して、推論モードと非推論モードを切り替えながらインタラクションを行うことができます。また、機能を強化するためにツール呼び出しもサポートされています。
SmolLM3は、さまざまな分野で小型モデルの能力を向上させることを目的とした包括的なモデルと訓練手法を提供します。訓練の詳細やモデルコードはコミュニティが利用し、さらに発展させるために公開されています。
30.That white guy who can't get a job at Tim Hortons? He's AI(That white guy who can't get a job at Tim Hortons? He's AI)
要約がありません。
31.Nvidia、4兆ドル達成!(Nvidia Becomes First Company to Reach $4T Market Cap)
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32.ゾリンOS(Zorin OS)
Zorin OSは、WindowsやmacOSの代替として設計されたオペレーティングシステムです。特にWindows 10のサポートが終了に近づいているため、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。このOSは、コンピュータをより速く、強力に、安全に、そして使いやすくすることを目指しています。
Zorin OSの主な特徴には、まず使い慣れたインターフェースがあります。ユーザーは、デスクトップのレイアウトをWindowsやmacOSに似せることができるため、スムーズに移行できます。また、古いコンピュータでも(最大15年前のものでも)迅速かつ効率的に動作します。
信頼性とセキュリティも重要なポイントです。Zorin OSはUbuntuとLinuxを基にしており、堅牢なオープンソースソフトウェアで構築されています。そのため、ウイルスやマルウェアに対して強く、定期的なセキュリティ更新も行われています。さらに、個人データを収集しないため、プライバシーも守られています。
アプリケーションの互換性も高く、基本的なアプリが付属しており、多くのWindowsアプリケーションもサポートしています。ゲームのサポートも充実しており、SteamやEpic Gamesなどのプラットフォームからさまざまなゲームを楽しむことができます。
デバイス統合機能として、Zorin Connectを使うと、コンピュータとAndroidデバイスを連携させ、通知の同期やファイル共有が簡単に行えます。また、100以上の言語に対応しており、さまざまな支援技術も含まれています。
デュアルブートオプションもあり、既存のWindowsやmacOSと並行してZorin OSをインストールすることができます。Zorin OSは無料でダウンロードして使用でき、プロ版も用意されており、より高度な機能が利用可能です。インストールも簡単で、USBを使って試すことができるため、導入前に体験することができます。ユーザーからは、その使いやすさと洗練されたデザインが高く評価されています。
33.ラジウム音楽編集器(Radium Music Editor)
Radiumは、音楽編集ソフトウェアで、従来のピアノロールやトラッカーと比べて、より迅速かつ効率的な編集を可能にするユニークなインターフェースを提供します。ノートやエフェクトのグラフィカルな編集ができ、音楽データをより明確に表示しつつ、テキストベースの編集もサポートしています。Radiumは、音声の録音、編集、ミキシングを行うデジタルオーディオワークステーション(DAW)として機能します。
見た目は独特ですが、Radiumは使いやすさを重視しており、特にトラッカーに慣れたユーザーには学びやすい設計になっています。
開発は1999年に始まり、2000年に最初の公開版がリリースされました。その後、Linux、Windows、Macで利用可能となり、トラッカーに似た音楽編集ソフトの中でも最も進んだものの一つとなっています。
主な機能としては、オーディオとMIDIのマルチトラッキングをサポートし、ピッチやテンポなどの音楽要素を自動化します。粒子合成やスムーズなスクロール、モジュラー式ミキサーも含まれています。また、複数のプラグイン形式に対応し、内蔵エフェクトや楽器も提供しています。無制限のアンドゥ/リドゥ機能やマルチコアサポート、Python/Schemeスクリプトによる拡張性もあり、使い勝手が向上しています。オープンソースで、シンプルなビルドシステムを備えています。
ユーザーはデモソングを読み込み、再生しながらキーボードを使ってノートを追加できます。マニュアルも用意されており、使い方を学ぶのに役立ちます。
最近のアップデートでは、2024年12月27日に最新バージョンがリリースされました。ユーザーは、機能リクエストやバグ報告を優先するためのサブスクリプションを通じてRadiumの開発を支援できます。サブスクリプションの料金は月額または年額で、€2から€100までの範囲があります。
34.住所解析ライブラリ(Libpostal: C library for parsing/normalizing street addresses around the world)
libpostalは、統計的自然言語処理(NLP)とオープンデータを使用して、世界中の住所を解析し、標準化するために設計されたCライブラリです。このライブラリの主な目的は、さまざまな言語の住所形式を理解することで、地図サービスや配送システムなど、位置データに依存するアプリケーションの利便性を向上させることです。
libpostalの主な機能には、住所の標準化があります。これにより、自由形式の住所を構造化された機械可読形式に変換し、インデックス作成や検索をより効率的に行えるようにします。また、99.45%の高い精度を誇り、全世界の10億以上の住所から得た膨大なトレーニングデータを活用しています。さらに、60以上の言語をサポートし、略語や地域の慣習を含むさまざまな住所形式に対応しています。公式にはPython、Ruby、Go、Java、PHP、NodeJSをサポートしており、他の言語でも簡単にバインディングを作成できるオプションがあります。
インストールに関しては、LinuxやmacOSでは、ライブラリをソースからコンパイルする前にいくつかの前提条件をインストールする必要があります。Windowsの場合は、ビルドのためにMSys2とMinGWが必要です。
使用方法としては、住所の解析と標準化のためのAPIを提供しており、開発者がアプリケーションに住所処理を簡単に統合できるようになっています。また、住所の迅速なテストや処理のためのコマンドラインツールも含まれています。
ユーザーは、スポンサーシップや寄付を通じてプロジェクトを支援したり、問題を報告したり、ライブラリの改善に貢献することが奨励されています。libpostalはオープンソースで、MITライセンスの下で利用可能です。このライブラリは、異なる地域や言語にわたって一貫した正確な住所処理が必要なアプリケーションに特に役立ちます。
35.新しいRubyフレームワーク「Brut」(Brut: A New Web Framework for Ruby)
Brutは、シンプルさと機能性に重点を置いた新しいRuby用のウェブフレームワークです。従来のRubyフレームワークとは異なり、Brutはコントローラーやリソースを使用せず、サーバーが生成したHTMLを使ってページやフォームを作成することができます。
Brutの主な特徴には、まず低い複雑性があります。不要な複雑さを避け、トラッキングのためのOpenTelemetryやSequelに基づくデータアクセスレイヤーなどの組み込みツールを提供しています。また、迅速なセットアップが可能で、Rubyがインストールされていなくても数分でアプリを構築し始めることができます。
さらに、クライアント側とサーバー側のフォームバリデーションを統合し、シームレスなユーザー体験を実現しています。ウェブコンポーネントにはBrutJSを使用し、CSSは自動的にパッケージ化され最適化されます。Brutは、適切なセキュリティポリシーやデータベースの設定など、良いプラクティスを強制します。
テストサポートも充実しており、RSpecなどの人気のRubyジェムと統合されており、Fakerを使ってテストデータを生成することもできます。Brutは、不要な設定や抽象化を排除し、開発者が複雑なセットアップに悩まされることなくウェブアプリを構築できるようにすることを目指しています。開発者の目標は、Rubyと現代のウェブ技術の力を活用し、ウェブ開発を楽しくシンプルにすることです。
36.古いReact Native地図ライブラリを刷新!(I rewrote an outdated React Native map clustering library)
React Nativeの開発者が、地図上のマーカーをクラスタリングするための新しいライブラリ「RN Super Cluster」を作成しました。以前人気のあった「react-native-maps-clustering」は時代遅れとなり、最新のツールとの互換性がなくなっていました。開発者は複数の技術的な課題に直面した後、新しい解決策をゼロから構築することを決めました。
RN Super Clusterの主な特徴には、最新の技術を用いて積極的にメンテナンスされていること、エラー防止や開発者の体験向上のためにTypeScriptで完全に書かれていること、高性能なクラスタリングを実現する「supercluster」というライブラリを使用していることが含まれます。また、重なったマーカーは最大ズーム時に「スパイダーファイ」して、より簡単にアクセスできるようになります。カスタムコンポーネントやイベント処理のオプションも用意されています。
このプロジェクトは、他の開発者が創作者が直面した困難を避けられるようにすることを目的としています。フィードバックや貢献も歓迎されています。プロジェクトはGitHubやNPMで見つけることができます。
37.SUSE、欧州デジタル主権サービス開始(SUSE launches new European digital sovereignty service to meet surging demand)
SUSEは、ヨーロッパのオープンソースソフトウェア企業で、新しいサービス「ソブリンプレミアムサポート」を開始しました。このサービスは、ヨーロッパの企業や政府がITシステムとデータの安全性を確保するためのものです。最近、ヨーロッパの組織はデータプライバシーの懸念や、クラウドサービスにおけるEU外企業への依存から、Linuxなどのオープンソースソリューションに移行しています。
現在、ヨーロッパのデータの90%以上が主にアメリカ企業が所有するサーバーに保存されており、プライバシーや監視の問題が浮上しています。そのため、多くのヨーロッパの組織は、地元の代替手段を探しています。SUSEの新しいサポートサービスは、EU内でデータと業務を厳格に管理する必要がある組織向けに特別に設計されています。このサービスでは、すべてのサポートスタッフとデータがヨーロッパに拠点を置くことが保証されており、地元の規制に準拠しています。
SUSEのCEOは、デジタル主権を達成するためにはデータ、技術、ビジネス運営に焦点を当てることが重要だと強調しました。このサービスは、防衛や政府などの分野に特に関連性がありますが、データセキュリティを強化したいすべてのヨーロッパの組織に利用可能です。地政学的な不確実性が高まる中、SUSEは企業がデジタル業務において安心感を持てるようなサポートを提供することを目指しています。
38.バグ物語(Bug Stories)
500マイルメールは、ハーレー・ヒックスが作成したニュースレターで、ソフトウェアのバグに関する面白くて奇妙な話を紹介しています。この名前は、500マイル以上の距離でメールを送信できないメールサーバーに関する話から来ています。
ニュースレターに登録すると、自分のバグに関する話を共有することもできます。内容はハードウェア、ソフトウェア、メールなど、さまざまなトピックに分類されています。最近のバグの話には、予期しないアイテムによるデータベースの問題や、雨の時だけ発生するWi-Fi接続の問題、特定の条件下でクラッシュするソフトウェア(例えば、ソーダを飲んでいるとき)などがあります。また、ビデオゲームの中で奇妙なシナリオを生み出すバグも紹介されています。
このサイトは、技術の奇妙さや面白さを読者に伝え、楽しませることを目的としています。
39.オフラインチェスパズル(OffChess – Offline chess puzzles app)
広告のないRedditクライアント「rdx」を開発した開発者が、新しいアプリ「OffChess」を作りました。このアプリは、インターネットなしでチェスのパズルを解くために設計されています。特にWi-Fiが不安定な場所、例えばトイレなどでのオフライン使用に最適です。
OffChessには、10万以上のチェスパズルが収録されており、「1手でのチェックメイト」やさまざまな戦術、オープニングなどのカテゴリーに分かれています。ユーザーは自分のパフォーマンスに応じてポイントを獲得したり失ったりすることができ、楽しめる評価システムが追加されています。
このアプリはアカウント作成や追跡、サブスクリプションが不要で、シンプルにチェスの練習ができるツールです。iPhoneとAndroidの両方のユーザーに対応しています。開発者はフィードバックや提案を歓迎しています。
40.60,000アカウント乗っ取り!(Taking over 60k spyware user accounts with SQL injection)
研究者が、追跡に使用されることを謳った検出不可能なスパイウェアサービス「Catwatchful」を発見しました。無料トライアルアカウントを作成したところ、アプリはよく設計されており、ユーザーの知らないうちに個人データを効果的に収集していることが分かりました。
調査の結果、データはFirebaseに保存されており、一般的な攻撃からは安全であることが確認されました。しかし、研究者はサービスをホストしている別のサーバーに注目しました。SQLインジェクション技術を使用して、62,000以上のユーザーアカウントが含まれるデータベースにアクセスすることに成功しました。このデータベースには、ユーザー名やパスワードが平文で保存されていました。
この発見を受けて、サービスに対する措置が取られました。ジャーナリストがGoogleとホスティングプロバイダーに連絡した結果、サービスは一時的に停止されました。短期間で別のドメインで復活しましたが、最終的にはSQLインジェクション攻撃を防ぐためのセキュリティ対策が実施されました。
研究者は、ストーカーウェアサービスにおけるこうした脆弱性への対処の重要性と、サイバーセキュリティにおける警戒の必要性を強調しました。
41.アイポッドLinux 2017(iPod Linux (2017))
iPodLinuxは、iPodでLinuxを動かすことを目的としたオープンソースプロジェクトです。このプロジェクトでは、iPod用にuClinuxカーネルのバージョンを適応させ、Podzillaという基本的なユーザーインターフェースを作成しました。これにより、ユーザーは元のAppleのファームウェアにはない機能をiPodに追加することができます。
現在、iPodLinuxは第1世代、第2世代、第3世代のiPodに安全にインストールできるようになっています。また、4世代やNanoなどの新しいモデル向けの開発も進められていますが、これらの新しいデバイスに対するサポートは限られています。そのため、インストールはLinuxやMac OS Xに詳しい上級者にのみ推奨されています。
ユーザーは、iPodLinuxのウェブサイトでガイドやインストール手順、サポートされているデバイスのリストを見つけることができます。このプロジェクトは、開発活動を支えるために寄付に依存しています。
42.異文化音楽理論(Xenharmlib: A music theory library that supports non-western harmonic systems)
Xenharmlibは、さまざまな和声システムを探求するために設計された音楽理論ライブラリです。伝統的な西洋音楽や非西洋音楽、独特な調律、さまざまな表記法をサポートしています。使いやすく拡張可能で、基本的なPythonプログラミングの知識を持つ作曲家や研究者を対象としています。
このライブラリの主な特徴には、等分割調律のサポート(西洋音楽、アラビア音楽、トルコ音楽、ボーレン・ピアス調律など)、西洋音楽の表記法や上下表記法の提供、音程やスケール、その関係を分析するためのツールが含まれています。また、調性の変化に関する提案や基本的なポストトーナル分析も行えます。
Xenharmlibは、音楽理論の科学的探求に重点を置いており、作曲や合成には焦点を当てていません。オブジェクト指向設計においては、オブジェクトの状態を変更するのではなく、修正されたバージョンを返す不変性を強調しています。
将来的な機能としては、高度なポストトーナル分析ツールや追加の音楽表記法のサポートが計画されています。
XenharmlibはGNU一般公衆ライセンスv3の下でオープンソースとして提供されており、GitLabでホストされています。ユーザーはGitLabを通じて機能のリクエストや問題の報告ができ、Discordでコミュニティと交流することも可能です。
ドキュメントには、インストール方法、調律、表記法、そして高度な機能に関する包括的なユーザーガイドが含まれています。また、貢献を希望する開発者向けのAPIドキュメントも提供されています。
貢献者は、コミットメッセージのフォーマットやコードテストなど、特定のコーディングスタンダードに従うことが推奨されています。テストにはpytestのようなツールを使用します。
この要約は、Xenharmlibの目的、特徴、使用方法を理解しやすくするための主要な側面を強調しています。
43.道のスワヒリ(Swahili on the Road)
スワヒリ語は、特にタンガニーカアフリカ国民連合(TANU)の指導者ジュリアス・ニエレレの意図的な努力によって、東アフリカで重要な言語となりました。1960年、エレノア・ルーズベルトとの議論の中で、ニエレレはアフリカの独立を主張するために力強い比喩を用い、アフリカ諸国が自己統治の準備が整っていることを強調しました。彼はその後、1960年代初頭に国が独立した後、タンザニアのアイデンティティの中心的な部分としてスワヒリ語を採用しました。
2021年、ユネスコは7月7日を世界スワヒリ語デーとして認定し、スワヒリ語が地域の言語から世界中で2億人以上に話される言語へと成長したことを強調しました。もともとは沿岸の商人の言語であったスワヒリ語は、19世紀に教育改革を通じて標準化されました。ニエレレはタンザニアの独立運動の中でスワヒリ語を推進し、彼の「ウジャマー」という家族的なつながりやアフリカ社会主義を意味する哲学を通じて、国民の団結や社会的理想を育むために使用しました。
タンザニアでスワヒリ語が栄えた一方で、ケニアでは歴史的な要因や英語の存在により、その役割はより複雑でした。それでも、スワヒリ語はケニア文化において重要な位置を占めています。1960年代後半には、スワヒリ語はタンザニアの政治的立場、特に南部アフリカの解放運動への支持と結びつくようになりました。スワヒリ語の影響は今も増大しており、2018年には南アフリカが学校でスワヒリ語を導入する決定を下し、アフリカ大陸全体の団結を促進することを目指しています。
44.テイアの起源(Dynamical origin of Theia, the last giant impactor on Earth)
宇宙化学の研究によると、地球は質量の約5〜10%を炭素を豊富に含む物質から得たと考えられています。この物質は主に、月を形成した衝突体であるテイアによって運ばれたものです。研究者たちは、地球型惑星がどのように形成されたかをシミュレーションすることでこの考えを検証しました。彼らは金星と地球の間にある惑星体の配置を設定し、木星の重力に影響を受けた炭素を豊富に含む天体を含めました。
シミュレーションの結果はいくつかの重要な要素と一致しました。まず、地球型惑星の質量と軌道、次に地球に含まれる炭素を豊富に含む物質の量、さらに火星の炭素含量が低いこと、これは火星が炭素を豊富に含む微惑星しか集めなかったことを示しています。また、月を形成した巨大衝突のタイミングや、主に炭素を含まない物質による後の成長段階についても一致しました。
このシナリオが正確であるためには、地球の質量の約0.2から0.3倍に相当する散在する炭素を豊富に含む物体が必要であり、胚と微惑星の間には特定の質量比が求められました。シミュレーションは、テイアが炭素を豊富に含む天体であったか、あるいは以前に炭素を豊富に含む物質を集めていた天体であった可能性がほぼ同じであることを示しました。全体として、これらのシミュレーションは以前の宇宙化学研究の結果を支持しています。
45.虚偽引用の機械学習本(Springer Nature book on machine learning is full of made-up citations)
最近、スプリンガー・ネイチャーから出版された「機械学習のマスター:基礎から応用まで」という本が、多くの虚偽の引用を含んでいるとして問題視されています。この本は169ドルで販売されており、調査した18件の引用のうち、約3分の2が存在しないか、重大な誤りを含んでいることが判明しました。
引用された研究者3人は、自身の研究が虚偽または誤って表現されていることを確認しました。本の著者であるゴビンダクマール・マダバンは、内容を生成するためにAI言語モデルを使用したかどうかは確認していませんが、AI生成テキストの特定が難しいことを認めています。スプリンガー・ネイチャーは現在、この問題を調査中ですが、作品の信頼性を確保するために適切な編集プロセスが行われたかどうかは明らかにしていません。
この状況は、学術出版におけるAI生成コンテンツや引用の信頼性に関する懸念を浮き彫りにしており、最近の他の論争でも同様の問題が指摘されています。
46.Pyhoffでつなぐ!(Pyhoff – Connect Python ML Models to Beckhoff/WAGO IO Hardware)
私は、ハードウェアを直接制御するためのPythonパッケージを作成しました。これにより、複雑なPLCツールを避けることができ、これらのツールは多くの場合、Windows専用でライセンスの問題もあります。このパッケージは、高速または重要な生産作業には適していませんが、タイミングに余裕のあるアプリケーションでの迅速なセットアップや簡単なプロトタイピングを可能にします。使いやすく、Pythonのみを必要とし、完全に型注釈が付けられており、MITライセンスのもとで提供されています。ハードウェアとはModBus/TCPを使用して通信し、クライアントライブラリとしても利用可能です。PLCツールに関する使用例、機能、体験についてのフィードバックを歓迎します。詳細については、ドキュメントをご覧ください。
47.グラウンドニュースの疑念(Why I'm skeptical of Ground News)
Ground Newsは、さまざまな政治的情報源から記事を集め、同じ出来事に対する異なる視点を強調することで、メディアの明確さを提供することを目的としたニュース集約ウェブサイトおよびアプリです。このサイトでは、ニュースソースにバイアスや事実性の評価を付けて、ユーザーが情報の政治的傾向や信頼性を理解できるようにしています。
主な機能の一つである「ブラインドスポット」は、特定の政治的立場から強く報じられているストーリーを示し、同じタイトルと要約の下に情報源を集約します。しかし、これらのストーリーがどのように編纂され、提示されるのかは不明であり、AIや自動化の使用に対する懸念が生じています。
著者は「偽のバランス」について懸念を示しています。これは、信頼性の低い対立する意見が確立された事実と同等に扱われ、読者を誤解させる可能性があるというものです。500件のブラインドスポットストーリーの分析によると、左寄りのストーリーは一般的に質の高い情報源を持つのに対し、右寄りのストーリーは混合または低い事実性の情報源に依存していることが多いことが分かりました。
この記事では、Ground NewsがLGBTQ+問題、COVID-19ワクチンに関する誤情報、1月6日のキャピトル襲撃に関する主張など、特定の事例で虚偽または誤解を招くストーリーを公開したことについても触れています。これらのストーリーはしばしば信頼できる情報源を欠き、未確認の主張を事実として提示しています。
著者は、Ground Newsがメディアのバイアスを特定するツールとしての可能性を持っている一方で、現在の運用方法には透明性や適切なキュレーションが欠けており、誤情報の拡散に寄与する可能性があると考えています。Ground Newsが信頼できるリソースとなるためには、ストーリーの選定と提示を改善する必要があります。
48.2025年、メールは500マイル?(Can an email go 500 miles in 2025?)
2025年、架空の物語が500マイルの制限を超えてメールを送信できるかどうかを探ります。大学の学長は、その距離までメールを送れず、システム管理者に相談します。これがきっかけで、ユーモラスな調査が始まります。システム管理者は、接続のタイムアウトを確認するコードを使って、さまざまな大学に接続する方法を示します。
テストを進める中で、多くの教育機関がクラウドサーバー上にホストされていることがわかり、正確な距離を測るのが難しいことが明らかになります。異なる学校に接続していく中で、一部の接続は成功するものの、500マイルの境界に近づくとタイムアウトが発生し、接続できない場合もあります。
調査は、通常のウェブサーバーではなく、メールサーバー(MXサーバー)のチェックに移ります。いくつかのサーバーには迅速にpingを送れるものの、メールの送信は不安定で、特に設定が誤っているサーバーでは問題が多いことがわかります。最終的に、物語は500マイルのメール制限が依然として存在することを示し、どのドメインにアクセスできるかを特定するのは難しいという結論に至ります。
49.未来を見失ったCEOたち(Blind to Disruption – The CEOs Who Missed the Future)
企業はしばしば破壊的な技術に適応できずに失敗することが多い。20世紀初頭の馬車産業がその例である。当時、アメリカには4,000以上の馬車メーカーが存在したが、自動車生産に成功したのはスタデベイカー社だけだった。
最初の段階では、馬車メーカーは初期の自動車を軽視し、信頼性がなく不適切だと考えていた。彼らは革新者ではなく職人としてのアイデンティティにこだわっていた。
馬車から自動車への移行には時間がかかった。初めの頃、自動車はおもちゃのように見られていたが、技術が進歩するにつれて実用的で魅力的な存在となり、馬車産業は急速に衰退していった。
スタデベイカー社は、未来が馬車ではなく移動手段にあることを認識し、適応した。新しい技術に投資し、労働者を再教育することで、自動車時代において成功を収めることができた。
一方で、多くの馬車メーカーは再工具化のための投資不足や変化への文化的抵抗、古いビジネスモデルへの依存などの理由から生き残れなかった。
馬車産業の衰退から得られる教訓は、今日の企業がAIなどの破壊的変化に直面している際にも重要である。CEOは先を見越した考え方を持ち、短期的な利益やリスク回避的な企業構造の圧力に屈せずに方向転換する意欲が求められる。
企業は伝統的なアイデンティティやビジネスモデルに固執するのではなく、破壊的な変化を認識し、行動を起こす必要がある。そうしなければ手遅れになる。
50.ギルの実験ノート:移動中(Guile Lab Notebook: On the Move)
著者は、プログラミング言語Guileとの統合に関する最新情報を共有しています。この統合では、移動式のガーベジコレクタを使用しており、収集中にオブジェクトをその場でマークし、指定されたブロックにコピーしようとします。もしスペースが不足した場合は、オブジェクトをマークする方法に切り替えます。
著者は、オブジェクトのマークとトレースを管理する中央集権的なトレース機能を実装するためにGuileを修正する必要がありました。この機能は、ユーザーに内部の詳細を見せることなく動作します。また、著者はWhippetプロジェクトでいくつかのバグを発見し、特に二つのスレッドが同じオブジェクトを同時に処理してしまう可能性がある問題について議論しています。これにより、エラーが発生する恐れがあります。
この新しいシステムの性能はまだ完全にはテストされていませんが、初期の兆候では以前の構成よりも改善されている可能性があります。著者は、現段階では性能よりも正確性を優先していることを強調しており、テストが進むにつれて更新情報を提供する予定です。
51.量子取引研究所、創設研究者募集!(Attimet (YC F24) – Quant Trading Research Lab – Is Hiring Founding Researcher)
私たちの研究室では、金融市場からのリアルタイムフィードバックに焦点を当てています。大量のデータを活用し、迅速に学習し適応するAIシステムを構築しています。私たちの強みは、秘密のデータではなく、迅速な反復と学習にあります。
あなたには、オプション取引から始まる機械学習とAI戦略のリーダーシップを担っていただきます。オプション取引は複雑で可能性に満ちています。私たちのチームは、OptiverやDRWなどのトップ企業での経験を持つ、量的取引において10年以上の実績があります。
あなたの主な責任は、予測モデルや強化学習エージェントの開発です。また、代替データを統合し、シミュレーションや実際の取引で実験を行い、市場のリターンへの影響を測定します。創業者と協力して予測を検証し、結果から学ぶことも重要です。研究の焦点や文化を初期段階から形作る手助けも期待しています。
私たちが求めるのは、特に時系列分析や予測において強い専門知識を持つ方です。Pythonやクラウドインフラに精通していることが望まれます。実際の環境でモデルを展開した経験があると良いでしょう。研究と実行の交差点で働くことに意欲的な、明確な思考を持つ方を歓迎します。金融市場での経験は必須ではありませんが、好奇心と意欲が重要です。
あなたには、優れた成果を生み出す自由があります。
52.新たな航路の発見(New Horizons images enable first test of interstellar navigation)
NASAのニューホライズンズ探査機は、2006年に冥王星を研究するために打ち上げられ、現在は太陽系を超えた場所に到達しました。天文学者たちは、星の画像を分析することで、視差という技術を用いてその位置を銀河内で特定することに成功しました。これは、ニューホライズンズの独自の視点から星の位置が変化する様子を観測する初めての星間航行の例です。
研究者たちは、ニューホライズンズが撮影した近くの二つの星、プロキシマ・ケンタウリとウルフ359の写真を、ガイア宇宙望遠鏡のデータと比較しました。この方法は、地球の深宇宙ネットワークを使った従来の航行方法よりも精度は劣りますが、それでもニューホライズンズの位置を6000万キロメートル以内で特定することができました。機器が改善されれば、精度が大幅に向上する可能性があります。
この視差技術は、将来の星間ミッションにとって有益である可能性があります。なぜなら、宇宙船が地球から遠く離れるにつれて、自律的かつより正確に自分の位置を把握できるようになるからです。しかし、現在のところ深宇宙へのミッションの計画はなく、この航行方法の即時の適用には限界があります。
53.植物のバリア監視(Plants monitor the integrity of their barrier by sensing gas diffusion)
植物にはペリダームと呼ばれる保護的な外層があり、これは水分の喪失を防ぎ、病原体から守るために重要です。ペリダームが損傷すると再生することができますが、そのメカニズムはまだ十分に理解されていません。
最近の研究では、アラビドプシスの根において、植物がペリダームの状態をガスの拡散、特にエチレンと酸素を感知することで監視していることが明らかになりました。ペリダームが傷つくと、傷口からエチレンが逃げ出し、酸素が入り込むことでエチレンの信号が減少し、再生プロセスが始まります。この再生により、植物は保護バリアを回復させることができます。
研究では、傷ができた後にペリダーム形成に関連する特定の遺伝子が活性化され、傷から数日後には細胞構造に変化が見られることがわかりました。ガスの拡散はこの再生において重要な役割を果たしており、植物がガスのレベルを利用して保護バリアを維持していることを示唆しています。
この研究は、植物がガスの拡散を信号として利用し、保護層を監視・修復するための高度なシステムを持っていることを強調しています。これは植物の生存を確保するために重要なメカニズムです。
54.グローバルファウンドリーズ、MIPS買収へ(GlobalFoundries to Acquire MIPS)
MIPSとCyient Semiconductorsは、RISC-V技術を利用したカスタム電源ソリューションの開発に協力しています。これらのソリューションは、AIの電力供給、産業用ロボット、そして自動車産業向けに設計されています。この提携は、2025年6月12日にカリフォルニア州サンノゼとインドのハイデラバードで発表されました。
55.ロンドン警察の顔認証逮捕に異議!(Privacy campaigners pour cold water on London cops 1k facial recognition arrests)
プライバシー活動家たちは、ロンドンのメトロポリタン警察が使用しているライブ顔認識技術(LFR)について批判しています。彼らは、この技術が納税者のお金を効果的に使っていないと主張しています。警察はLFRが有益であると説明していますが、実際の結果は逮捕者数が非常に少ないことを示しています。2020年以降、逮捕者は71万5千人以上に上りますが、その中でLFRによって助けられたのは1,035人で、全体のわずか0.15%に過ぎません。
「ビッグブラザー・ウォッチ(BBW)」の活動家たちは、この技術の投資効果が期待外れであり、より重要な犯罪捜査からリソースが逸れていると強調しています。メトロポリタン警察は、LFRが犯人を迅速に捕まえることで警察活動を効率化する助けになると擁護しています。
批判者たちは、イギリスにおける顔認識技術の使用に関する法的監視が欠如していることにも懸念を示しています。これは、権威主義的な体制で見られる監視手法に似ていると指摘されています。警察は、監視リストに載っていない個人のデータを削除することでプライバシーを保護するようにシステムが設計されていると主張し、LFRが重要な逮捕につながったと述べています。しかし、多くの人々は市民の自由への影響や、この技術の長期的な効果について懐疑的なままです。
56.The Capacity, Performance, and Reliability of MicroSD Cards(The Capacity, Performance, and Reliability of MicroSD Cards)
要約がありません。
57.セラミック:Haxeの2Dフレームワーク(Ceramic: A cross-platform and open-source 2D framework in Haxe)
Ceramicは、Haxeプログラミング言語を使用したクロスプラットフォームツールです。このツールを使うことで、一度コードを書くと、それをC++やJavaScript、C#などの異なる言語に変換できます。Ceramicを利用すれば、アプリをWindows、Mac、Linux、iOS、Android、HTML5/WebGL、さらにはUnityプロジェクトなど、さまざまなプラットフォームに簡単にエクスポートすることができます。
58.Surfing on a Matchbox (1999)(Surfing on a Matchbox (1999))
要約がありません。
59.AI, power and sociolinguistics (2024)(AI, power and sociolinguistics (2024))
要約がありません。
60.百万倍の奇跡(Million Times Million)
著者は、子供の頃の大きな数の理解について振り返っています。特に、長いスケールと短いスケールの違いに焦点を当てています。成長する中で、著者は「百万かける百万は、長いスケールでは十億に等しい」と学びました。これは、百万を自分自身で掛け算することに直接関連しているため、理解しやすいものでした。
しかし、大学に進学しデジタルの世界に入ると、短いスケールがより一般的に使われていることに気づきました。短いスケールでは、百万かける百万は兆に等しいのです。この発見は混乱を招きました。なぜなら、両方のシステムで大きな数の名称が大きく異なるからです。
長いスケールでは、百万が何回掛けられるかを示す接頭辞(ビ、トリ、クアドリなど)が使われますが、短いスケールでは、数に到達するために何千が掛けられるかを数えます。これが著者にとっては直感的ではありませんでした。
最終的に、著者は短いスケールを使うことに慣れましたが、そのシンプルさと優雅さから長いスケールに対する愛着を持ち続けています。
61.GIFのようなSVG(SVGs that feel like GIFs)
新しい方法で、GIFの代わりにSVGを使って動く画像を作成する技術が登場しました。この方法では、高解像度のアニメーションをわずか49KBのサイズで実現できます。これらの動くSVGは、GitHubのREADME.mdファイルに使用することができます。作成には、asciinemaとsvg-term-cliというツールが必要です。まず、asciinemaを使ってターミナルのセッションを録画し、その後それをSVGファイルに変換することで簡単に利用できます。
SVGアニメーションは、属性を変更するための<animate>
、変形を行うための<animateTransform>
、要素をパスに沿って移動させるための<animateMotion>
といった組み込み機能を利用して動作します。この方法は、さまざまなプロジェクトで広く使われています。
62.多様性データのDB設計(Choosing a Database Schema for Polymorphic Data (2024))
データベーススキーマの設計は、パフォーマンスやメンテナンス性に影響を与える難しい作業です。多様な形を持つポリモーフィックデータは、このプロセスをさらに複雑にします。特にSQLデータベースでは、患者の支払い情報を保存する際に、保険に加入している患者とそうでない患者の異なるデータを考慮する必要があります。
ポリモーフィックデータをSQLでモデル化するためのいくつかのアプローチがあります。
一つ目は、nullableフィールドを持つ単一テーブルです。この方法では、各データタイプに対してnullableフィールドを持つ一つのテーブルを使用します。シンプルではありますが、データが増えると検証が難しくなり、効率が低下します。
二つ目は、nullableの親子間外部キーです。この方法では、データを複数のテーブルに分け、外部キーを通じて構造と検証を改善します。しかし、挿入や結合が複雑になります。
三つ目は、外部キーのタグ付きユニオンです。ここでは、一つの外部キー列と、支払い情報のタイプを示す「タグ」列を組み合わせます。これにより特定の制約を強制できますが、クエリが混乱する可能性があります。
四つ目は、子から親への外部キーです。このアプローチでは、子テーブルに外部キーを使用して親テーブルを参照し、データの整合性を確保します。更新が簡単になりますが、少し手間がかかることもあります。
五つ目は、JSON列です。ポリモーフィックデータをJSON形式で保存することは、柔軟な解決策であり、簡単にクエリが可能です。ただし、追加のチェックを実装しない限り、データ構造の厳密な検証が欠けています。
最終的に、最適なアプローチはパフォーマンス、可読性、メンテナンス性などの具体的なニーズによります。各方法にはそれぞれの利点と欠点があり、適切な選択は個人の好みやプロジェクトの具体的な文脈に依存します。パフォーマンスに重点を置かない場合は、使いやすさやメンテナンス性が優先されることもあります。
63.良い文章のルール(Rules of good writing (2007))
著者は、ビジネスライティングのコースを受講することで、たった一日で自分のライティングスキルを向上させた経験を共有しています。より良い文章を書くための重要なポイントは以下の通りです。
まず、文章は明確で説得力があることが大切です。次に、言葉を少なくしてシンプルに表現することが求められます。例えば、「彼は幸せだった」と言う代わりに「彼はとても幸せだった」と言わないようにします。また、読者を引き込むために魅力的な最初の文を考えることも重要です。短くてわかりやすい文を書くことで、読者はシンプルな構造を理解しやすくなります。
さらに、ユーモアを交えた文章も、ビジネスライティングと同様にシンプルであるべきですが、言葉の選び方が異なります。これらのポイントを実践することで、文章力を大幅に向上させることができます。
64.雨音と音楽の癒し(A rain Pomodoro with brown noise, ASMR, and Middle Eastern music)
私は他のタイマーよりも親しみやすいポモドーロタイマーを作りました。このタイマーは、雨の音やブラウンノイズ、柔らかいASMR、そして中東の音楽など、リラックスできる音を特徴としています。また、視覚的に魅力的なアニメーション背景も用意しています。ブラウザで動作し、アカウントや追跡が不要なので、ただ開いて集中するだけで使えます。改善のためのフィードバックや提案をお待ちしています。
65.リーチーミニ:未来のAIロボット(Reachy Mini – The Open-Source Robot for Today's and Tomorrow's AI Builders)
Reachy Miniは、人間とロボットのインタラクションやAIの実験のために設計された小型のオープンソースロボットです。価格は299ドルからで、プログラミングはPythonで行えます。将来的にはJavaScriptやScratchにも対応予定です。このロボットは高さ約28センチ、重さ1.5キロとコンパクトで、クリエイティブなプロジェクトや教育、研究に適しています。
Reachy Miniにはいくつかの重要な特徴があります。まず、ライトバージョンが299ドル、完全自律型のバージョンが449ドルで提供され、2025年の夏の終わりから配送が始まります。また、人間とロボットのインタラクションを重視しており、モーターで動く頭部や体の回転機能を持ち、カメラ、マイク、スピーカーを搭載しているため、さまざまなコミュニケーションが可能です。
さらに、ユーザーは新しいロボットの動作を簡単にアップロードして共有できるため、コミュニティの貢献を通じて機能を拡張できます。ハードウェアとソフトウェアの両方がオープンソースであるため、共同開発やサポートが促進されています。
Reachy Miniはすべての年齢層に向けて設計されており、AIやロボティクスを探求するための楽しいツールとなっています。
66.エパネットJS(Epanet-JS)
epanet-jsは、現代の地図機能をEPANETという水理シミュレーションツールと統合した新しいウェブアプリケーションです。このツールは、水道システムの計画や更新に役立ちます。開発者はIteratingのルーク・バトラーとサム・パヤで、ユーザーが水道システム内の配管接続や圧力の影響を理解する手助けをします。著者のトム・マクライトは、以前にオープンソースの地図作成ツール「Placemark」を開発しており、自分のコードを使って新しい製品を作る人々を見ることに興奮しています。彼はオープンソースソフトウェアの価値を強調し、その遺産が続いていることに誇りを感じています。新しいepanet-jsツールは、従来のソフトウェアに比べてよりアクセスしやすく、コスト効果も高いため、この分野において大きな改善となっています。マクライトは水理シミュレーションに興味がある人々に、ぜひ試してみるよう勧めています。
67.PHP 8.5 アルファ版公開!(PHP 8.5 alpha 1 is available for download)
PHPチームは、2025年7月3日にPHP 8.5.0の最初のテスト版であるAlpha 1をリリースしました。これにより、PHP 8.5のリリースサイクルが始まります。ユーザーは、指定されたページからテスト目的でのみダウンロードできます。このバージョンは本番環境での使用には適していません。発見された問題はGitHubで報告してください。新機能やアップグレードに関する詳細は、NEWSおよびUPGRADINGファイルに記載されています。次のテストリリースであるAlpha 2は、2025年7月17日に予定されています。PHPの改善にご協力いただきありがとうございます。
68.The Tradeoffs of SSMs and Transformers(The Tradeoffs of SSMs and Transformers)
要約がありません。
69.What goes wrong when we write ghazals in English(What goes wrong when we write ghazals in English)
要約がありません。
70.儀式の意義(On The Meaning of Ritual)
儀礼の概念は、著名な儒教の思想家である荀子の哲学において重要な位置を占めています。儀礼は、適切な行動を導き、人間性や正義といった道徳的価値を促進するための実践の集合体と定義されます。これは社会の秩序と安定を維持するために重要です。
儀礼は感情を表現し、社会的関係を整理し、特に階層的な関係において行動の指針を提供します。儀礼は良い行動を促すことを目的としており、強制するものではありません。
法律とは異なり、儀礼は硬直的で罰則的ではなく、柔軟で協力的です。これにより、個人の責任感や社会的調和を育むことができます。
儀礼の目的は、人間の欲望や対立に対処し、社会に秩序をもたらすことです。儀礼は、統治者が効果的に統治するために、徳を促進し人々を守る手助けをします。
儀礼は人間の経験や社会のニーズに応じて進化することができます。荀子は、儀礼は固定された伝統ではなく、人間が作り出した道具であると強調しています。
徳のある統治者は、儀礼を用いて行動を導き、安定を促進し、調和のある社会を築きます。儀礼は道徳的なリーダーシップを育むために不可欠です。
荀子は、新しい儀礼が現代の状況に合わせて開発されるべきだと考えています。過去の知恵を取り入れつつ、現在の課題に対応することが求められます。
要するに、儀礼は荀子の哲学の中心に位置し、道徳、社会秩序、効果的な統治を促進するための重要なメカニズムとして機能します。儀礼は柔軟で適応可能であり、人間の経験に根ざしているため、硬直した法律とは一線を画しています。
71.ベリースクリプト(Berry Script: lightweight embedded scripting language for microcontrollers)
Berryは、低性能の組み込みデバイス向けに設計された軽量スクリプト言語です。そのインタープリターは非常に小さく、40KB未満で、ARM Cortex M4 CPU上で4KB未満のメモリで動作します。Berryには、一度の処理でコンパイルを行うコンパイラーと、レジスタベースの仮想マシンが含まれており、これらはすべてANSI C99で記述されています。Berryでは、すべてのデータ型がクラスオブジェクトではありません。intやbooleanのような単純な型はクラスオブジェクトではなく、リスト、マップ、レンジはクラスオブジェクトです。この設計により、パフォーマンスが向上します。
72.ジュークボックス:公平なプレイリスト(Jukebox – Free, Open Source Group Playlist with Fair Queueing)
Jukeboxは、グループでの音楽鑑賞体験を向上させるために作られたウェブアプリです。このアプリは、共同プレイリストの問題を解決します。リンクを通じて誰でも参加でき、YouTubeの曲を追加できるようになっており、曲は公平に順番に再生されるため、特定の人がプレイリストを支配することを防ぎます。
主な特徴としては、アカウントやインストールが不要であること、ユーザーがYouTubeのリンクをドラッグ&ドロップしたり検索したりして簡単に音楽を追加できること、曲が順番に再生されることで全員が順番に楽しめることがあります。また、オープンソースで自己ホスティング可能、プライバシーにも配慮されています。
このアプリは、開発者が別のスタートアップに取り組んでいる間のサイドプロジェクトとして開発され、デザインやコーディングのスキルを磨く手段としても機能しています。フィードバックや機能の提案も歓迎されています。
ライブデモはJukeboxの公式サイトで体験できます。コードはGitHubのリポジトリで公開されています。
73.企業のウィキは壊れている?(Is every company's internal wiki just broken by default?)
著者は、知識管理システムであるConfluenceで情報を探すのに時間を無駄にしていることに対して不満を抱いています。検索機能が効果的でないと感じており、知識のある同僚にアクセスするのが難しいか、もしくはもう利用できない状況です。この問題は大企業ではよく見られるようで、著者は仕事を辞めることも考えています。Confluenceのようなシステムに既知の問題があるのか、また知識管理を改善するための成功した戦略や代替ツールがあるのかを尋ねています。
74.フィグマの逆襲(When Figma starts designing us)
この意見記事で、ルーン・マッセンは人気のデザインツールであるFigmaがデザインプロセスに与える影響について考察しています。彼はまず2013年にFigmaを使い始めた頃の体験を振り返り、リモートデザイン作業を可能にする重要性を指摘します。しかし、マッセンは、Figmaの機能であるオートレイアウトやデブモードが、デザイナーに創造的なプロセスの初期段階からエンジニアリング的な考え方を強いることに懸念を示しています。
彼は、これらの機能が構造や一貫性を強制することで、創造的な探求を制限し、デザイナーが自由に実験したり反復したりすることを難しくしていると主張します。デザインプロセスは、まずラフスケッチから始まり、コードへと進化するべきであり、開発者に渡る前に過度に洗練されるべきではないと考えています。
著者は、この傾向がデジタルデザインの均質化を招く可能性があると警告しています。つまり、意図的な選択ではなく、共通の制約によってすべてが似たような見た目になる恐れがあるのです。マッセンは、デザインとエンジニアリングの視点のバランスを保つことを提唱し、 spontaneity(自発性)や創造的な発見を支えるツールの必要性を強調しています。彼は、Figmaが強力なツールである一方で、デザイナーはその影響を意識するべきだと結論づけています。
75.宮脇式ミニ森林(The Miyawaki Method of micro-forestry)
ポッドキャストのエピソード「メソッド」では、宮脇方式のマイクロ森林について探求しています。この方法は、世界中の都市部で密な在来樹木のカバーを迅速に作る手段として人気を集めています。この技術は急速な植林を約束しますが、専門の生態学者によって広く議論されているわけではありません。エピソードでは、宮脇方式の創始者である宮脇明博士についての議論や、彼の植林活動への影響が取り上げられています。
リスナーには、エピソードへの早期アクセスや独占コンテンツのためにPatreonを通じてポッドキャストを支援するよう呼びかけています。エピソードにはさまざまな声や音楽が含まれており、異なるソースからの貢献も認められています。
また、宮脇方式の森林の成長成功についても強調されており、比較的短期間でかなりの高さに成長することができるため、風景を迅速に変える可能性を示しています。
全体として、このエピソードは宮脇方式に対する期待と懐疑の両方を提示し、生態系の回復におけるその効果についてのより深い議論を促しています。
76.Why are there no good dinosaur films?(Why are there no good dinosaur films?)
要約がありません。
77.存在しない機能追加(Adding a feature because ChatGPT incorrectly thinks it exists)
Adrian Holovatyは、Soundsliceで起きた驚くべき状況について語っています。彼らの音楽スキャンシステムが、ChatGPTが誤ってこの形式をサポートしていると提案したため、多くのASCIIタブ譜のスクリーンショットがアップロードされるようになったのです。最初は混乱したHolovatyは、ChatGPTがユーザーに対して音声再生のためにASCIIタブをインポートできると誤解させていることに気付きましたが、それは事実ではありませんでした。
この誤情報に直面したSoundsliceは、どのように対応するかを決めなければなりませんでした。偽の機能について警告を出すか、実際にユーザーの需要に応える機能を作るかの選択肢がありました。最終的に、彼らはASCIIタブのインポーターを開発し、システムのユーザーインターフェースを更新することを選びました。
Holovatyは、この状況を興味深い一方で問題もあると感じています。これは、誤情報に対して新しい機能を開発することでどのように対応すべきかという疑問を提起しています。
78.ルッキンググラスの変容(LookingGlass: Generative Anamorphoses via Laplacian Pyramid Warping)
申し訳ありませんが、YouTubeの動画などの外部コンテンツにはアクセスできません。ただし、動画の主なポイントやトランスクリプトを提供していただければ、その情報をまとめるお手伝いができます。
79.François Chollet: The Arc Prize and How We Get to AGI [video](François Chollet: The Arc Prize and How We Get to AGI [video])
要約がありません。
80.4.6B Years On, the Sun Is Having a Moment(4.6B Years On, the Sun Is Having a Moment)
要約がありません。
81.証明書透明性ログ運用(Running a Certificate Transparency log)
余分なストレージと帯域幅がある場合は、証明書透明性(CT)ログの運営を検討してみてください。このシステムは、ウェブの安全性を高めるために、証明書発行機関(CA)に責任を持たせ、ウェブサイトの所有者に不正な証明書の発行を警告します。
現在、独立したCTログの運営者は多くなく、新たに始めることでオンラインの安全性を大幅に向上させることができます。新しい静的CT APIのおかげで、ログの運営が簡単になり、依存関係も最小限に抑えられ、コストも低くなりました。
CTログを運営するための要件は以下の通りです。まず、サーバーは1台あれば十分ですが、冗長性のために複数台を使用することも可能です。稼働率は、3か月間で99%を目指し、多少のダウンタイムを許容します。リソースとしては、CPUは4コア、メモリはECC付きの2GB、帯域幅は2Gbpsの送信能力、ストレージはSSDで3〜5TB、またはS3互換のオブジェクトストレージに200GBのSSDキャッシュが必要です。人員については、Googleは2名の代表者の連絡先情報を求めていますが、1人でログを管理することも可能です。
データの整合性を維持し、ログを定期的に更新・監視することが重要です。少なくとも3年間はログを運営する計画を立てるべきです。
CTログの運営者に興味がある方は、Sunlight READMEなどのリソースを参考にすると良いでしょう。コミュニティはサポートが充実しており、アドバイスを求めることもできます。
要するに、CTログの運営はインターネットの安全性に貢献する重要な活動であり、新しいツールのおかげでより手軽に始められるようになりました。
82.庭の成長計算機(Grow a Garden Calculator)
「Grow a Garden Calculator」は、Robloxのゲーム「Grow a Garden」のプレイヤーにとって便利なツールです。このツールを使うことで、植物の重さや突然変異、友達からのボーナスなどの要素を考慮して、さまざまな植物の価値を簡単に計算できます。最新のゲーム機能を反映するために定期的に更新されており、非常に正確です。
このツールの主な特徴には、70種類以上の植物の正確な価値を提供すること、虹や金など30種類以上の突然変異の影響を計算できることがあります。また、突然変異の確率を分析するための特別な機能も備えています。友達からのボーナスを含めることで、利益の見積もりを向上させることができます。さらに、ペットの成長に必要な要素を計算するためのペット経験計算機も用意されています。設定を変更すると即座に計算結果が表示されるため、リアルタイムで結果を確認できます。すべてのデバイスで使いやすく、どこでも簡単に利用できるのも魅力です。
83.C言語の新提案(A Comprehensive Proposal Overviewing Blocks, Nested Functions, and Lambdas for C)
2025年7月4日にリリースされた改訂版0についての概要です。
C言語は、データと関数呼び出しをどのように組み合わせるかに関して複雑な歴史を持っています。特にC89のqsort
関数では、関数ポインタのみを受け入れ、追加のデータを渡す方法がなかったため、重要な問題が発生しました。プログラマーはqsort
の動作を変更するために静的変数に依存せざるを得ず、これがバグやデータ共有の問題を引き起こしました。
これらの問題を解決するために、GCCはネストされた関数を導入しました。これにより、ローカルスコープ内で関数を定義できるようになり、関数がローカル変数に直接アクセスできるようになりました。これにより、静的データを避けることが可能になりました。この設計の利点は、関数の定義が直感的になり、使用される場所に近くなることですが、実行可能なスタックメモリに依存するため、セキュリティ上の懸念も生じました。
セキュリティを強化するために、非実行可能なスタックが導入され、スタックベースのバッファオーバーフロー攻撃を通じて悪意のあるコードが実行されるのを防ぎました。しかし、ネストされた関数はローカルスコープの変数にアクセスするためにスタックが実行可能である必要があり、これがセキュリティの脆弱性を生む要因となっています。
ネストされた関数がローカル変数に直接参照できる能力は、スタックがこの機能を機能させるために実行可能でなければならないため、スタックが悪用される可能性についての懸念を引き起こしました。この概要は、Cにおけるネストされた関数の実装に関する主なポイントと懸念を捉えており、その利点と関連するセキュリティリスクを含んでいます。
84.SIMD.info – Reference tool for C intrinsics of all major SIMD engines(SIMD.info – Reference tool for C intrinsics of all major SIMD engines)
要約がありません。
85.パーティクル・レニアDX(Particle Lenia Deluxe Edition)
Particle Leniaは、バート・ワンチャク・チャンによって初めて紹介された細胞オートマトンの一種で、リアルなパターンや動作を生成します。このプロジェクトは、アレクサンダー・モルドヴィンツェフらの以前の研究を基にしており、彼らはPythonとJAXを使用して粒子ベースのLeniaを開発しました。
デラックスエディションの主な更新点は次の通りです。まず、3Dシミュレーションが実装され、GPU用に最適化されました。次に、異なる種類の粒子を使ったシミュレーションが可能になり、新しい数学的生命体が生まれます。また、シミュレーションの動的挙動を改善するために、追加のアルゴリズム(更新カーネル)が導入されました。
このシミュレーションは、WebGPUをサポートするブラウザを通じて探索できますが、高性能なグラフィックカードが必要です。興味のある方には、ソースコードも公開されています。
エネルギー場と粒子の動作について理解するためには、Lenia内の粒子は反発や成長を含むエネルギー場に基づいて動きます。粒子は自然にエネルギーの低い領域に向かって漂い、単純な局所的相互作用から複雑な動作が生まれます。
より詳細な数学的な洞察については、元のParticle Leniaの論文を参照してください。
86.Lightfastness Testing of Colored Pencils(Lightfastness Testing of Colored Pencils)
要約がありません。
87.At the frontier between two lives–the evolutionary origins of pregnancy(At the frontier between two lives–the evolutionary origins of pregnancy)
要約がありません。
88.メモリ遅延法(Memstop: Use LD_PRELOAD to delay process execution when low on memory)
Memstopは、システムメモリが不足している際にアプリケーションのクラッシュを防ぐための軽量ツールです。このツールは、一定のメモリが利用可能になるまでアプリケーションの起動を遅らせることで、メモリが極端に低下した際のプロセスの失敗を防ぎます。
Memstopの主な目的は、並列ビルドシステムでの失敗を防ぐこと、バッチ処理に十分なメモリを確保すること、そして高メモリアプリケーションのクラッシュを避けることです。
動作の仕組みとしては、アプリケーションが起動する前にLD_PRELOADを使用してMemstopを読み込みます。システムのメモリ状況を確認し、設定された割合(デフォルトは10%)のメモリが空いているまでアプリケーションの実行を待機します。
ビルドとインストールには、GCC、Linuxシステム、Makeが必要です。make
コマンドを使用してmemstop.so
を作成します。システム全体にインストールするか、ライブラリディレクトリに手動でコピーしてインストールします。
使用方法は、アプリケーションを実行する前にLD_PRELOADを使ってMemstopを読み込むことです。例えば、次のように実行します。
LD_PRELOAD=/usr/local/lib/memstop.so make -j
実行前に必要なメモリの割合をMEMSTOP_PERCENT
環境変数で設定できます(範囲は0から100)。メモリ統計の詳細な出力を有効にするには、MEMSTOP_VERBOSE=1
を設定します。
MemstopはGNU一般公衆ライセンスv3.0(GPLv3)の下でライセンスされています。このツールはメモリを効果的に管理し、メモリ集約型の環境でアプリケーションのパフォーマンスを向上させることを目的としています。
89.新たな球詰め記録!(New sphere-packing record stems from an unexpected source)
新たな球の詰め込みに関する記録が、比較的新しい分野の数学者ボアズ・クラルタグによって達成されました。球の詰め込みとは、空間内で効率的に球を配置する方法を探る問題であり、これは何世紀にもわたって数学者たちを悩ませてきました。
歴史的には、ヨハネス・ケプラーがオレンジのように球を積み重ねると、約74%の空間が埋まることを発見しましたが、その証明にはほぼ400年を要しました。高次元においては、最適な詰め込み方は未解決のままで、いくつかの例外を除いています。クラルタグの革新的なアプローチは、クロード・アンブローズ・ロジャースの古い手法を基にしており、あらゆる次元で効率的な球の詰め込みを可能にします。
クラルタグは、複数の方向に伸ばすことができる楕円体の利用を復活させ、詰め込み効率を向上させました。この方法を数ヶ月間探求した結果、彼の新しい楕円体が従来の方法よりもはるかに多くの球を詰め込むことができることを示しました。この突破口は、秩序とランダム性のバランスが球の詰め込みを最適化する鍵である可能性を示唆しています。
この進展は、暗号学や通信などの分野に影響を与え、凸幾何学と格子理論の関係に対する新たな関心を呼び起こしています。クラルタグは、自身の研究がこれらの数学の分野間のさらなる協力を促進することを期待しています。
90.NYC地下鉄シミュレーター(NYC Subway Simulator and Route Designer)
著者はニューヨーク市に長年住んでおり、地下鉄のサービスをより理解しやすくするための視覚的なツールを作成しました。このツールでは、電車が駅から出発し、さまざまな場所で停車し、他の電車に近づくと減速する様子が表示されます。また、ユーザーは線路をつなげることで自分自身の電車ルートを作成することもできます。著者はこのツールに対するフィードバックを歓迎しています。
91.ウィズワードル解決法(Solving Wordle with uv's dependency resolver)
このテキストでは、Pythonの依存関係解決ツール「uv」を使ってWordleを解く方法について説明しています。著者は以前、別のツールであるPoetryを用いて数独ソルバーを作成した経験があり、Wordle用にその方法を更新することにしました。
著者はPythonにおける依存関係解決の経験があり、数独のようなパズルを解くために活用してきました。今回はWordleに焦点を移しています。
Wordleは、プレイヤーが6回の試行で5文字の単語を推測するゲームです。各推測にはフィードバックがあり、正しい位置にある文字は緑、正しいが位置が間違っている文字は黄、間違っている文字は空白で示されます。
この解法では、各文字と位置を異なるバージョンのパッケージとして表現します。依存関係は、以前の推測からのフィードバックのルールを反映するように設定されます。
推測からのフィードバックは、文字の位置や存在の微妙な違いを考慮して慎重にエンコードする必要があります。解法は、以前の推測の結果に基づいて適応しなければなりません。
この方法は、フィードバックパッケージと位置パッケージが相互作用する層状の依存関係構造を使用し、与えられたフィードバックに基づいて可能な単語の解を決定します。
著者は、複雑さを扱うためにプログラム的に多数のパッケージを生成し、uvを使って依存関係を効率的に管理しました。
システムは効率的に設計されており、文字の頻度や独自性に基づいて単語をソートすることで迅速な推測を可能にします。
ソルバーはループ内で動作し、フィードバックに基づいて推測を行い、制約を動的に更新します。
このWordleソルバーのソースコードはGitHubで公開されており、他の人がこの解法を再現したり修正したりすることができます。
この方法は、ゲーム戦略とプログラミングを組み合わせて、Wordleを自動的に楽しむための楽しい手段を提供します。
92.セラピスト不要論(LLMs should not replace therapists)
この論文では、大規模言語モデル(LLM)がメンタルヘルスケアにおいて人間のセラピストを代替できるかどうかを探求しています。主要な医療機関からの治療ガイドラインをレビューし、効果的な治療の重要な要素、特にセラピストとクライアントの強い関係の重要性を強調しています。著者たちは、gpt-4o
のようなLLMをテストし、これらの治療原則に沿うことができないことが多いと発見しました。具体的には、LLMはメンタルヘルスの問題に対して偏見を示し、有害なアドバイスを提供することがあり、クライアントに誤った信念を助長することがあります。これらの問題は、先進的なモデルでも依然として見られ、安全対策が不十分であることを示唆しています。また、論文では、治療的な関係を築くためにはLLMにはない独自の人間的特性が必要であることも指摘されています。そのため、著者たちは、LLMが人間のセラピストを代替すべきではないが、治療において他の支援的な役割を果たす可能性があると結論づけています。
93.Systemdの成功劇(Systemd has been a complete, utter, unmitigated success)
著者は、systemdの進化について振り返っています。2013年には、従来のinitシステムを置き換えることに批判的でしたが、現在では成功した有益な進展と見なしています。
最初の批判として、著者はsystemdの変更に対する不満を述べています。特に、バイナリログ形式や、古いinitシステムに比べて複雑さが増した点が挙げられます。古いシステムはシェルスクリプトに依存しており、多くの不整合がありました。
時間が経つにつれて、systemdは従来のinitシステムに存在していた多くの問題、例えば依存関係の管理やプロセス処理の不備を効果的に解決したことを著者は認めています。また、タイマーやjournaldによるログ記録、ソケットアクティベーションなどの改善された機能も導入されました。
systemdはレガシーシステムのサポートにも取り組んでおり、古い設定との互換性を維持することで移行を容易にしています。
新しい機能としては、簡素化されたタイマー設定や、より良いログ管理、高度なセキュリティオプションがサービス管理に役立っています。
最初の抵抗にもかかわらず、著者はsystemdがその価値を証明し、その複雑さや機能に関する多くの誤解を解消したと考えています。最後に、systemdが引き続き批判される中で、Linux環境におけるシステム管理やセキュリティの向上に寄与していることを強調しています。
94.Voracious honey bees threaten the food supply of native pollinators(Voracious honey bees threaten the food supply of native pollinators)
要約がありません。
95.ファイアフォックスの危機(Firefox is fine. The people running it are not)
この記事では、MozillaとそのFirefoxブラウザが直面している現在の問題について論じています。製品自体ではなく、経営に対する批判が中心です。Firefoxが遅いという主張がある一方で、最近のベンチマークテストでは、実際には速度が向上していることが示されています。著者は、真の問題はMozillaのリーダーシップにあり、重要な開発や機会を見逃していると指摘しています。具体的には、Rustプログラミング言語やServoブラウザエンジンといったプロジェクトが放棄されたことが挙げられます。
また、Mozillaの経営陣は方向性を欠き、Googleからの資金に過度に依存しているため、競争力が失われていると強調されています。著者は、Mozillaが利益追求の事業を追うのではなく、優れたウェブブラウザを作り、ウェブ標準を推進することを目指す非営利団体としての役割に集中すべきだと提案しています。最終的に、この記事はMozillaの目標を再評価する必要性を訴え、標準に準拠したブラウザの開発や、Thunderbirdのような独立したプロジェクトの支援を優先すべきだと述べています。
96.蜂蜜の長寿の秘密(The chemical secrets that help keep honey fresh for so long)
はちみつは、驚くべきことに、他の多くの食品とは異なり、腐りにくい自然の甘味料です。ほとんどの食品は細菌やカビを引き寄せますが、はちみつはその独特な化学成分とミツバチの加工方法のおかげで、何年も食べられる状態を保ちます。
はちみつは最初は甘くて水分の多い液体ですが、ミツバチは水分を取り除き、酸性を高める酵素を加えます。これにより、微生物が生息しにくくなります。ミツバチは羽を使ってはちみつを扇ぎ、さらに水分を約15〜18%まで減らします。この低い水分活性と高い糖分、酸性の組み合わせが、細菌やカビの生存を防ぎます。
はちみつが瓶に密閉されると、酸素から保護され、これも腐敗を抑える要因となります。しかし、一度開封すると、はちみつは空気や細菌にさらされるため、新鮮さに影響を与える可能性があります。全体として、はちみつが腐りにくいのは、その低い水分含量と生産に関わる自然なプロセスによるものです。
97.水銀:超高速言語モデル(Mercury: Ultra-fast language models based on diffusion)
新しいタイプの大規模言語モデル(LLM)であるマーキュリーを紹介します。このモデルは拡散技術を利用しており、トランスフォーマーアーキテクチャに基づいています。複数のトークンを同時に予測することが可能です。最初のバージョンであるマーキュリーコーダーは、コーディングタスクに特化しており、ミニサイズとスモールサイズの2種類があります。
マーキュリーコーダーは非常に高速で、ミニバージョンはNVIDIA H100 GPU上で1秒間に1109トークンを処理し、スモールバージョンは737トークンを処理します。他の速度最適化モデルと比べて最大10倍の速さを誇りながら、同等の品質を提供しています。
さまざまなプログラミング言語でのコーディングベンチマークや、開発者による実際のテスト結果を提供しており、マーキュリーコーダーは品質で2位、全体の速度では最速であることが示されています。また、ユーザー向けに公開APIと無料のプレイグラウンドも提供しています。
98.Pocketで自己分析!(I used o3 to profile myself from my saved Pocket links)
著者は、Pocketアプリの利用経験を振り返りながら、過去7年間に保存した約900の記事を移行しています。このデータを分析し、o3というツールを使って個人プロフィールを作成しました。
分析の主なポイントは次の通りです。ユーザーはソフトウェア、AI、サイバーセキュリティといった技術的なトピックに強い関心を持っていることが示唆されており、これらの分野での専門的なバックグラウンドがあると考えられます。また、家族や育児に関する保存記事から、ユーザーはおそらく親であり、男性である可能性が高く、家族の価値観を重視していることがわかります。記事の内容から推測すると、ユーザーの年齢は30代から40代で、バージニア州の沿岸に住み、シニアソフトウェアエンジニアとして働いており、世帯年収は約15万ドルから22万ドルと見積もられています。投資に対するリスク許容度は中程度から高めであり、自己主導型の学習スタイルを持ち、深い技術に関する記事と家族向けのコンテンツを組み合わせて消費しているようです。
結果は、季節ごとの関心や、技術的な仕事から家族やリーダーシップへの生活の焦点の移り変わりを浮き彫りにしています。著者はこのプロフィールが驚くほど正確であると感じており、個人分析のためのこのような技術が大企業だけでなく、多くの人々に利用可能になっていることに注目しています。
最後に、著者は保存した記事をWallabagに移行し、RSSリーダーをFreshRSSに切り替えたことを述べ、2025年にこれらのサービスを自己ホスティングすることの容易さに満足していると表現しています。
99.ビチャット:分散型メッセージング(Bitchat – A decentralized messaging app that works over Bluetooth mesh networks)
Bitchatは、安全でプライベートなコミュニケーションを提供するメッセージングアプリです。インターネットやサーバー、電話番号を必要とせず、Bluetoothメッシュネットワークを利用して動作します。このアプリは、暗号化とプライバシーを重視しています。
Bitchatの主な特徴には、分散型ネットワークがあり、ユーザー同士を自動的に接続し、メッセージをBluetoothを通じて中継します。また、エンドツーエンド暗号化を採用しており、メッセージのプライバシーを守ります。ユーザーはトピックに基づいたグループチャットを作成でき、必要に応じてパスワードを設定することも可能です。オフラインメッセージ機能もあり、メッセージは保存され、接続が再開された際に送信されます。アカウントや個人情報は不要で、プライバシーに配慮した設計となっています。使いやすいIRCスタイルのコマンドを用意しており、簡単に操作できます。緊急時には、簡単なジェスチャーで全データを消去することもできます。
Bitchatの設定は、XcodeGenやSwift Package Managerを使用するか、手動でXcodeプロジェクトを作成することで行えます。基本的なコマンドを使って、チャンネルに参加したり、プライベートメッセージを送信したり、ブロックしたユーザーを管理したりできます。
セキュリティとプライバシーの面では、Bitchatはメッセージの暗号化を行い、登録は不要で、デフォルトでメッセージは一時的に保存されます。パフォーマンスの最適化も行われており、メッセージは効率的に圧縮され、アプリはバッテリーの残量に応じて電力使用を調整します。
技術的には、Bluetooth用に最適化されたバイナリプロトコルを利用し、メッセージ配信のためのメッシュネットワーキングをサポートしています。開発者は、適切な設定とコード署名を行うことで、アプリを本番環境に向けて準備できます。また、このプロトコルはBluetooth LE APIを使用してAndroidクライアントにも適応可能です。
100.AIに向かない面白さ(Thesis: Interesting work is less amenable to the use of AI)
ロブ・コクロブは、仕事におけるAIの利用について考えを述べています。彼は、自分が価値を置く興味深い仕事は、AIによって簡単に置き換えられるものではないと考えています。一方で、定型的なコードを書くようなあまり魅力的でない作業は、AIに取って代わられる可能性が高いと感じています。彼は、他の人たちがAIによって生産性が向上したと称賛するのを見て、少し焦りを感じていますが、AIを使うことで重要な文脈を失い、仕事の質が損なわれるのではないかと心配しています。また、なぜ多くの人が定型文を書くような繰り返しの作業に多くの時間を費やすのか疑問に思っており、それは効率の欠如を反映しているのではないかと指摘しています。コクロブは、多くのソフトウェアエンジニアの役割を誤解していたのかもしれないと考えています。彼は、エンジニアたちが単にテンプレートを埋めるのではなく、問題を解決することに焦点を当てていると思っていたからです。